神様のリレー

神様は
ぼくになんとか
メッセージを伝えようとしている

それは
出来事をとおして
出逢う人をとおして

ぼくを本来の場所に運ぶため
そっと
そっと

ぼくは頭でっかちで
本当のことが何か
分からなくなりがち

だから神様は
リレーをしている
人から人へとぼくの心を託して
ぼくを守ってくれている

起こった出来事に
大した意味なんてないのだ

ぼくのちっちゃな頭がオーバーヒートするたび
小さな胸が締めつけられるたびに
神様はぼくに
遣いをよこしてくれる

そして
教えてくれる
こっちじゃないよ
それでいいんだよと