見出し画像

【モメンタムを起こす方法】 孤独に踊るバカはフォロワーの力でリーダーになる

3年連続、年1回noteを書く事が恒例になってきました。
前回のnoteから丁度1年ほど、やっと取り組みが形になった姿を見せることが出来て嬉しい反面、ここからがスタートであり、焦る気持ちがあります。

前回の記事ではジェンダーに限定して問題提起していましたが、1年間リサーチし、様々な方にインタビューを行う中で、本当に社会にとって、企業や働くあらゆる人にとって良い形とは何なのかと考えを巡らせ、今の「Startup Lights」の形に着地しました。第一弾の認定企業として、4社(READYFOR/ エブリー/SOELU/ユニファ)に参加いただき認定を実施。各所でご活躍されている14名の方に賛同者として参加いただきました。


非常に多くの方に反響をいただき、嬉しいコメントもたくさんいただいたのですが、このスタート地点にすら立つ迄に様々なことがありました。
ただ、それらを乗り越えるにあたり大きな学びがありました。

今日はそれを自分の心に、そしてもしかして同じように困っている誰かがいるのなら、その誰かの役に少しでも立てればと思い、書き残します。


孤独との戦い

ゼロから何かを生み出そう、はじめよう。
そんな時は大体において「1人」からスタートします。ただ、始めるその時は「1人」ではあるものの「孤独」ではありません。寧ろ未来にワクワクし、やってやろうと心を熱くさせているはずです。

ただ、「孤独」の瞬間が訪れます。
どんな時に「孤独」を感じ始めるかというと、仲間がみつからない時や、誰にも自分が行おうとしていることに必要性がないのではないか、と感じる瞬間です。

「いいね」と言ってくれる人は多くいるが、実際に行動を起こしてくれる人はそう多くないことに気づきます。「ノーコメント」の人も多くいます。今この瞬間に助けが欲しいのに、メリットや確らしさがないと手を差し伸べてくれない人が多くいます。

ただ、新しいことや、何かを変える活動は最初から社会に迎合されることはないはずです。簡単に仲間が集まるようなものであれば、もっと早く誰かが取り組んでいるでしょう。

とはいえ、「絶対に必要なんだ」「価値あるものなんだ」そう思っていた自分には声が届かなくなっていきます。
心に燃えていた火が小さくなります。

「孤独」に陥った人は、そこで諦めてしまうこともあるでしょう。
 
どうか諦めないでほしい。

踊り続けろ、バカになれ


デレク・シヴァーズ 「社会運動はどうやって起こすか / How to start a movement」というTEDをご存知でしょうか。非常に有名なので、こちらの画像を見たことがある方は多いのではないでしょうか。

How to start a movement | Derek Sivers 

リーダーシップ論として、フォロワーの重要性を説いています。
 (2分弱の短いスピーチなので、是非動画を見ることをお勧めします。)

動画の中で、芝生で1人で踊る男性が出てくるのですが、最初は笑われ、誰も共にすることはありません。そこに1人のフォロワーが現れ、一緒に踊り、そこに友達を呼び、最終的には大勢で踊る事態になります。

デレク・シヴァーズはまさにこの2人目に踊るフォロワーが重要な役割を果たし、リーダーシップ在り方のひとつだと話をしています。

フォロワーができて、1人から集団になるとモメンタムが起こり、運動になる、と。まさにこの一文が素晴らしいなと思うのですが、フォロワーがいて初めて、最初の1人目は「孤独なバカ」から「リーダー」になるのです。

The first follower is what transforms a lone nut into a leader.

How to start a movement | Derek Sivers 

最高のフォロワーが未来を拓く

私は「孤独」に陥った時に、何とか地道に行動し続けた人でした。様々な方に話を聞いて自分の成したいことは価値があり、社会に必要だとわかっていたので、切り開けると信じていました。

ただ、自分で最適な答えを出すことが出来なかった。当時は社内でも非公式なプロジェクトで、あくまでもサイドプロジェクト。目の前の業務にも必死でした。

絶対に何とかしたい。そんな時に勇気を振り絞って声をかけた方が、孤独に踊っていた私と一緒に踊ってくれたのです。

「プロジェクトの成功のためなら、自分の名前を使ってくれて全く問題ないし、他にフォロワーになってくれそうな人もすぐに引き合わせるよ。」

「中田さんのためなら、いつでも時間をとります。同じ志を持っているから。」

そうしてすぐに、Startup Lightsに沢山の光が集まりはじめ、その光は強く、大きくなり、結果的にメディアにも大きく取り上げてもらうことが出来ました。

ぎこちない笑顔の私


勇気ある行動を


もし「孤独」に陥り悩んでいる方がいれば、

最初のフォロワーを見つけましょう。
誰かが一緒に踊りたくなる踊りをしましょう。
笑われても恥ずかしくない、勇気を持ってバカになりましょう。


もし凄いことをしている孤独なバカを見つけたら、

最初のフォロワーになりましょう。
勇気を持ち、その孤独なバカを行動を以ってして、フォローしましょう。

If you really care about starting a movement, have the courage to follow and show others how to follow. And when you find a lone nut doing something great, have the guts to be the first one to stand up and join in.

How to start a movement | Derek Sivers 

それらの勇気ある行動が未来を大きく変えるはず。


最後に

Startup Lightsの取り組みは冒頭に記載した通り、まだスタート地点。
何も成していません。これからも原点を忘れずに、着実に取り組んでいきたいと思います。

Startup Lightsは沢山の志がある人や企業が集まれば集まるほどに、いいものになります。世の中を大きく、速く、より良い方向に変えることができます。

ぜひ、その光の一員になってください。
もしご関心・ご賛同いただける方はご連絡お待ちしております。
(Startup Lights 事務局:startup_lights@forstartups.com)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?