日本と世界の新学期

2023年も残りわずかとなりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。来週の月曜日はもう来年になることに気づきました。クリスマスが過ぎると、お正月、成人の日、共通テストなど、4月の新学期に向けて慌ただしい日々が続きます。
お身体にお気をつけて皆様お過ごしくださいませ。

さて、先日ヨーロッパの友人と話していると「日本って1月は最初に3日間休みなのでしょ?私は2日から普通に仕事だからちょっと羨ましいな〜。でもクリスマス休暇がそっちはないよね。」と言われました。確かに、日本と海外の休暇やイベントは感覚が異なりますね。今日のお題は新学期の時期についてです。

9月から新学期が世界では当たり前?

海外では9月が新学期と思われる方が多いのではないでしょうか。以前当ブログでご紹介したスイスも、9月から新学期でした。

4月と9月以外の月が新学期の国もある

南アフリカやシンガポールは1月から新学期が始まります。 他にもオーストラリアやニュージーランドは1月末〜2月初旬にかけて新学期を迎えると聞きました。他にも3月、6月、10月など様々な時期で新学期が始まる国があります。

日本も9月が新学期だった?

日本でもかつて、新学期が異なる時期がありました。例えば寺子屋(手習所)では、入学時期や進級制度は一律ではなかったと言われています。やがて明治時代に入り、西洋文化の影響を受け、9月を新学期とする時期が一時的にありました。しかし、諸説ありますがそれは日本社会の流れには合いませんでした。そして明治33年に新学期は4月始まりの形が定められました。

第二節 学年、休業日及式日
第二十五条 小学校ノ学年ハ四月一日ニ始リ翌年三月三十一日ニ終ル

出典:小学校令施行規則(抄)(明治三十三年八月二十一日文部省令第十四号)(文部科学省)(https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/others/detail/1318017.htm)(2023年12月25日に利用)

調べれば調べるほど、教育制度には深い歴史があります。今私たちの時代に始まろうとしている教育も、100年後には、当時はこうだったらしい、と伝えられているかもしれません。日本の教育は、4月の新学期に向けてこれからもっと加速していきます。

来年も良い年になりますように🐉


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