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詩という形での表現を、まとめています。
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#創作大賞2023

言語化できない

言語化できない

言語化できることしか
言葉には
できないだろう

言葉になる前の
感情やら様々
名前をつけることもできないものは

時が来るまでは
無理に
言葉に
する必要もない

分離できないから

自分と
深いところで
かかわってくれたから

相手の悲しみが
相手だけのものではない

これでも私も
自分を責めた
自分の無力を責めたのですよ

よくよく
自分のこころを観察すれば

そこには
感謝しかない

あな

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越境者

越境者

社会の矛盾を
一手に引き受けたかのような命

その命が
輝かないわけがないだろう

闇がなければ光もない

その人個人に責任がすべて
ありようはずがない

でも周りはそんな人を責める
目立つから
それだけ

戦争、暴力
それは人間の現実
国家、家庭、システムの中

そこからはみ出す者
押しこめられた者
苦しみをどこに吐き出せば良い?

その人個人に還元されようはずがない
なぜ
その人1人を責める

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神以外いない

神以外いない

なぜか生き残った
絶望の淵を彷徨って

もういい、
そう思ったのに

なにかがわたしを
救い上げたんだ

その時わかったんだ
わたしは生きたいのだ、と

悔しすぎて、
惨めすぎて、
悲しみも怒りも通り越えて

そこには
絶望しかなかった

表面的には
生きていた
生きようともがいていた

でも
心の芯はひどく
冷え切ってしまっていて

だって
わけがわからなかったから

なんにも悪いことなんかして

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天がわたしを赦してくれるから

天がわたしを赦してくれるから

天がわたしを赦してくれるから
わたしもわたしを赦そう

完璧には程遠い
きわめて不完全なわたしを
赦そう

わたしたちは
神さまに憧れて
切磋琢磨しながら
自身を磨き合っている
仲間なのかな

いつか
この肉体が朽ち果てた時に
また自分の故郷に帰っていく

だからこの世は
学び舎か

人から傷つけられ
しかし自分も人を傷つけ

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ぼくらは子ども

ぼくらは子ども

神さまの前で
ぼくらは子ども

絶対に敵うことはない
そんな存在が
いてくださって
良かった

他の人や自分のことは
騙せても
決して嘘をつくことは
できない

そんな存在が
いてくださって
良かった

だからこそ
ぼくらは思い切り
生きることができる
間違えることもできる

間違えたら
神さまが教えてくれる

その愛は
喜んで受けよう

僕は
未熟で不完全
だから
しょっちゅう間違える

でもだ

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神さまとつながる時間

神さまとつながる時間

静けさは
神さまとつながる時間

今までの色々を洗い流して
じぶんに帰る時間

じぶんじゃないものをてばなす時間

そのままのじぶんでいい

そのままのじぶんがいい

神さまと会話するとき
心ははだかになって
あらゆる思考ははずれる

真っさらのじぶんしか
神さまにはつうようしない

神さまはすべてを見通しているから

あなたの悔しかったことも
死ぬほどがんばったことも

ほんとうの気持ちも

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ありがとう

ありがとう

再現性のないもの

それはあなた

ほかの誰も

あなたになることはできない

縁あって

今生で

あなたにあうことができた

感謝を

どれだけわたしは

あなたに救われたことだろう

瞬きほどの

人生のなかで

わたしはあなたに出あうことができた

そのことに

感謝を

神様の計画

神様の計画

人はみな
神様を求めるけれど

神様は
自分が一番かわいいわたしたち人間の
交通整理にいそがしい

たぶん
"自分"は一体化している

神様の計画にしたがうとき

母なる大地へ

母なる大地へ

人間の可能性を
証明してやろうと思った

僕らは
こんなくだらないもののために
この世に生まれて来たんじゃない

1人1人のそのいのち
それはそのまま
光の粒

いつか故郷へと帰っていく

この肉体を脱いで
個我から大我へ
母なる大地へと
帰っていく

ただそのために

神様のリレー

神様のリレー

神様は
ぼくになんとか
メッセージを伝えようとしている

それは
出来事をとおして
出逢う人をとおして

ぼくを本来の場所に運ぶため
そっと
そっと

ぼくは頭でっかちで
本当のことが何か
分からなくなりがち

だから神様は
リレーをしている
人から人へとぼくの心を託して
ぼくを守ってくれている

起こった出来事に
大した意味なんてないのだ

ぼくのちっちゃな頭がオーバーヒートするたび
小さな胸が

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