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次はどんな一歩だろう

場所と時間に縛られず、いつどこで仕事をするか自分で決められる働き方がしたい。

これまで会社員しかしたことがなくて、しかも子どもと関わる仕事をしている私にとっては、場所と時間に縛られない働き方なんてできるんだろうか、と思ったりもします。

コロナをきっかけにリモートワークをする人は増えたし、それ以前にフリーランスとしてパソコン一つで仕事をしている人なんかもいて、かっこいいなぁというのが私が素直に感じることです。家やカフェで自分が好きなタイミングで仕事ができるなんて羨ましい‥。実際にそうやって仕事をする人にとっては大変なことももちろんあるのだろうけど。

私は今、発達支援の仕事をしています。普段は放課後等デイサービス・児童発達支援の教室にいて、放課後に子ども達がやってくる。発達に遅れや偏りがある子どもがくる学童のようなところです。週5日、毎日大体9時半〜18時半はそこで仕事をしています。直接子どもと関わることが仕事なので、時間も場所も自分では選べません。コロナによる自粛期間はzoomを使ってオンラインの支援をやってみたりもしたけど、画面から子どもが消えてしまったりもして、そうするともうどうしようもないのです。(実際にオンラインで発達支援をされている方はいますが本当にすごいと思います。)

私の仕事は、場所と時間に縛られない状態からは程遠いな、なんて思っていました。が、少しずつその流れが変わってきているような気がしています。ほんの少しですが。

noteの更新頻度はゆっくりペースですが、ここに自分が考えていることを自由に綴るのは結構好きです。インタビューなんかもして、「こんな先生がいるんですよ」というのを記事にして伝えるのも好きです。そんな話を、私が「将来一緒に仕事がしたいな‥」と密かに憧れている人に話したことがあります。「文章書くのが好きなんですよね〜」みたいな感じで。本当に雑談みたいに。そしたら、「Webメディアをやってるからそれのライティングを手伝ってくれない?」という話をもらって、ライティングの仕事がスタートしました。

と言っても、月に1本くらい記事を書く程度ですが。私にとってはこれがとっても嬉しいことなのです。一緒に働きたいと思っていた人と関わりながら仕事ができること。そして、記事を書くことは、時間と場所に縛られない。

私が理想とする働き方に近づいたかもと思いました。あとは、教員向けオンラインサロンの事務局もお手伝いしていたりして。これも、時間と場所に縛られません。本当に少しずつですが、確実に近づいているなと今の流れを結構ポジティブに捉えています。

もちろん場所と時間に縛られなければどんな仕事でもいい訳ではないけれど、私の働き方(と言うより、暮らし方)を考えた時には優先順位が高いと思っています。

いつか、完全に場所と時間に縛られない働き方をする日が来るのでしょうか。その日が来たら、また同じテーマでnoteを書こうと思います。


「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎの呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」

またひと休みして、考えこみ、それから、

「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、たのしければ、仕事がうまくはかどる。こういうふうにやらにゃあだめなんだ。」

そしてまたまた長い休みをとってから、

「ちょっと気がついたときは、一歩一歩すすんできた道路がぜんぶおわっとる。どうやってやりとげたかは、じぶんでもわからんし、息もきれてない。」

ベッポはひとりうなずいて、こうむすびます。

「これがだいじなんだ。」


ミヒャエル・エンデ 『モモ』 p.53 より



最後までお読みいただきありがとうございます(*´-`) また覗きに来てください。