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HSP の生き方①人間関係の境界線

HSPさんの境界線のつくりかたについて私見です。「HSP」研究のエイレン・N・アーロン博士の「敏感すぎる私の活かし方ー好感度から才能を引き出す発想術(出版パンローリング株式会社)」という本を読んでいます。
アーロン博士はこの本でわりと「愛着」について多く語っていて、気になったワードのひとつでした。

それと、日本の数字統計ではないにしても、「安全な愛着を得られるのは人口のわずか50-60%」だそうで。そんなに少ないとは思いませんでした、、、。

愛着スタイルの種類とは?や、自分はどの愛着スタイルなんだろう?の疑問含めてこちらの記事に書きました。

HSPは周囲の誤解もあいまって「人との距離のとりかた」に苦労しがち。

共感性がつよすぎて知らず知らず相手に同調していたり、おせっかいしてしまったりで、振り回されてしまう。

多くのHSPは自分の最大の問題点として境界が曖昧なことを挙げる。自分とは無関係な問題に巻き込まれ大勢の人に悩まされ、必要以上に口を出し、他人の泥沼に引き込まれ、よく知りもしない人と深く付き合ってしまう。

「敏感すぎる私の活かし方ー好感度から才能を引き出す発想術(著)エイレン・アーロン

「境界線」はどうやってつくるのがいいか?私なりに詳しく解説してみます。

(※2020/12/2加筆。「境界線」の理解はいろんな方向から考えて対処する必要があるな、と感じます。この記事では、五感をつかった内面的なスキルの紹介です。先におすすめなのは、自分の不都合や迷惑になる「相手をよく知ること」かと思います。こちらの記事でエナジーバンパイアについて書きましたが、この記事の元になった本を読んで頂いて、その対処法を使ってみると解決が早いかもしれない!と思いました。)

境界線づくりに「内面の五感」を使う

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境界線は、「自分だけの幸せ」でなく、なるべく広い範囲に「広げて」いった方が幸せも増える。まわりの幸せが増えれば、自分の幸せも増えるからですよね。だから、イメージを使うゴール設定は、社会や世界(地球・宇宙)規模で考えた方がいいと常々私は思っています。

HSP関連の本をみていて、「境界線をイメージして」「何度も練習」しよう的なアドバイスをみかけることがありました。

「境界線をイメージ」はつまりこういうことだと思います。(あくまで私がやっている方法です。)

イメージはあなたの五感の「内面の感覚情報」。外の物理世界ではなく、内側の心の世界で想像することのできる、映像、音声、からだの感覚(味、匂い含む)情報のことです。

HSP は五感が優れているといわれますし、慣れれば簡単だと思います。

最初に、自分の五感のなかでも優位な利き感覚を自覚してみましょう。こちらの記事で書いています。

手に右利き左利きがあるのと同じで五感にもあるんです。例えば、あなたが海辺に立っているのを想像した時に、映像(視覚)、音声(聴覚)、からだの感覚(体感覚)のどの感覚から臨場感を感じているか?です。

本ならばNLP(神経言語プログラミング)の分野を調べてみてください。実際にコースに参加するのもおすすめです。



現実をありありとしたものに見せ
・イキイキとした臨場感をつくり
・圧倒されるような過剰な刺激のもとにもなっている
のが優位感覚の働きです。

「境界線」は自力の試行錯誤でつよくできる

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例えば、「実物のリンゴ」を目で見ていても、「脳のイメージの中のリンゴ」に注意をむけたならば、色を変えたり音を変えたり重さを変えてみたり、、、想像は自由なので努力次第でできます。

これと同じように、「嫌いで苦手な人」や、「迷惑で不都合なコトやモノ」でも内面の感覚情報を「色々と」「想像の中で利き感覚の情報を変化させてみる」ことができる。

じぶんの利き感覚が自覚できたなら、その「不都合な人や出来事」に遭遇しているときの「内面の感覚情報」をよく観察してみます。

すると、「その感覚の中」にも「色んな種類」があることがわかってきます

例えば、、、

【視覚】
大きい・小さい
明るい・暗い
動画・静止画
遠い・近い
白・黒

【聴覚】
テンポのはやい・おそい
音の明瞭・不明瞭
音量の大きい・小さい
音の高い・低い響き
口調
トーン

【体感覚(味覚・嗅覚含む)】
質感感触の滑らかさ・粗い
重い・軽い
冷たい・あたたかい
湿度の高い・低い
かたい・やわらかい
圧力の強い・弱い

(甘い・酸っぱい
有機的・無機的香り)

こんな風に感覚は色々な種類で構成されている。あなたのどの感覚が優位かによって、どの種類の内面感覚を変化させるのが得意かどうかを試行錯誤して過ごします。

もしイメージしにくければ、自由に操作できるリモコンを手に握るのを想像して、大きさ形の大小を変えたり、音のボリュームを変えたり、軽い重いを変えてみるなど「やりやすいところから」始めてみてください。

慣れてくると内面情報の刺激を減らすことができて、動揺する気持ちを落ち着かせることができてくることに気がづくはずです。

「自分のからだの境界線」もこれと同じようにします。

内面の優位な感覚情報に注意して、からだのイメージを大きく重く明るくしてみたり色を変えたり、自分自身のイメージ自体に色んな差をつけて変化させてみる。この明るさ、この質感、この長さがベスト等、、、さじ加減はあなたにしかわかりません。

「どの五感情報」を「どうすれば」「境界線」に、あなたなりに「簡単には破られないバリアの強い臨場感」を感じられるか?を試行錯誤してください。利き感覚からして個人差なので正解は自分で見つけられる。

「からだの少し外側の境界線」ならば、「他力」に頼っていくのも良いです。自力で向き合おうとするから、ダメージを受けて巻き込まれてしまうから。

他力をつかってつくる境界線

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他力とはあなたにとっての強い味方の存在です。

尊敬できる人、憧れの人、歴史上の人物、特定の神様仏様、ガンジーなのかキリストなのかポケモンなのか呪術者なのか。あなたにとっての「ヒーロー的な強い存在」に対抗してもらうイメージが良いです。

「イメージの中で戦ってもらう」「説得してもらう」など解決を丸投げします。これはつまり、あなたが自分とのコミュニケーションで葛藤を解決する作業なので、それが完了するまで、あなたはそのイメージを見守る必要があります。

どんな存在でもいいですが、あなた自身が信じていて「守る力」の強さに臨場感を感じられる存在に「代わりに対峙してもらう」こと。感覚の内面情報を変えながら試行錯誤してみてください。


私の場合は視覚よりも体感覚が優位。よく五感の中では、視覚が80%で大部分なんていわれますが、私にとっては体感覚の方が情報量が多いから使いやすい。

体の軽い重いや体温の微妙な変化、肌感覚や内臓の感じ、無色透明の圧迫感や雰囲気などで現実をキャッチしています。昔はこれを体調の悪さと勘違いしていたのですが、今は自分なりの感覚だと思えてるかな。

もっと知りたい方は「NLP」「神経言語プログラミング」で調べた理、実際プログラムに参加して学ぶとより理解が深まりますよ。

うまく説明できたかな、、、

感想や質問などコメント、フォローお待ちしています。

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