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古本屋と私。

本屋というのは不思議だ。なぜこんなにも肩の力が抜けるのだろう。安心するし、帰ってきたHOME感があって。なんでだろう。

大学生の普通ってなんだろうね?
サークルでバーベキュー?
彼氏とドライブ?
人数合わせで行った合コン?

インスタのストーリーなんかではなんとなく上げにくいけど、私の休日は

「本屋巡り」

なんだか、最近一種の趣味なのではないかとさえ思うほど。恐らく、私の本屋巡りはもう生まれた時から始まってたと思う。父親が本が好きな影響で週末は、毎週本屋に行っていた。小学校の時は友達との約束を断って図書館に行っていたことも。私にとって当たり前な日常だけど、そうじゃないのかもしれない。実家には三つ以上本棚があり、一部屋はもはや図書館のようになっている。

でも、当たり前に隣にあった本に意識的に救われ始めたのは大学生になってからだ。
大学生の生ぬるーい暇を埋めるのには丁度良く、ひんやりと寂しい一人暮らしの支えになるにはもってこいだった。

私の休日定番コース。その名も「サンマルクコース」と私は読んでいるのだが、近くの古本屋を2店舗巡り、古着屋をのぞいて、CD屋を覗いてサンマルクに入るまでがルートだ。いつしか、こちらのnoteで本を片手に出かけて公園で読んで過ごしているという大学生の話を拝読し、そこから始めたものでもある。

そして、大学生のお財布に優しい古本屋というものに向き合うことになった。大学一年の半ばでは、文庫本よりハード本の方がかっこいいなと思った時もあったが、最近は持ち歩ける便利さとコンパクトさ、リーズナブルさに負けて文庫本一択である。

古本屋の良さは

必ずしも欲しい本があるわけではない。

ところに魅力があって。読みたい本に出会った時には運命さえ感じざるおえないのだ。毎月行くけど毎月本を買っている訳ではなくて、見つかる時はめちゃくちゃ見つかるのだ。

今日も月一のこのルートに出かけた私。
立ち寄った古本屋には、閉店の文字が。
店舗移動を行うようだった。
最近の中で中々悲しいニュースだったが、今日は何故かとてもいい本に巡り会える日だった。

ここで最近の私の読書遍歴。
大学一年、有川浩さんの作品をちゃんと全部読みたいと思うようになり読書スタート。実家で見つけた江國香織にどハマりした大学2年。その途中で角田光代のエッセイにハマり、唯川恵の肩ごしの恋人をクリスマス間際に読み、衝撃を受ける。
高校時代ハマった五十嵐貴久の恋愛物を読み始め、吉本ばなな、山本文緒、村上春樹と最近はそこら辺を巡回中だ。

江國香織らへんが大好きな母親と、村上春樹が大好きな父親のおかげで実家に大抵の本はあったので帰省の度に持って帰ったことで去年はかなり安くたくさん読めたかなぁと。

今読んでる本。村上春樹の世界すげーってなってますね。ちなみに父親のおさがり。
今日出会った本。
2013年のBRUTUS。これ見ながら古本屋奥深いなぁと思って見てる。将来古本屋やってみたいなぁ。とか妄想


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