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悔しいけど読んでしまった本

今の時代っぽいコンテンツを読んでみた。
著者に興味があるわけでもなく、多くの著名人が推薦しているから気になるというわけでもなく、プロデュースした本がバカ売れしてるから気になるというわけでもないが
(この時点でだいぶ気になっている。)

この人の考えが共感や信者を生んでいるんでしょ、どれどれ。
と完全に乗り遅れたミーハー気分で購入した。

結構舐めてかかって読んでいたので
ハードル下がりまくりだったからか、ごくたまーに響くところもあった。

印象に残った部分を切り取って、自分の思いを書き留めておく。

①自分ブランド化

これからは自分という人間をコンテンツ化できると強い。
何かをやろうとした時に、○○といえばこの人というものを持っている人の周りに人やお金は集まる。

この○○である代名詞探しの旅に出ている人がうじゃうじゃと
オンラインサロンに集まってくるそうだ。

オンラインサロンといえば、
お笑い芸人と絵本作家の西野亮廣さん
実業家の堀江貴文さん
幻冬舎編集者の箕輪厚介さん

提供するコンテンツも、
西野さんはエンタメ
堀江さんはビジネス、教育
箕輪さんはプロデュース

あまり詳しくないけれど、大体こんな感じだろう、
とオンラインサロンに入ったことのない私でもわかる。

サロンメンバーは日々ワクワクすることがしたい、革命が起こしたいと
お金を払って彼らの元に集まる。
何が何だかわからないが、そうやって「人」の元に集まるのだ。

人の心を動かすのは人。
そこは大いに共感できる。
会社員生活でも個人として理解してもらうことを意識している。
名前は絶対に覚えてもらうし、私といえば○○というのも持っている。
(グループ内部での小さなコミュニティでの代名詞だが)

最初はしっくりこなくても、
名乗ったおかげでどんどん新しいアイデアが多方から舞い込んできて、一緒に創り上げていくうちに体が追いついてくる。

社内だけでなく、もっと広い世界でいろんな人と仕事ができたら
面白いだろう。
創り上げる過程のワクワク感はたまらないだろう。
土俵に立つにはどうしたら良いか。
今日、今この一瞬が一番若い。
まだまだ成長し続ける。

②会社員もぐもぐ

私は会社勤めで給料をもらって生活しているわけだが、
どうやら箕輪さんやらホリエモンやらに憧れている人は自由に時間を操り、好きなことして生きていきたいようだ。

箕輪さんは、会社員であることをいい意味で利用している。
会社員は会社のお金でノーリスクでギャンブルができるからだ。

確かに、口頭でのやりとり一つで何千万のお金が使えたりする。
企画書とハンコがもらえればいろんな人を動かすことができる。

会社員であることはおいしいのだ。
外に飛び出してなんかやるぞっ!てする前に、
自分のお金を切り崩すことなく挑戦できる環境が会社にはある。

③意識高い系

本を読んで、8割くらいはふざけたことをしている人だが
めちゃくちゃ考えている人だし、走ることをやめない人だった。

編集者という仕事を通して、
誰よりも著者の生き方や考え方に憑依している。

意識高い系という言葉がで始めたのは何がきっかけだったんだろう。

自分のマウントとるためにカタカナのビジネス用語使いまくってそれっぽく話している人が思い浮かぶんだけど。

意識高い系
自分を過剰に演出する(言い換えれば、大言壮語を吐く)が中身が伴っていない若者、前向きすぎて空回りしている若者、インターネットにおいて自分の経歴・人脈を演出し自己アピールを絶やさない人などを意味する俗称である。(Wikipedia)

皮肉を込めて使われることが多いよね。
でもさ、意識って高く持った方が絶対いいよね!

最近、この意識の差はアウトプットの差なのではないかと思う。
YouTubeをぼーっと見ている人とYouTubeで見た内容を実践したり書き起したり発信したりする人とでは学びとして得たものが圧倒的に違う。
情報を得る感度も違う。

最後に

箕輪さんは映画館で尿意に我慢できず席を立たずコップの中にしたかと思えば、徹底的に著名人を分析し書籍化を口説き落とす戦略を考えていたりする。
はたまた自分の破天荒ネタで著名人の心を掴んでいたりする。

どうせふざけたことしか書かれてないんだろうなあ〜という私のような一般人が読んで 一行 でも、「お、そうだよなぁ。確かに。」と思わせれば勝ちなのだから悔しいが完全に箕輪氏の思う壺だ。


自分にしかできないこと。
なんなんだろうともがいている人はたくさんいる。

理不尽なこといっぱいあるよね。
自分の中で、こんなの無理だ、できないと思うことなんて山ほどある。
でも、「無理は通すためにある」んだって。
この言葉は気に入った。



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