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ユトレヒト大学 キャンパス紹介 ②図書館

こんにちは、りさです。
キャンパス紹介の第二回目のテーマは、大学の図書館です。
ユトレヒト大学には2つ図書館があるのですが、今回はサイエンス・パークという理系の学部が集まっているキャンパスにある図書館を紹介します。ちなみに、もうひとつは街の中心にあります。

University Library Utrecht Science Park

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じゃん。
この黒い建物が図書館です。
地上8階建ての大きな建物です。黒を基調としつつスケールが大きいので圧倒的な雰囲気を醸しています。とはいえキャンパスの建物はクレイジーなものが多いので、その中ではわりとおとなしい印象です。

オランダの建築家 Wiel Arets によりデザインされたこちらの図書館は、2004年に建てられました。16年経った今も中も外もきれいで、洗練された空気が漂っています。

雰囲気が伝わりやすい動画を見つけたので、ぜひ見てみてください。

デザイン紹介

建物のそこらがガラス張りなのですが、なにか模様がコピーされていますね。何だと思いますか?

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正解は、竹です。
なぜ竹なのか。それはまだ解明できていません。🤯
ただ、キャンパス内には広い植物園がありまして、そこに中国や日本から来た竹がたくさん植わっているので、なにか関係があるのかもしれません。

あと、最初の写真に写っているように、このガラス窓は一部開閉式なのです。開くといっても、竹のガラス窓の前にもう一枚透明ガラスが貼ってあるので、外気は入らないのですが。一定の間隔で「ウィーン、ズゴゴゴゴ」と音を立てて自動で開閉するのですが、知らないと最初はびっくりします(換気でもないのになぜ開閉するのだろうか)。

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この壮大な感じ、伝わるでしょうか。竹、竹、竹の複製。黒い壁にも同じ竹のイメージが彫刻されています。こうやって空間を大きくドーンと開けるデザインって、日本ではあまり見ないですよね。

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最上階からの眺め。階段とスロープの黒い線が灰色の床ときれいなコントラストでしょう。
現在はコロナ対策で、床に黄色い一方通行のシールが貼られています。

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10月半ばから規制が厳しくなり、屋内ではマスク着用が推奨されています。

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エレベーターも、近未来な感じでかっこいいのです。赤と黒のコントラストが、なんだか映画のワンシーンみたいな。垂直に移動してるだけなんですけどね。

みんなの勉強の場所

ふだんは自由に出入りできる図書館ですが、コロナ対策として今は予約が必須になっており、開館時間も変わっています。
十分な間隔を開けるために席数が通常の1/3ほどになっているので、特に10月末のテスト期間中は予約が取れずに苦戦しました。
ただ、こんな状況でも変わらず勉強の場所を開けてくれるのは本当に助かっています。朝早くから夜遅くまで勉強している学生や案内してくれるスタッフの姿に元気づけられました。ありがたや!

テスト期間中はふだんより長く、朝8時~夜1時まで開いていたこちらの図書館。1時まで勉強することはありませんでしたが、みんなそれだけ遅くまで勉強するってことなんだなあ。日本で通っていた大学の図書館は22時には閉まっていたので、ちょっとびっくり。

ちなみに、図書館での印刷にはお金がかかります。白黒で1枚約4円なのでどうってことない金額なのですが、学部時代は一定の枚数までは無料で印刷できたなあとしみじみ。しかし、2年くらい前に有料になると聞いて当時は「そんなひどい話はねぇ」と思ったのですが、無料であることが当たり前じゃなかったのだと今なら思います。特に今の時代、環境への配慮やペーパーレス化を考えると有料の方が頷けます。
授業では完全にペーパーレスでPDFデータに印をつけたりして文献を読んでいたのですが、テスト勉強のために紙を解禁したところ、やっぱり読みやすい…と感激しました。大事なところはやっぱり紙が一番かもしれないです。


先週末に期末テストと最後のレポート提出が終わり、ほっと一息ついているところです。次の月曜日まで1週間のオフなので、サイクリングしたり本を読んだりリフレッシュしたいなと思います。

テスト準備期間中の苦しみや授業で学んだことについては、またこんど。寒くなってきたので、みなさん体調にはお気をつけて。


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