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【母の日/こどもの日企画】ChanceMakerギフト第3弾を実施しました!

Living in Peaceは「Chance Makerギフト」事業の第3弾として、2021年5月の母の日/こどもの日にあわせ、母子生活支援施設を退所された方々へギフトをお贈りしました。

Chance Makerギフトとは、母子生活支援施設を退所した母子へ、施設を介してギフトをお贈りすることで、施設と退所世帯のつながりを回復し、社会での自立を支えることを目指す取り組みです。

母子生活支援施設の現状や背景については、過去のレポートをご参照ください。

■Chance Makerギフトのねらい

ギフトの狙いは、大きく以下の2点です。

① ギフト(宅食や家事代行サービス)による金銭的・身体的負担減
② 施設とのつながり(ソーシャルキャピタル)の回復、精神的孤立の緩和(世帯の抱える生活問題について『頼れる人』の数を増やす)

ギフトは注文レターを通じて贈られ、受け取った方はレターに記載されたQRコードを読み取り、ご自身の好きなギフトを選択して受け取ることができる仕組みです(レターには、各施設の職員の皆様からのメッセージを記入していただいています)。

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■第3弾Chance Makerギフトのご報告

今回は4施設の皆様にご協力いただき、計62世帯の退所世帯の皆様にギフトを届けることが出来ました。

人気のあったギフト
1位 お米 20世帯
2位 Fire TV Stick 8世帯
3位 ステーキセット/カタログギフト 6世帯

種類別のギフト注文割合は下記の通りです。

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過去2回のCMギフトを通して経済的な支援を必要とする世帯が予想以上に多いことがわかったため、今回は、お米、肉、野菜などの食料品の選択肢を増やしていました。

また、コロナ禍で外出が出来ず、自宅で子どもと2人きりで日々過ごすことへの悩みを抱える保護者が多いことが影響したのか、家族で遊べるおもちゃを選択される方も多い結果となりました。

■ギフトをお贈りした家庭の皆様からの声

コロナ禍で、孤独感や体調が優れない日が続いておりましたが「頑張ってきてよかったなー」と思いました。施設の方にもお礼のお手紙など書こうと思っています。施設での思い出も色々と子供と話す機会を持てました。
本ギフトと、先生からのメッセージが、とても嬉しかったです。施設にいた当時は色々ありましたが、今となっては良い思い出です。それも思い出しました。

ギフトの送付にあたりレターをお送りするだけでなく、各家庭へ電話をしていただいた施設も多くあり、施設の皆様からも、「成長した子どもとやりとりできて、職員としても嬉しかった」「今後も施設に頼っていいんだということが伝わり、相談先として思い出してもらえるようになったと思う」との声もいただきました。

■株式会社三越伊勢丹様からのご協力

今回、株式会社三越伊勢丹様のオンラインギフトサイト「MOO:D MARK by ISETAN(ムードマーク バイ イセタン)」(※以下、ムードマーク)にChance Makerギフトの趣旨にご賛同いただき、ギフトの送料負担にご協力いただきました。

多くの顧客を持つ企業が社会課題に取り組むことで、様々な方にこのような課題が存在することを知っていただくことが出来ます。そして「知ること」は、課題解決への第一歩だと私たちは考えています。

Chance Makerギフトについて、株式会社三越伊勢丹・ムードマークご担当者様よりコメントをいただきましたので紹介いたします。

【ご担当者様より】ムードマークでは、ギフトを通じて人と人の思いのつながりが感じられるようにという願いを込めて、オンラインギフトサイトを日々運営しており、Living in Peace様の取組みと意義に深く共感しております。

今回、ギフトをお届けしたご家庭のみなさまに喜んでいただけたとのこと、とても嬉しく思っています。これからもギフトをきっかけに会話がはじまったり、楽しい時間をみなさまで過ごしていただけるようなサービスをお届けしていきたいと思います。

なお、今回は下記通販サイトに掲載のギフトから、いくつかギフトの候補を選びました。母の日、こどもの日に合わせたギフトということもあり、特別な日を飾るような食品が退所家庭の皆様に好評でした。

■母子福祉部会の皆様との協働

Chance Makerギフトは、企画立ち上げや、母子生活支援施設様への告知にあたり、東京都社会福祉協議会母子福祉部会の皆様にご協力をいただいてきました。

そうした中、ご担当者様より、Living in Peaceとの関わりが刺激の一つとなり、一部の地域で地域全体の困窮家庭を対象とした支援施策をスタートさせることに決まったというお知らせをいただきました。

引き続き母子福祉部会の皆様と連携を深め、一緒に課題に取り組んでいきたいと思います。

■今後に向けて

新型コロナウイルス感染症の長期流行を受け、母子生活支援施設では入所時に時間をかけて築いた入所者との関係性が失われつつあることが課題の一つとなっています。必要な時に声を掛けられる関係性を持つことが、孤立した家庭を作らないために必要だと私たちは考えています。

母子生活支援施設は、児童福祉施設のなかで唯一、親子が一緒に利用することを前提とした施設です。親子がはなればなれにならず、ともに生活して支援を受けられる重要な施設ですが、一般にはその重要性があまり知られていません。

第三者団体である私たちが関わることで、課題についての認識が広がり思いを巡らせる人が増え、困ったときには誰かに頼ることができるネットワークが生まれることを目指しています。必要な方に必要な支援が行き渡るよう、今後も活動を継続したいと考えています。

そして、子どもを取り巻く環境をより良いものとするために、寄付を行ってくださる皆様もそのネットワークの一員です。皆様のおかげで今回も多くの家庭にギフトを届けることが出来ました。たくさんのご協力と温かい思いをいただき、本当にありがとうございました!

-お知らせ-

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