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準動詞 第1回「分詞って何?」


今回のテーマは「準動詞」

 中学英語・高校英語、どちらにおいても、難関と言われる文法事項である「準動詞」について解説します。

そもそも、準動詞とは?

 そもそも、準動詞とは何かといいますと、動詞から派生した形である「分詞」「動名詞」「不定詞」の3つをまとめて準動詞と呼びます。

分詞の基本

 分詞とは、動詞の語形を変化させて形容詞の働きを持たす語です。意味としては、能動的な意味(~している)受動的な意味(~される)です。

能動的な意味を持つ語形:現在分詞→動詞の語尾+ing
受動的な意味を持つ語形:過去分詞→動詞の語尾+ed/動詞ごとの独自の語形

復習:形容詞の働き

 形容詞の働きは、2つです。1つ目は名詞修飾で、2つ目は補語です。
形容詞のredの例
例)A red car 赤い車→名詞修飾
例)A car is red. 車は赤い。→補語
例)The sun make a leaf red. 太陽が葉っぱを紅葉させる。→補語
(直訳:葉っぱを赤くする)

現在分詞の例

例)sleeping baby 寝ている赤ちゃん
 現在分詞のsleepingは、動詞のsleepの語尾にingをつけた語形で、能動的な意味を持つ形容詞の役割を果たす。(名詞修飾)

例(形容詞+名詞)

例)A baby is sleeping. 赤ちゃんは寝ている。
 現在分詞のsleepingは動詞のsleepの語尾にingをつけた語形で能動的な意味を持つ形容詞の役割を果たす。(補語)

例(SVC)

例)I saw a baby sleeping. 私は赤ちゃんが寝ているのを見た。
 現在分詞のsleepingは動詞のsleepの語尾にingをつけた語形で能動的な意味を持つ形容詞の役割を果たす。(補語)

例(SVOC)

過去分詞の例

例)used car 使われた車(中古車)
 過去分詞のusedは動詞のuseの過去分詞形で受動的な意味を持つ形容詞の役割を果たす。(名詞修飾)

例(形容詞+名詞)

例)This car is used. この車は使われる。
 過去分詞のusedは動詞のuseの過去分詞形で受動的な意味を持つ形容詞の役割を果たす。(補語)

例(SVC)

例)I saw this car used. 私はこの車がつかわれているのを見た。
 過去分詞のusedは動詞のuseの過去分詞形で受動的な意味を持つ形容詞の役割を果たす。(補語)

例(SVOC)

分詞の核心

 分詞で最も重要なことは「動詞の語形を変化させて、動詞を形容詞へと変化させる」です。
 *私は分詞のことを勝手に「動形詞」と呼んでます。

最後に

 最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は分詞の解説をしました。いかがでしたか?皆さんの英語学習の一助になればうれしいです。では、次の記事でお会いしましょう。


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