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無責任な執筆

本日からnoteを始めました。

リトルライツとは私が運営するクリエイティブカンパニー。経営といっても、アパレル担当のパートナーとファッション・ビューティ系の編集である私、2人の力を合わせてクリエイティブなサービスを提供しています。主にアパレルの企画・制作、そして雑誌やウェブサイトのディレクションからライター業。ブランドのカタログやサービスメディアの企画や制作が主な仕事です。


じつは正直、現在のままじゃだめだって感じている。何ってこの働き方のこと。誰かに頼まれた記事だけを書き、絵を作ることに対してもやもやとしている。もちろん、歴史あるタイトルにお呼びいただきお仕事をいただけることは光栄なことだ。愛する仕事をしてお金をいただけることは素晴らしいこと。有力な冠がパスポートとなって様々な扉を開いてくれるのがいかにありがたいことか。その影響力やリーチできる世界の偉大さには、市井のライターには到底叶わない世界もあり、それがどれだけの財産になることか。20年近くこの仕事をしているので、重々分かっている。

でも、私自身はブランドになれているのか?という疑問が湧いてきた。ご指名でお仕事をくださる方々には本当にありがたく毎度ベストを尽くして応えている。私で良かった、おかげでいいものができた、助かったと、言っていただけることも一度や二度ではない。でも同時に思う自分がいる。この仕事、本当に私じゃないとダメなんだろうか?

いや、私じゃないとダメな仕事なんて、正直ないと思う。だから、自分じゃないとダメなことをやりたいな、と思ったわけです。時にはアーティストのように、湧き出る泉を形にして、価値ある価値を生み出していくことを生業としていきたい。世のため人のために活躍する存在である、美しい世界。そういうことをしながら生きていくのって、わがままでしょうか。

インターネットやSNSの台頭、働き方改革、結婚、出産。色々経験してまだまだ働き世代ど真ん中の自分。税金の使われ方に納得したいし、払っただけの年金分の手当は欲しい、自殺者の数は減って欲しい。シングルユースのプラスチックは減らしたいし、フェアトレードが増えてほしい、食べきれないほどの食べ物を作らないで欲しいし、保存料は減ってほしい。私たちの便利のために他の国の人が犠牲になっている仕組みは変わってほしいし、人種や性差の不理解は無くならなきゃいけない。人々が他人を理解し敬い、寛容になって気づかいあい、傷つけることのない社会にならなきゃいけない。そして、毎日働くこと、生きることに喜びを感じ、愛する人たちと幸せと感じながら健やかに美しく暮らして欲しい。美しく生きる、をみんなにして欲しい。

何かを始めるって簡単なことじゃない、けど、私の場合、難しく考えすぎもダメ。安易だけれども、小さな炎を不安やモタモタで消したくない。ロケットが発射するような瞬発力が取り柄とよく言われる私なりの、とりあえず無責任なアクションを少しづつスタートしていきたい。これが正しいかだって、わからない。でもとりあえずやるのみ。



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