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【カラダ】体幹を強くする - ① 体幹とは何か?

今更ですが、体幹を強くするトレーニングについてです。
「そんなことすでにやってるよ」と思われる人も多いでしょう。ですが、おそらくトレーナーも含めて、体幹の認識もトレーニング方法も間違えている人が多くいると思います。

そもそも「体幹」とはなんですか?
「体幹が強い」とはどういった体のことですか?

「体幹を強くする」内容について、5回に分けて(予定)紹介していこうと思います。今日は第一回目です。


体幹を強くする
→① 体幹とは何か?
 ② 骨盤の動きについて
 ③ 股関節の動きについて
 ④ 腹筋について
 ⑤ 背筋について


① 体幹とは何か?

「腹筋と背筋を鍛えればいいんでしょ?」
「プランクをすれば体幹が鍛えられるよ」
と思った方はすでに間違いです。

日本語の体幹。体の幹と書くので「胴体」のことを指しているように見えます。
だから、体幹=腹筋と背筋と誤って覚えてしまう人が多いのだと思います。

英語だと「core」という単語が使われます。「core stability」とか「core strength」だとか。ちなみに英語で胴体部分(体の幹)は「trunk」になります。
「core」と聞いて、それを胴体だと想像する人は少ないと思います。coreはもっと芯の部分です。芯部といっても一点ではありません。

個人的には、体の真ん中を筒状(円錐)のようなもので囲い、それをcoreだと思っています。

私のCoreのイメージ

物理的な筋肉だとか骨だとかの組織と考えるよりも、漠然としたイメージであることの方が正しいように感じています。だからこそ「体幹(core)」はわかりにくいのです。

「じゃぁ体幹が強いってなんなの?」


「機能」から考える体幹の強さ

いつも肩周りに力が入っている人、力が入っているように見える人
いつもリラックスして堂々としているように見える人

姿勢が良く、背筋が伸びている人
猫背の人

手脚を自由にコントロールできる人
自分が思ったように手脚を動かすことができない人

“立位“で柔軟性のある人
立位では(も)柔軟性を発揮できない人

片足で楽に立つことができる人
片足で立つとグラグラする人

体を動かしながら大きな声を持続して出せる人
体を動かすと安定した声が出ない人

上記に書いた例だけを見ても、上段に書いた人の方が体幹が強いです。
見た目は関係ありません。「腹筋割れてるぜ!」と見た目の腹筋自慢する人がいても、猫背だったり力んでいたり手脚を自由にコントロールできなければ、体幹が強いとは言えません。
少しくらい太っていても体幹の強い人はいます。

体幹が強いとは「体がより効率よく機能していること」を指しています。

だから、ただ腹筋と背筋をせっせと鍛えるだけで「機能」を向上させることはできません。また、じっと動かないプランクは背骨を固定する力がつくかもしれませんが、それだけでは不十分です。

以前、ソプラノ歌手の方が、師匠から「プランクで体幹を鍛えて見てはどうか」とアドバイスされたようで。「プランクなんてできないよ〜!」と相談連絡が私のところに来ました。正しいプランク姿勢を目指すのではなく、プランク姿勢でもいつも通りの声が出せるようにしてみてはいかがですか?と提案しました。


自由に体を動かせるって強い!と思う映像はたくさんあります。その中のあるサイトを紹介します。
他人のインスタグラム画像を掲載して良いのか分からなかったので、QRコードを載せました。頭がおかしいのではないか?と思うような動きを軽々と行って紹介しています。体幹が強いとはこういうことなんだと、感じさせられます。

下半身を動かしているときに上半身が全くぶれない。
上半身を動かしているときに下半身が全くぶれない。
重りに揺さぶられない。


リピートして見ている動画


次回は、骨盤についてです。骨盤を動かす目的、動き方、動かし方など。

骨盤は大きな骨の塊(正確には複数の骨から成り立っている)のようなもの。これを大きな石として考えてみましょう。大きな石は自ら動くことはできません。誰かに動かしてもらわないと動けないのです。骨盤も同じく、自ら動いているわけではありません。他の何かによって動かされています。それはなんなのか?
また骨盤が動くことと体幹を鍛えることの関係性は何か?

そんな内容になります。

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株式会社りとるジム
カラダとココロのメンテナンス
www.littlegym.jp

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