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なぜ先生にインタビューをするのか

教育の現場で働く先生方へのインタビュー記事を載せていきます。

なぜインタビューをして発信するのか?

私は過去に5年間、中高一貫校で教員をしていたことがあります。その時感じた学校教育に対する違和感を、当時の私はうまく表現することができませんでした。大学進学実績を伸ばすための先取り学習も、成績の付け方も、厳しい校則も、あらゆることが「生徒のためのもの」とは思えなかったのです。大人の都合で作られたその制度に違和感を持ちつつ、“正しい教育”とは何だろうと考え続けました。ですが、勉強会やセミナーに行っても、本を読んでも、その答えは見つかりませんでした。

教師を辞めて1年近くたった頃、教育関係者が集まって自由に議論するイベントに出会いました。教員時代に私がずっと求めていたのはこういう場だったのだと、その時初めて気がつきました。

私が求めていたのは、“正しい教育”の答えではなく、私自身が何を考えているのかを吐き出す場であり、相手が何を考えているのかを聞く場だったのだと思います。

そのイベントで聞いた言葉の全ては、「本音」だったように感じます。

教員時代、恐らく「本音」を出そうと思えば出すことはできたでしょう。実際に私が退職を決めてから、正直な気持ちや違和感を周囲の先生方に伝えたら、「実は私も思うことがある」「もっとこうしたいと思っている」という言葉が返ってきました。何だ、私だけじゃなかったんだ。そう思いました。

それでもきっと、今教員に戻ったとしても、「本音」を、今のように口にすることは難しいだろうなと想像できます。


もし、先生に自由な裁量が認められるのなら、教育は今よりずっと良くなる。

優れた設備や教科書ではなく、先生の本音とその行動こそ教育を変えるために必要なのです。

教育現場で問題意識を持ち、自身の想いに従って行動している先生、新たな行動を起こそうとしている先生を対象に、インタビューをします。そんな先生方の存在を多くの人に知ってもらえたら、何かが変わるかもしれない。

先生と先生が
先生と学生が
先生と地域が
先生と企業が出会うことで、何かが変わるかもしれない。

皆さんが住む地域のあの学校が、多くの子どもにとって魅力的な場所になることを願います。

そしてここでのインタビューが、誰かにとって一隅を照らすものになりますように。


最後までお読みいただきありがとうございます(*´-`) また覗きに来てください。