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『音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉』岡田暁生著

クラシック音楽の入門書として読める良書。第19回「吉田秀和賞」受賞。

音楽の聴き方は、誰に言われるまでもなく全く自由だ。しかし、誰かからの影響や何らかの傾向なしに聴くこともまた不可能である。それならば、自分はどんな聴き方をしているのかについて自覚的になってみようというのが、本書の狙いである。聴き方の「型」を知り、自分の感じたことを言葉にしてみるだけで、どれほど世界が広がって見えることか。規則なき規則を考えるためにはどうすればよいかの道筋を示す。

中公新書:本書の紹介文


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