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会いにいく

自分の闇を知る…
私はもうひとつ、やらなくてはいけないことがあった。
それは幼い頃の自分に会いに行くこと。
とはいえ、タイムスリップは出来ないので
「あの時のあれが悲しかった」
「あの時、かばって欲しかった」を思い出して共感していく作業。

私は母が正直、苦手だ。
母の愛情は私には分かりにくい愛情だった。
母は地雷が多い。地雷を踏まないようにいつも顔色をうかがっていた。
褒められた記憶がほぼない。
泣いても笑っても怒られてた。
泣けば、めそめそするな!
笑えば、へらへらするな!そんな感じ。
大人しく言うことを守っていれば良い。
髪型も洋服も習い事も母の好み。そんな感じ。
家に居るのが疲れる。家に安らぎなどない。

だから私は私を抱きしめてあげなきゃいけない。大人になって母親になった私が幼い私を抱きしめてあげる為に会いに行く必要がある。
幼い私に「大丈夫、大丈夫だよ。」と言ってあげなきゃいけない。でないと、前に進めない。

嫌な記憶と向き合って、それすら肯定しなきゃいけないなんて…と思っていたけど、そのおかげで今がある。

母のおかげで私は夢を持つことが出来た。
家族をもつこと。子どもに分かりやすい愛情を注げる母親になること。家が安心できる場所になること。
なんとか叶えられた。よかったよ。本当に。







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