vol.14 「OB・OG訪問」 外国ルーツの学生向け 日本での就職活動ガイド
こんにちは! Living in Peace 難民プロジェクトです。
今回は、日本での就職活動の際にやっておくべき「OB・OG訪問」について紹介します。
◆OB・OG訪問とは
そもそもOB・OGって何でしょうか。OB・OGはそれぞれ Old Boy、Old Girl を省略した和製英語で、その学校の卒業生を指します。
OB・OG訪問とは、自分の志望する企業で働いている、同じ学校の先輩を訪問しお話を聞くことです。
◆OG・OG訪問のメリット
OB・OG訪問は必須ではありません。OB・OG訪問を行っていなくても、内定は取れます(※企業によっては選考に関係するところもあるようです)。ではなぜ、就職活動の際にOB・OG訪問を行うことが推奨されているのか。それは就活生にとって、良いことがたくさんあるからです。
〔OB•OG訪問のメリット〕
①説明会やインターンシップの参加では分からないリアルな会社の情報を得られる
OB・OG訪問は基本的に1対1で行われます。その為、大人数が参加する説明会よりも砕けた雰囲気になります。公の場では聞きづらいことを聞けるチャンスでもあります。
②面接の練習になる
1対1で社会人の方と長時間お話をするので、ビジネスコミュニケーションの練習の機会にもなります。
③選考や履歴書、エントリーシートのアドバイスをもらえることがある
OB・OGの方に就職活動の悩みを聞いてもらったり、アドバイスをもらえることもあります。
④モチベーションが上がる!
志望の会社のことを詳しく知ることで、自分自身のモチベーションも上がります!
⑤選考で有利になることがある
OB・OG訪問が内定に直接、関係するわけではありませんが、一部の業界(※1)ではOB・OG訪問をしたかどうかを重要視する傾向にあるようです。必須ではないからこそ、周囲の就活生と差をつけられることは間違いないでしょう。
※1 商社、金融機関、広告業界…など
◆OB・OG訪問の時期
訪問に決まった時期はありませんが、早くて大学3年の10月。ピークは大学3年の3月~大学4年の4月です。就活スケジュールでいうと、準備期間にあたります。ピークの時期は、OB・OGの方とアポイントメントが取りづらくなるので、余裕をもって、早めの時期から準備を進めていきましょう。
◆OB・OG訪問の流れ
①OB・OGを見つける
☆OB・OGの見つけ方☆
・知り合いの先輩をあたる
・自身の大学のキャリアセンターで連絡先を手に入れる
・友人やアルバイト先の人など知り合いの伝手を利用
・OB・OGのマッチングサイトを利用
まずは訪問するOB・OGを見つけます。知り合いのOB・OGがいないよ、という方でも、最近はOB・OG訪問用のマッチングサイトがあるので使ってみるのも良いでしょう。
②連絡して会う約束をする
OB・OGの連絡先を入手したら、メールか電話で連絡します。大抵、メールでの連絡が推奨されます。
敬語がたくさんのメールを作るの面倒くさいなあ…と思うかもしれませんが、メールのテンプレートを参考に作れば、そんなに時間もかかりません。
③訪問の準備をする
持ち物①エントリーシート(ES)or 履歴書
②会社の案内、パンフレット
③筆記用具、メモ
★質問したいことをまとめておく!
OB・OGの方々は忙しい中で、就活生の為に時間を割いてくれています。訪問の時間は限られているので、予め質問したいことなどは、まとめておきましょう。
④OB・OG訪問
当日は時間厳守で、待ち合わせに遅刻しないようにしましょう。もし遅刻しそうになった場合は予め、OB・OGに連絡します。
ちなみにOB・OG訪問ではカフェ、ファミリーレストラン、居酒屋、会社が場所として指定されることが多いようです。
何かを食べたり飲んだりする場合、OB・OGさんが注文したものよりも値段が安いもの or 同じものを注文しましょう。自分が好きなもの食べたい~、飲みたい~と思うかもしれませんが、OB・OGの方々がお金を払ってくれるケースが多く、あまり負担とならないようにしましょう。そして、お金を払ってくれることを当然と思わずにきちんとお礼を伝えましょう。
⑤訪問のお礼
できれば当日中にお礼のメールを送りましょう。帰りが夜遅くになってしまった場合は翌日の午前中までに送るのが望ましいです。お礼メールもテンプレートがあるので参考にして作成しましょう。
OB・OG訪問、緊張するし、難しく感じるかもしれませんが、実際に働いている方の話を聞くことで、学ぶことは絶対にあるので、是非、挑戦してみましょう!
-------------------------------------------------------------------------------------
「スキ(ページ下部のハートマークをクリック)」で応援いただけると大変励みになります。よろしくお願いします。
執筆:須永真由(Living in Peace)
-------------------------------------------------------------------------------------
☆外国ルーツの方に向けたおすすめ記事☆
SNSでも情報発信しています!