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『平安貴族サバイバル』木村朗子著:和歌・漢籍・音楽をたしなんだ女性エリート、シスターフッド、同性愛、呪術など

和歌だけでなく音楽も、高貴な女性や宮廷に仕える女性には必要だったのか。家柄、美貌、教養、妊娠・出産と、求められるものが多かったのは、今と同じか?

ファンタジックに思える展開や、同性愛のテーマが見られる古典の物語が紹介されていて、(古文は読めないので現代語訳で)読みたくなった。

『源氏物語』などのフィクションだけでなく、実在の人物による日記にも、たたり、のろい、物の怪などの話が書かれているらしい。平安時代は、陰陽師の安倍晴明らが活躍した時代。当時は狂乱をそのように解釈していたにしても、今よりも、呪詛の効力などが多少あったりしたのだろうか?!策略や陰謀の政争の中で、罪悪感が生み出した現象なのだろうか?


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