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★直訳聖書019「創世記」15

God’s Covenant with Abram
神とアブラハムとの契約

GENESIS 15
創世記15章


After these things the word of the LORD came to Abram in a vision: “Fear not, Abram, I am your shield; your reward shall be very great.” But Abram said, “O Lord GOD, what will you give me, for I continue childless, and the heir of my house is Eliezer of Damascus?” And Abram said, “Behold, you have given me no offspring, and a member of my household will be my heir.” And behold, the word of the LORD came to him: “This man shall not be your heir; your very own son shall be your heir.” And he brought him outside and said, “Look toward heaven, and number the stars, if you are able to number them.” Then he said to him, “So shall your offspring be.” And he believed the LORD, and he counted it to him as righteousness.
これらの後(前回、戦争に勝ってロトを取り戻したとかの後)、神はアブラハムのビジョンに現れた「恐れるなアブラハム、私はお前の盾だ。お前の得るものは莫大となろう」しかしアブラハムは言った「ああ神よ、何をくださるというのか、だって私にはまだ子がいないのでダマスカスのエリエゼルが私を継ぐことになるのですから」さらに「御覧のように私には子孫がいないので、部下が継ぐことになります」神の言葉があった「大丈夫、お前の息子が継ぐよ」神はアブラハムを外に連れ出して言った「空を見なさい、そして数えれるなら星を数えてごらん」さらに言った「お前の子孫はそのようになる」アブラハムは神を信じ、それを正しいことだとした。

【コメント】
そういえば確かに
アブラハムの妻サライには子が無かったと第11章にあった
もちろん女のサライのせいとは限らない(現代的な注釈もしとかねば
サライが悪いとは書かれていなかったが
barrenという英語に良い印象はない
しかし自分に子供がいないことをかなりねちっこく言うね
人間のオスは、どうも自分の種かどうかとても気にする(日本では特に
ふわっとした印象だと、古代ローマや古代中国でも
自分の息子じゃない人に継承するほうが善政の世になってきたというのに
どうしても暗愚な息子に継がせたい欲が丸出しで人間て萎える
哲人皇帝とさえ呼ばれたローマのマルクス・アウレリウスが
なぜ五賢帝の最後の皇帝となってしまったのか、簡単で
生まれながらの皇帝と勘違いした自分の子に継がせたからとされる(涙
あと、くだらないかもしれないけど
数えれるもんなら数えてみれば、というふうにも読めるので
星の数のようにはならないという英語にも見えるが
普通にただの強調的な表現ということなんだろう
あとheがアブラハムか神か混乱ぎみで分かりづらい表現になってる
いずれにせよ神と直系のアダム宗家のアブラハムは一心同体と言って良い
もはや独り言のレベル

And he said to him, “I am the LORD who brought you out from Ur of the Chaldeans to give you this land to possess.” But he said, “O Lord GOD, how am I to know that I shall possess it?” He said to him, “Bring me a heifer three years old, a female goat three years old, a ram three years old, a turtledove, and a young pigeon.” And he brought him all these, cut them in half, and laid each half over against the other. But he did not cut the birds in half. And when birds of prey came down on the carcasses, Abram drove them away.
言った「わしは、お前をカルデアのウルから連れ出し、その土地をお前のものにする者である」しかし言った「おお神よ、どうしてそれが私のものになると分かりますか」言った「子ウシと子ヤギと子ヒツジとハトとヒナを捧げなさい」それらを半分に切って、向かい合わせに置いたが、鳥は切らなかった。猛禽類が狙いに来ると、追い払った。

【コメント】
相変わらず、捧げものを要求します
つづく

As the sun was going down, a deep sleep fell on Abram. And behold, dreadful and great darkness fell upon him. Then the LORD said to Abram, “Know for certain that your offspring will be sojourners in a land that is not theirs and will be servants there, and they will be afflicted for four hundred years. But I will bring judgment on the nation that they serve, and afterward they shall come out with great possessions. As for you, you shall go to your fathers in peace; you shall be buried in a good old age. And they shall come back here in the fourth generation, for the iniquity of the Amorites is not yet complete.”
日が暮れてアブラハムが眠ると、恐ろしい暗闇が襲ってきた。神は言った「お前の子孫は外国で囚われて奴隷となり、400年間苦しむであろう。しかしその後、その国に裁きを下して、解放しリッチにしよう。お前は、長寿をまっとうして父祖の地に平和に葬られるであろう。そして4代目に戻ってくる、その間まだアモリ人の悪徳は完成しない」

【コメント】
もう付いていけない…
とにかくこの神がメンヘラ気質なのは十分に分かったので
今後はこのことで嘆くのはやめようと思う
そういう前提でスルーしていこう
なぜ突然暗闇になって奴隷にになるということになったのか分からないが
たぶん捧げものの方法が、カインのときと同じように不十分だったのだろう
そしてなぜかまた外国に行って戻ってきてリッチになる謎の流れ
いつ定住するのかしら
なのになぜかアブラハムは安らかに死ねるという
まるで因果関係が分からん
どういう教訓があるのか考えてみると
これはわりとまじめに、つまり神の意図は人間には簡単には図れない
図ろうとすること、あるいは今の筆者のように
人間ごときの理性で分析しようとすること自体が神の怒りなのだ
ということなんだろうと、わりと今はそう思う
まいったなこりゃ
ちなみにアモリ人て誰なのか軽くgoogleしたら
ノアの息子のひとりハムの系統の子孫と書いてあった
て、前にも何度も出てきてたみたいね(元気があればそのうち検証します

When the sun had gone down and it was dark, behold, a smoking fire pot and a flaming torch passed between these pieces. On that day the LORD made a covenant with Abram, saying, “To your offspring I give this land, from the river of Egypt to the great river, the river Euphrates, the land of the Kenites, the Kenizzites, the Kadmonites, the Hittites, the Perizzites, the Rephaim, the Amorites, the Canaanites, the Girgashites and the Jebusites.”
暗くなると、燃えさかる炉と松明が捧げものの間を通り過ぎた。この日、神はアブラハムと契約した、いわく「お前の子孫にこの土地をやろう、エジプトの川からユーフラテスの大河まで、カイン人・ケナズ人・カドモニ人・ヘト人・ペリジ人・レファイム人・アモリ人・カナン人・ギルガシ人・エブス人の土地を全部やろう」

【コメント】
またたくさん名前が出てきたけど
さっきのアモリ人もいるし、同じノアから分かれた氏族だらけっぽいのか
エジプトの川とはどこか分からんが
英語的にはエジプトと言えばの川を指すので
やはりナイル川のことなのかな(実際にそんな歴史あったっけ?
とにかく今後は神にもう少し冷静に向き合いたいと思います
次回16章
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