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【ニューノーマル時代】ミレニアル世代・Z世代のリアルなスキンケア、メイクの変化について【2021年5月2号】

こんにちは、LIPS編集部です。ブランド広告主様に向けてマーケティングの支援をしている『LIPS labo』。今回はLIPSユーザーにアンケートを実施し、昨年と比較し、ミレニアル世代・Z世代のスキンケアやメイクがどのように変化したかを分析しました。(※LIPSユーザーを対象にアンケート。集計期間:2021年5月12日(水)〜17日(月))

1.ロールモデルの多様化

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LIPSユーザーの中でも、さらに美容感度の高いユーザーをピックアップして、今回はアンケート調査を実施しました。

メイクや美容で参考にしている著名人について」は、上記のようにYouTuberやインフルエンサーの台頭が目覚ましいことがわかりました。

おうち時間が多くなり、YouTubeやSNSに触れる機会が増えたということが一因。

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株式会社GVによる「Withコロナ2年目のおうち時間の過ごし方」の調査(出典)でも、「動画・映画鑑賞」「料理」「ゲーム」「読書」「SNS」がTOP 5に上がり、普段の生活の中にYouTubeやSNSが当たり前に浸透し、より深度を高めていることがうかがえます。

中でも新たなYouTuberの台頭を感じる結果に。「ひなちゃん5しゃい」「Make up GYUTAE」「Minsco 민스코」など、新たな美容系YouTuberに支持が。こちらの結果でも分かるように、性別・国籍を超えたロールモデルの多様化を実感しました。

芸能人」「美容家」と回答された意見でも同様の傾向が。

韓国アイドルのTWICEや、俳優のパク・ジフンさん、SNSをメインに活躍する美容家かずのすけさんの名前が。

Z世代は、憧れのミューズではなくリアルな声に共感ができるロールモデルに移行していることが分かる結果となりました。

2.Withコロナでメイクへのモチベーションに変化

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メイクのモチベーションについて」の調査では、「上がった」「下がった」ともに同程度の回答が。ですが、内容を見てみると明らかな変化を感じる結果となりました。

メイクへのモチベーションが上がった要因は「アイメイク」の変化、下がった要因は「リップメイク」の変化と、明らかな違いが。次項にて詳細をご紹介いたします。

3.アイメイクに注力。中でもまつ毛への意識が高まる

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アイメイクが変化したと回答した81%のユーザーは、いずれも「アイメイクが濃くなった」「ぱっちりとした目元を作りたい」「よりカラーメイクに注力するようになった」「マットが好きだったけれど、キラキラ系のシャドウにチャレンジするようになった」など、ポジティブな意見が多かったように感じます。

アイメイクの中でもまつ毛にこだわるユーザーが多かったのも大きな特徴。

「カラーマスカラを使うようになった」「アイメイクの中でもまつ毛が一番大事だと感じるようになったので”まつ育”をはじめた」という声も。

大きな目元を作るのにユーザー意識として、まつ毛への意識が高いことが伺えました。

「マスクで顔が隠れる分、目元を強調するようになった。ラメなどを使って華やかに見えるように工夫している」(@tetetenn0811さん

「マスクで目元だけが見える状況が多いので、特に力を入れてメイクするようになりました。マスクの蒸気でまつ毛が下がるのでまつ毛パーマやパリジェンヌをしたり、まつげ美容液を購入してまつ育したりしてよりアイメイクが映えるような努力をしました」(@maaai_0114さん

4.メイクはリップで完成する。リップメイクが楽しめない今の状況

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95.2%ものユーザーが昨年よりリップメイクに変化を感じたという結果に。Withコロナも2年目になり、マスクがデフォルトとなる中、どうしてもリップはマスクの下に隠れてしまうことに。

リップアイテムは、「マスクでも落ちない粘膜系、血色感を演出するカラーのものに」「リップクリームやバームのみ」という二極化に変化したんです。

また、特に印象的だったのは、LIPSユーザーの中でもさらに美容感度の高いユーザーたちならではの意見。

リップメイクをすることでトータルにカラーバランスを楽しんでいた、というBeforeコロナと異なるため、メイク全体のモチベーションが下がったという声が多く聞こえたこと。

「メイクはリップで完成する」という、そもそものリップメイクの人気の高さが伺えます。

そういった意味では「昨年はティントばかり使用していましたが、最近は落ちてもいいからグロスなど使いたいもの好きなものをつけたりしてます」(@hukusuke831さん)という意見も納得。

これからのリップメイクへの意識はどう変化していくのかは、ますます気になるところです。

5.ハイライト需要がアップ。崩れないツヤ肌がキーワード

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マスクでベースメイクがよれる、崩れやすさを感じるということで、「キープミスト」「フィックスミスト」の需要が増えた中、今回アンケートを実施したアンケートの中では、そもそもの「下地×ファンデーションの組み合わせで崩れにくさを研究した」「リキッドファンデーションの上にパウダーファンデーションを重ねている」といった声も。

そして特に意見が多かったのが「ハイライト」についての意見。

「マスクから出てる面だけで勝負できるベース(ハイライトや美白下地など)を探すようになった」(@hoso_h0026さん

「リモートも多くなりハイライトをしっかり入れるようになりました!」(@hukusuke831さん

肌にやさしく(次項スキンケア部分について詳しくご紹介させていただきます)、崩れにくいというポイントは昨年と変わらず、それにプラスしてハイライトで叶えるツヤ肌を作りたいというユーザー心証を実感する結果に。

@hukusuke831さんの意見にもあるように、よりオンライン映えを意識する傾向がハイライトへの需要を高めたのではないでしょうか。

6.「洗顔&クレンジング」「鎮静系アイテム」「スキンケアアイテムの購入増」というトピックがポイント

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マスクによる肌荒れや肌のゆらぎを感じることが多いため、スキンケアに注力しているという声が多く見られました。

「洗顔とクレンジングにこだわるようになった」(@zzir_584さん

「コスメよりもスキンケア用品を買うことが多くなりました。特に流行りのシカ成分が入っていて鎮静効果のあるものだったり、その時のお肌の状態に合わせてパックをしたりする回数が増えました。高いスキンケア用品にも手を出したりして色々試してみています」(@maaai_0114さん

など「洗顔やクレンジングにこだわるようになった」「鎮静系のアイテムをしこたま買い占めた!」「メイクよりもスキンケアにかけるお金の方が多くなった」「デパコススキンケアをライン買いした」という声も。

美容購入代もこちらの意見に合わせて、半分以上のユーザーが増えたという結果となりました。

またQoo 10など海外ブランドのアイテムをを購入できるECサイトを利用するユーザーが多く、韓国発の鎮静成分「シカ」を配合したアイテムが爆発的な人気になったことも大きな要因なのかもしれません。

そんな中で、「肌の状態に合わせて選べるよう洗顔アイテムを多数購入した」「クレンジングを肌にやさしいバームに変えた」など、洗顔&クレンジングというスキンケアのファーストステップに、重きをおくユーザーが多かったのが印象的でした。

今後もこの洗顔&クレンジングに注力する傾向が増えていくのはないかと予想されます。

パーツからトータルに。今後のメイク、スキンケア事情は変化するのか?

Afterコロナの先行きはまだ見えない中、「Withコロナ」「マスクメイク」がスタンダードに。では、これからのメイクやスキンケアはどう変化していくのか。

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上記の結果のように、オンライン映えをSNS映えを意識するユーザーが多いからこそ、オフラインでの対面印象ではなくオンライン状況下で"自分をどう可愛く見せるか"が、大きなポイントとなりそうです。

そしてリップメイクの項でもご紹介したように「メイクを楽しみたい!」というユーザーが多いからこそ、現状の目元のパーツメイクによった変化から、オンラインやSNS映えに特化したトータルメイク(全顔でのメイク)という変化が訪れるのではないかと考えられます。

時世を捕らえつつも、根底にある「メイクが大好き」「メイクをもっと楽しみたい」というユーザーの気持ちは、今後も変わらないのではないでしょうか。

過去の記事はこちらから

美容トレンドの”今”。『リバイバル』と『多様性』がキーワードに【2021年5月1号】

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