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HSPの生き方②スピリチュアルの「その先」

HSPがスピリチュアルに惹かれやすい件について考えた。スピリチュアルを信じるときぜひチェックしたいこと。

HSPはしぜんとHSPと話が合うもんだから、私のまわりや友だちもなんだかんだで「HSPっぽい」人が多い。

「現実」と噛み合いにくい

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ここ数年振り返って、スピリチュアルの世界に足を踏み入れたの?と思ったら話が噛み合わなくなってきて。やがて姿がみえなくなってる人がいるなー、と思っていた。

世知辛い世の中で、スピリチュアルは「優しく・暖かい」顔に見える。クッションや避難場所みたいなものになってくれる。

ヒーリングっていうのも、体験してみると人たすけてくれるものだ、っていうのもわかります。

経営者でスピリチュアルに頼りはじめる人も時々見聞きする。小規模の自営業は、足元の基盤はそんなに厚い実感もないから「そちら」に行ってしまうその気持ちも共感できます。帝王学あたりだったら確かに経営で頼れそうだけど。

でも、いわゆる日本に浸透してるニューエイジ系のスピリチュアルを信じるのはやめた方が良いと感じていて、「その先」は何もないよ、というお話です。

HSPの研究者、「エイレン・N・アーロン博士の敏感すぎる私の活かし方ー高感度から才能を引き出す発想術」をよんでいて。この本の中にHSPはスピリチュアルな精神的リソースを好むっていう指摘があった。

英語のスピリチュアルっていうのはたぶん信心にからんだ精神性のことで日本のとは少し違うのかもしれない。

日本でスピリチュアルっていうと、生まれ変わり(前世)があり、霊は実在して、魂には成長のステージがあるっていう信念とか価値ですよね。

魂として進化しているとか進化していないとか優れてるとか優れてないとかっていうことですか。昔からうすうす思ってたけど、これ人に対する差別意識だと思うけど、どうなの。そして「今」をないがしろにしかねないと思う。

私がいま住んでいる所に引っ越してきたのが4年前。
何百年か前は日本の中心地だった古い都。戦場にもなったのでしょうか。ちなみにそのお城の敷地内なんですね。で、お寺がとっても多い。

もともと幽霊なんて私は信じてもないし信じたくもないのに、ここにきて怪現象に一時期なやまされた。メンタルにまで侵入してくるもので。ほんとタイヘンだったし「迷惑」のひとこと。

それに仕方なし対峙してきて分かったのが、こういうのって結局はビリーフシステムなんだっていうことでした。今まで生きてきた歴史で人が積み上げた思念とか信念っていう、、そんな表現しか今私にはできないけど。

境界線を引こうとしても、育った過程で仕組みとして「自分の脳のネットワークに組み込まれている」から、そう簡単なものではなく。日本に生まれ育ったら無意識に埋め込まれてしまった類の

その自覚がないにしても、大人になったら「当たり前」と思われていることを積極的に疑うっていうのがいかに大事か。みんながそう言ってるからそうだ、みたいなのはカンタンすぎる。

でも、私だけなのかどうかわからないけど、直感はハズレていることも多い。

HSPは直感に優れていると言われるけど、その直感に高感度になっている瞬間はほかのことに超鈍感になってる。そのとき何が盲点のフィルターになっているかは記憶とか信念の種類による、ような気がする。

なので私は「違和感」が自分のなかに生まれた時点で一度立ち止まるのが良いと思っています。

これは直感だ!だから信じようor信用しないようにしようの「その前」に。保留にしてしばらく題目にしておいて。

自分の頭で考えるなり、自分の脳みその中に答えがないとしたら外に調べにいきたいもの。賛成意見、反対意見どっちも知りたい。

若いときは、見えたり聞こえてくるものも「来るものは拒まず」で、そのまま鵜呑みにするところがあった。だからスピリチュアルも「生きる知恵」だと勘違いして鵜呑みにしてみた時期もありました。でも、何が起きたかっていうと、、、

何も起きない。どこにも着地しない。

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何も起こりませんでした。フワフワして時間だけ過ぎた感じはする。それがくやしかった感じがして。今は、違和感を感じたらなんでも反射的にNOを言っているありさまです

欠点かもしれない慎重さに拍車がかかってるけど面倒に巻き込まれないからその方が時間があまる。うまくいくなーとも思っています。

話がそれたけど、先祖の霊がどうしたこうしたとか、前世がどうのこうのとか、宇宙霊が、、、アセンションがどうのっていう話はもう耳を開いた時点で、首を突っ込んだらさらに現実対応力がさがっているし、今を味わえなくなります。ついでにいろんな機会も逃しているかと思いますよ。

「輪廻」を認めない、っていうのが世界の意見

こういう日本的スピリチュアルに対して世界は反対意見のもようです。世界の三大宗教はどう考えているかといえば、、、

釈迦は「霊魂の不滅」を否定
キリスト教もイスラム教も「輪廻」を否定
ー参考:「スピリチュアリズム〈著〉苫米地英人」 にんげん出版

しています(要点抜粋)。霊魂の永続や輪廻を肯定している代表のひとつはヒンドゥー教のようです。これがインドのカースト制をつくった。カースト制度ほんと悲しい

ナチズムの原因も差別意識。

経済社会にいる限り、ビジネスをしようと思うとはじめに競争があるし途中でも闘うしかないときもあるけどそれはその土俵の上だけのおはなし。

それ以外の生活とか暮らし向きを決めていくような、本質本音のところで人に階層や差あるって信じていたら、他人を見下すとか、逆に見上げてしまうとか、視点が行ったり来たりになりますよ

わざわざ自分から不幸に向かっていっているように見えるし、それだけでも忙しい。

来世でやり直すから今こんなもんでいいやみたいな思考の原因にもなっていくかもしれない。今を生きるのにその意味づけって絶対必要なんですか?

今すこしでも変えて行きたい状況があるなら、スピリチュアルを信じるのは遠回り。

あなたはどう感じますか?

コメントやフォローお待ちしています。

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