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40人と話したら”住”に関する意識に変化があったので整理してみた

広島って、中国山地と瀬戸内海がとても近く、いわゆる山と海が同時に味わえる贅沢な地域です。

そんな場所で、インタビュー形式の会話を通じて聴いているのは個人の経験談なのですが、もう一つ、知らず知らずのうちにその「場所」自体の魅力も吸収していたんだと気づいたので、今日はそのことを。

海か山かと聞かれたら、海だと思う。

特に海辺で育ったわけでも、すごい山の中で育ったわけでもないです。ただ、いろんな方とお会いする中で思いのほか「島」に行く機会が多かったんです。そこで感じた「なんか好き」という感情。というわけで、なんか好きってなにが好きなん?という自問自答をしてみました。

1、 海が見えると心が落ち着く

調べてみると、波の音にはこんな効果があるらしいってことがわかりました。

自然の音には緩やかに変化する「1/fゆらぎ」(エフぶんのいちゆらぎ)」と呼ばれる特性がある。私たちの体は、「1/fゆらぎ」を感知すると自律神経が整えられて精神が安定する。特に、自然界の「1/fゆらぎ」は脳内をα波状態にしてくれて、ストレス解消や集中力の向上も期待できる。

これ以外にも、海の色=青は心を落ち着けてくれる色っていうのにも納得。

2、 人同士の交流がそこそこ盛ん

島の方とか、海辺の方の「気質」が好きです。すごい干渉している感じでもないのに、お互いのことをよく知っている。あと、途中から入ってきた人や知らない人のことも受け入れてくれる懐の広さを感じます。よく田舎は人付き合いがめんどくさそうって思われがちだし実際都会よりは濃厚な付き合いがあるのは確かだと思いますが、逆にそれがないと寂しいじゃん。。。

あるものを直して住むという考え

撮影する中で、ご自宅に伺うことも何度かありました。そこで、元々ある家を自分たちの好みに直して使っているのっていいなぁと思いました。私はそういう家に住んだことはないし、ずっと日本の新築は素晴らしいと思っていましたが、最近初めて田舎の一戸建ての中古っていいなと思いました。まぁ、それこそいいなと思える物件に巡り合えるかどうかのご縁もあると思いますが。

大人は良くても子どもはどうなるんだという懸念

こう書くと「海が見える田舎で中古物件をリノベーションして暮らたい人」みたいになってますが、もちろん懸念もあります。

それは、教育のこと。

田舎にいると、受けられる教育の選択肢が狭まるんじゃないかなという不安。実際、撮影で話を聴いた方の誰もが「子どもには一回外に出て広い世界を見てきてほしい」と言っていました。でも、もしかして今の子どもたちの時代はどこにいるとかあんまり関係なくなるのかもしれませんよね。私たち大人がコロナがきっかけで、東京にいなくても同じ仕事ができると気づいたのと同じように、子どもの教育だってやり方次第なのかも。

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これ、10年前の私が読んだらどう思うかな。当時は、東京での生活を楽しんでした時代なので、きっと理解不能でしょう(笑)


今週の「ひろしまほんと」

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