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認定NPO法人Living in Peaceマガジン

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認定NPO法人Living in Peaceの、全noteを詰め込んだマガジンです!
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#福祉

コロナ時代の中高生向けオンラインプログラム!2年間にわたる試行錯誤の経験から得たノウハウのご紹介【後編】

こんにちは!認定NPO法人Living in Peace(以下LIP)です! LIPでは2011年より、児童養護施設で暮らす中高生を対象としたキャリア教育プログラム(「おしごとリップ」)を実施してまいりました。 新型コロナウイルスが蔓延した2020年より、対面で実施していた「おしごとリップ」を、Zoomを使用したオンライン形式のプログラムに切り替えました。 今回はその過程で得た「オンラインプログラム」をより良いコンテンツとする為のノウハウを紹介します! 「当日までやる

コロナ時代の中高生向けオンラインプログラム!2年間にわたる試行錯誤の経験から得たノウハウのご紹介【前編】

こんにちは!認定NPO法人Living in Peace(以下LIP)です! LIPでは2011年より、児童養護施設で暮らす中高生を対象としたキャリア教育プログラム(「おしごとリップ」)を実施してまいりました。 新型コロナウイルスが蔓延した2020年からは、Zoomを使用したオンライン形式のプログラムに切り替えています。 今回はその過程で得た「オンラインプログラム」をより良いコンテンツとする為のノウハウを紹介します! 子どもたちの参画意識を高めるコンテンツを考える

みんながつながり合える場所をつくりたい!そのために必要なこととは?【後編】

認定NPO法人Living in Peaceは2022年4月15日(金)、「にしなり★つながりの家」設立を目指すクラウドファンディング「「おかえり」でつながり合える地域の実家を!西成子ども食堂の挑戦」の協賛企画として、オンラインイベント第2弾を開催しました。 クラウドファンディングは、4月18日(月)に、総支援額19,790,000円と、当初の目標額12,000,000円を大きく上回る形で無事に終了することができました。ご支援・ご声援をくださった皆さま、本当にありがとうござ

みんながつながり合える場所をつくりたい!そのために必要なこととは?

認定NPO法人Living in Peaceは2022年4月15日(金)、「にしなり★つながりの家」設立を目指すクラウドファンディング「「おかえり」でつながり合える地域の実家を!西成子ども食堂の挑戦」の協賛企画として、オンラインイベント第2弾を開催しました。 クラウドファンディングは、4月18日(月)に、総支援額19,790,000円と、当初の目標額12,000,000円を大きく上回る形で無事に終了することができました。ご支援・ご声援をくださった皆さま、本当にありがとうござ

母子生活支援施設を退所された方々へ、クリスマスギフトをお贈りしました!

Living in Peace (以下、LIP) は、2021年12月に「Chance Makerギフト」の第4弾を実施しました。 Chance Makerギフト(以下、CMギフト) とは、母子生活支援施設を退所された方々へ、施設を介してギフトをお贈りすることで、施設と退所世帯のつながりを回復し、社会での自立を支えることを目指す取り組みです。 母子生活支援施設とは? 母子生活支援施設 (以下、母子施設) とは、子育て中のお母さんとお子さんが一緒に入居できる、集合住宅型の児

ルールはいらない? 「誰でも来られる」居場所を作るために大切なこと

認定NPO法人Living in Peaceは2022年3月26日(土)、「にしなり★つながりの家」設立を目指すクラウドファンディング『「おかえり」でつながり合える地域の実家を!西成こども食堂の挑戦』の協賛企画として、オンラインイベントを開催しました。 イベントでは、当事者、実践者、研究者という異なる立場から4人のゲストをお迎え! それぞれの立場から、「こどもの育ちを支えるつながり」をテーマにお話しいただきました。 今回の記事では前編に続き、イベント後半の様子を一部抜粋し

こどもの育ちを地域で支えぬく! いま本当に必要な「つながり」とは?

認定NPO法人Living in Peaceは2022年3月26日(土)、「にしなり★つながりの家」設立を目指すクラウドファンディング『「おかえり」でつながり合える地域の実家を!西成こども食堂の挑戦』の協賛企画として、オンラインイベントを開催しました。 Living in Peaceは、2019年3月、「困難な家庭環境にあるこどもの育ちを地域で支えるために何が必要か」を模索するなかで、本クラウドファンディングの主催者である川辺康子さんと出会いました。 大阪・西成で、こども

りっぷキッチンでフードパントリーを開催しました

Living in Peaceは2021年11月7日(日)、コロナ禍でこども食堂が開催できない中、先月に続きフードパントリーを開催しました。 ※事前予約の3部制にし、感染対策もしっかりと行いました。 お子様1人あたり3食分用意し、合計で35家庭へお子様88人分の食料をお渡しすることができました! 事後に行ったアンケートでは、コロナの影響が続く中で厳しい生活が続いている世帯がいらっしゃることが窺われ、そのような方たちにもしっかりと支援を届けることができたものと考えています

新型コロナの感染拡大に伴い、困窮する外国籍の世帯に対して物資支援を行いました!

2021年11月6日(土)に、新型コロナの感染拡大の影響により仕事を失うなどして、収入が減少してしまった外国籍の世帯に対して、食品や日用品の物資提供をいたしました。 Living in Peaceでは、今年初めより「移民・難民の子どものいのちを守る基金」と銘打ち、繰り返される緊急事態宣言の影響で困窮する外国籍の子育て世帯への現金給付支援を行ってきました。 外国籍の場合は在留ステータスの関係上、生活保護制度を利用できない世帯が多いだけでなく、日本語でのコミュニケーションが不

すべての人にチャンスを!150人のプロボノ集団がサポーターを募集!

誰もが自分の可能性を諦めなくてよい社会を作りたい!虐待や貧困、紛争や迫害など。世の中には本人の努力だけでは解決できない困難により、自らの可能性を諦めざるえない状況にある子どもや大人が大勢います。 そうした機会の不平等をなくし、すべての人に等しくチャンスのある社会を作っていきたい! その実現に向けて、チャンスメーカー(マンスリーサポーター)として一緒に活動へ取り組んでくださる仲間を募集します! 社会を前に進めるために! 所属を超えて集まった150名はじめまして、Livin

ことばを正しく使うこと

真実であることの価値がゆらぐ昨今の国内外の政治的状況が、「ポスト・トゥルース」と語られることが増えました。 しかし21世紀に限らず、かつてのベトナム戦争にまつわる米国の政治的状況について経済学者の猪木武德は、宗教的信念の希薄な民主主義社会においてことばへの信頼が脅かされやすいと指摘しており、思わず首肯するばかりです。 ことば自体、真実を伝えるだけのものではありません。謝ったり、約束したり、あるいは美しいレトリックで魅了したり、いずれもことばの大事な側面です。 しかしなが

誰しも、生きる力を持っている

「くるしい、くるしい、こんなんは、生まれてこなんだら、よかったんとちがうか、みんながみんな生まれてこなんだら、何もないねんから、何もないねんから——」 川上未映子の『夏物語』第1部、母とふたりで大阪に暮らし、母への葛藤で長らく声を発しなかった12歳の緑子が、最後、母に向かって絞り出すように言った言葉です。物語の第2部では、違う人物から、たとえわずかでも、ほかの人々の幸せをよそにひどい苦しみを生きざるをえない可能性があると分かっていて、なお人を生むのかという問いも発せられます

【母の日/こどもの日企画】ChanceMakerギフト第3弾を実施しました!

Living in Peaceは「Chance Makerギフト」事業の第3弾として、2021年5月の母の日/こどもの日にあわせ、母子生活支援施設を退所された方々へギフトをお贈りしました。 Chance Makerギフトとは、母子生活支援施設を退所した母子へ、施設を介してギフトをお贈りすることで、施設と退所世帯のつながりを回復し、社会での自立を支えることを目指す取り組みです。 母子生活支援施設の現状や背景については、過去のレポートをご参照ください。 ■Chance Ma

空に向かって落ちる

立秋を過ぎても、暑い盛りが続きます。 暑い暑い屋外では、つい前ばかりを凝視して一目散に涼しい室内を目指してしまいがちです。しかし、一年でもっともエネルギーに溢れた空は、立ち止まって頭上を振り仰ぐ者に力をくれます。 時刻を遅らせれば、これが織姫と彦星が年に一度の逢瀬を遂げる天空なのです(今年の旧暦七夕は8月14日)。 小さいころから空を垂直に見上げたまま歩くのが好きです。今でもたまにやれば、空に向かって頭から落下しているような不思議な気分になって、やっぱり楽しい。 勝手