【ゴール設定】知らないことを知るってどういう事
コーチングのお話です。考えてみた。達成したゴールの状態を経験したことがないのに、どうやって達成状態を目指すか。とにかく情報量と行動量をふやすことだと思うのでまとめてみる。
登山で頂上の位置がわかっていないと登頂はできないよね。当たり前だけど。目的地がわからないとどこにも到達はできない。
これがゴールだと思ってやっと達成して喜んで、
「いざ体験してみたら現実は思ったのと違った」「そんなには嬉しくなかった」
っていうズレがあったり。逆に
「目指していたわけでもないのに幸せや成功に到達」している
人もいるかと思う。
一般的には目標は、時間的な期日とか、金銭的な数字の指標とか、定量的な能力水準のこと。
一般的な目標は、全員がモチベーションがあがるような個人の目標としては、情報量たりない。正論だとしても心も、身体も動かないよね。他人事に思えたり、その目標を嫌う人も出てくる。
モチベーションって個人的な欲のこと。
例えば、このくらい年収になったら車を何台持つとか、このくらいの知識経験になったら起業するとか、どんな仕事でも余暇は趣味に専念して生きたいとか、こんな風に親孝行したいとか、こんなボランティアしたいとか、その分野で世界一になりたいとかetc
一般的な目標は、その「個別具体の欲」を実現するための「あくまで手段」になってもらわないといけない。または、気づいたら達成しちゃってました、っていう「ただの通過点」。
個人的な欲と結びついていないと、ただの絵に描いた餅。
だから、お金の指標だけのゴール設定はあんまりおすすめできないけど、最初それで心が動けばべつに良いわけで。お金だけじゃなく、ほかの健康とか社会性とかバランスのとれたゴールは大事
私の例でいうと、私は裕福に育ったわけではなくて、親はお金が、、おかねが、、と言っていたのでそれが耳に残っていた。
コーチングを知ったときも、当初はついつい年収のゴール設定をしてしまっていた。今ではそのゴールに到達していても
何が変わったかっていうと、躊躇せずに本が買えるようになったとか、より安全な食材を選んで食べられるようになったっていう位。本って一冊1000円とかしますよね。過去一人暮らしの時何冊も買えなくて食費を削ってたな
いざ今実現してみたら、高価な物欲しいとか家が欲しいとか見栄をはりたいとかいう事は望みじゃなかったことが実際わかって。自己理解。
好きなだけ本を読みたい。だからその手段として年収この位っていう意味のゴール設定をしていたとしたら、もっと達成早かったのかもしれない。目的と手段のことですよね。
私のコーチングのクライアントさんでも、自分の今までの生活圏だけじゃなく、社会や世界へゴール設定の視野の規模を広げた。そうすると、自分の生きる目的にまで意義が見出せて、モチベーションも上がる。結果、頑張らないでも人よりも圧倒的な成果がでるようになった。自然体でですよ。
社会や世界まで視野を広げたゴールなんだから、お互いにああでもない、こうでもない、私からの問いかけを含んだディスカッションは常に維持したつもり。
いずれにしても、自分の知らない未知の状態のゴール設定ってなかなか正確に、、というか、大胆にはできない。範囲を広げた、自分には不可能だといっけん思える、という意味での大量の情報が必要になる
モチベーションの源は在り方
社会一般的な指標としての目標と、個人的な欲とを束ねられるのは
「在り方」= 〜を実現してその現実を生きている自分の姿。
それを客観的に想像するのでは他人事のまんまでなにも起こらないので、モチベーションとかやる気にも繋がらないし
それを体験して没頭している「感情」が必要。感情を起こすのは何かといえば五感情報。何が見えてが聞こえてどんな体感か?
例えば過去の成功体験でもいいし、幸せだった瞬間でもいいですがそれだと過去だから簡単に出てくる
ゴールは過去の延長線上にない、現状維持をこえた、自分の限界を超えたところに欲しいわけでして。
私なんかは昔から自己評価が低い。劣等感もあった。他人が輝いてみえるわけです。で、この人は素晴らしい、こんな人のこんな素敵な部分自分も持てたらいいな、っていう視点で人と関わることがあったと思う。
なるべく沢山の人と出会って、自分の想像をこえた成果や結果を出してきた人尊敬できる人がいれば、お話させて頂いた。
その人の思考感情行動姿勢動作の特徴ってありますよね。それよく観察。ジロジロ見るとかじゃなく、ナチュラルに慕うっていう意味です。
それでもないなら、会った事もないテレビでしか見れないような有名人でもよくて。その人の在り方、、、「思考感情行動姿勢動作、なり切って」感情を体験する、っていうのを繰り返してきた。そういうワークあるんです。
要はコーチングって皆でこういうことをしていて、ちょっと怪しい人たちかもしれないよね。でも脳が勘違いして思い込んでくれればゴールのセッティング完了なわけです。変わりたい人ならばやらない手はない。変えたい現状が無ければやらなくていい手法。
それを完了していくと、日常的に引き寄せが起こります(ように見えるだけ)。出来事も新しい出会いも、いい意味で飛んで火に入るなんとかっていう、、そんな感じの現実認識が当たり前になって、安心感もあるし自分への信頼も高いから脳ってすごいです。
ゴールは感情体験
必要なのは五感情報を疑似体験。
五感情報は、自分の記憶から使うか、他人がやってることを真似るか、全く異質で未知だけど憧れの状況設定だとかです。
憧れの状況設定なら、想像上で自分を含んだ絵をリアルな映像にする。その中に入って体験する、みたいな単純な方法です。脳ってそういうことできます。
1日単位のゴール設定例を出せば、理想の(朝の)目覚めとか、理想の1日のパフォーマンスとか欲しいなと思ったら
今以上の自分の在り方生き方を目指すために扱える色んな変数がありそうです。
何を変えるのか。労働時間なのか、仕事の目標水準の高低なのか、食事なのか、睡眠時間なのか、ストレスの原因のAさんなのか
その中で、例えば睡眠だとして理想の枕をみつける行動だとすると
理想の枕って使って眠ってみないと「わからない」し「知らない」ですよね。
Bさんに合う枕がCさんにも合うとは限らないからいまの時点だと正解がなくて
ゴールは自分で設定する
自分で探すっていうのは、行動量と情報量。それおんなじ事言ってるけど。最初お話したように、私なら沢山人と会ったりお話しさせて頂いたり自分が望む状態にかんする「知らなかった」周辺情報を多く集める。
もともと人の話聞かない人間だったんだけど、なるべく先入観なしで聞かないと新しい情報って入ってきません。傾聴のトレーニングしてるし、かなり聞き上手だったと思う
読書でも著者の思考感情行動は読み取れるからそれも良いかと思います。
独自で個人的な理想の在り方生き方をゴールと呼ぶとすれば、ゴールの中には大量の行動と情報量が体系的に必要で
理想のマクラなんて知らない。持っていないし知らない。知ってたらすでに持ってるわいだからいま探してるんじゃないか、っていう話ですよね。なので理想のパフォーマンスを実現する枕を使っている自分と世界観っていうのがゴール設定の中身にする。
ならばバスタオルを重ねて調整してみるのか、手芸店で材料さがして一からつくるのか、それとも枕のレンタルサービスや、手当たり次第買って試すのか。
それを「当たる」まで続ける。「偶然を意図的に起こす」「試行錯誤」これが目標だしゴール設定の正体のひとつ
枕だったら枕と呼ばれるものを次々試せばいいですが、人間の在り方をゴールにするなら「真似」と「想像」と思います。
人って素晴らしいところも醜いところ両方持っているかもしれないし持ってないかも知れないけど、素晴らしい所だけ真似する。
人はどうせ生まれたときから真似(教育含めた環境)で成長している。だから大人になってもそれでいきます
ゴール設定の心の準備
ゴール設定で望む状況や在りたい姿が本当に実現できるとわかっている。そして、自分に不都合や不利益な現状がある。
それでも不思議と長い間「今の自分のままで別にいいな」と二の足を踏んでしまうことがある。たかがゴール設定、たかが想像なのに、次の段階にいけないんです。ホメオスタシス。私が慎重で臆病なせいもあると思う。
そんな時は、十分な時間をかけるようにしています。自分がその気になるまで待ってあげる。
こんな自問自答を無意識に自分に投げかけている時期だと思う。
その状態を達成することで何を得るのか?/何を失うのか?
その状態を達成することで、何ができるようになるのか?/何ができなくなるのか?
その状態を達成すると何が起こるのか?/何が起こらないか?
周りの人との関係性がどう変わっていくか?観察しながら。
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