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年末年始はどう過ごす?2023年に期待すること・新しく始めたいことは?

2022年も残りわずかとなりました。今年は、例年この時期に実施している調査「年末年始の過ごし方&来年に期待すること」に加え、「新たに始めようと思っていること」について全国約56万人を対象に調査を実施しましたので結果をまとめてお届けします。

1.年末年始の過ごし方、2022年も「年越し蕎麦を食べる」が圧倒的1位

年末年始はどのように過ごすのか聞いたところ、例年どおり全体の1位は「年越し蕎麦を食べる」が圧倒的で5割超となりました。2位以降は僅差で「紅白歌合戦を見る」「お雑煮をたべる」が3割台後半で続きます。4位の「初詣に行く」という人は3割台半ば昨年の調査結果と比べてもほとんど差はみられませんでした。

ランキングには掲載はありませんが、10代では「お年玉をもらう」が5割超、「おみくじを引く」も3割超と高い割合です。「紅白歌合戦を見る」は、10代では5割弱、中でも10代女性では6割弱で他の年代に比べ10ポイント以上も割合が高くなっています。若者を中心にヒットした歌手の出場が増えている影響もあるのかもしれません。一方で50代以上では「紅白歌合戦を見る」という人が年々減少傾向となっています。
10~20代女性では「ジャニーズカウントダウン2022-2023を見る」や「CDTVスペシャル!年越しプレミアライブを見る」の割合が高く、歌番組をみて過ごす人も多いようです。また、50代以上では「箱根駅伝を見る」という人が3割半ばとなっています。

2.2022年を振り返った幸福度はコロナ前のスコアに戻り65点に

ご自身の1年間を振り返って「幸せ度合い」を0点~100点で回答してもらいました。過去3年間の幸福度のスコアと比較してみると、コロナ禍1年目の2020年の結果は59点。年末はGo Toトラベルの停止、一部エリアで年始早々から緊急事態宣言の発令など、帰省や旅行を控えたり、先の見えない状況に不安を感じたりした時期でもありました。今年の2022年は、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年と同じ65点まで戻ってきました。今年は行動制限が徐々に緩和されたこともあり、人と会う機会が増えたり、イベントの再開、全国旅行支援が実施されたりと日常の楽しみが戻ってきたのかもしれません。

3.2023年は「よい年になると思う」が昨年からやや減少

2023年はどんな年になると思うか聞いてみました。昨年に比べ【よい年になると思う】(「とてもよい年になると思う」「よい年になると思う」「ややよい年になると思う」の合計)と回答した人は56%となり、昨年よりもわずかに下回る結果となりました。今年は物価上昇や社会情勢など懸念される点もあるのかもしれませんね。

次に「よい年になると思う」、「悪い年になると思う」のそれぞれの理由についていくつかご紹介していきます。

4.2023年に期待していること、コロナ収束関連、経済状況の持ち直しが上位に

続いて、2023年に期待していることを聞いてみました。
全体では、昨年同様に「新型コロナウイルスの収束」が1位で約5割となり、すべての年代でも1位となっています。全体の2位は「経済状況の持ち直し」が4割弱、3位は「マスク不要の生活」が3割台半ばで続きます。

男女年代別でみると、男女ともに「新型コロナウイルスの収束」は年代があがるにつれて割合も高くなる傾向にあり、特に女性50代以上では6割超となっています。

男性はすべての年代で「ワールドベースボールクラシック (WBC) の開催」がランクインし、特に男性20代~50代以上で割合が高い傾向にありました。男性50代以上ではWBC以外にも「ラグビーワールドカップ」も7位にランクインしており、スポーツイベントへの期待がうかがえます。
男性10代では「5G回線/スマホの普及」が2割超で4位にランクイン。割合は低いものの「メタバース (※) サービスの普及・拡大」も9位でした。男性20代と30代では「キャッシュレスの普及」が他の年代に比べて高めとなっています。男性はテクノロジー分野や3次元の仮想空間への期待がうかがえます。 また、男女ともに20~30代では「在宅勤務/テレワークの継続」の割合が他の年代に比べ高くなりました。

女性10代では「コロナウイルスの影響で中止/延期になったイベントの開催」の期待が高く3割弱となっています。割合は低いものの、女性10代と20代では「ハリーポッターテーマパークの開園」が1割超で高めでした。若年層の女性はエンターテイメント関連への期待が高い様子がうかがえます。
女性20~30代、50代以上では「全国旅行支援の継続/拡大」が2割台半ばとなっています。女性20代では旅行関連の「海外旅行に行くこと」も5位に入っており2割超でした。女性50代以上では「新型コロナウイルスの治療薬の開発/普及」が4割超で全体に比べ10ポイント以上高いことがわかります。

5.2023年に新たに始めたいこと、「国内旅行に行く」がTOPで今後の消費行動に期待も?

最後に、2023年に予定している/新たに始めたいと思っていることを聞きました。
全体では「国内旅行に行く」がもっとも高く3割超でした。次いで「自分磨きをする (外見・内面)」が2割台後半、「ダイエットをする」が2割弱で続きます。

男女年代別でみてみると、男女ともに10~20代では「資格を取る」が2割超となり、男性10~20代では3位となっています。
男性10代~30代では「運動/スポーツを始める」の割合が他の年代に比べて高く男性30代では4位にランクインしました。前項の「2023年に期待していること」同様にスポーツ関連が男性の中では関心が高い様子がうかがえます。
女性はすべての年代で3位にランクインしている「ダイエットをする」ですが、割合は低いものの、男性30代以降でもTOP3以内に入る結果となっています。35歳以上になると健康診断の項目も増え、健康への意識や体形を維持しようとする人も多いのかもしれません。

女性10~20代は全体的に割合が高い傾向にあり、いろいろなことを始めたいという期待の高まりを感じる結果となっています。女性10代では「自分磨きをする」「ダイエットをする」「イメチェンする」外見に関連する項目の割合が、他の年代に比べて圧倒的に高くなっています。また、「友だちづくり・人脈づくりをする」も全体に比べ30ポイント以上高い結果でした。

女性10~20代では「フェス/ライブに行く」は3割前後と高くTOP5入り。そのほか、女性10~20代では「貯金を始める」が3割弱と高めで、女性20代では5位にランクインしました。
女性20代では「国内旅行に行く」が4割超で2位となっており、TOP5にはランクインしていませんが「海外旅行に行く」も高めでした。

年末の過ごし方は上位の項目が定着している様子がうかがえました。また、幸福度のスコアはコロナ前に戻りつつあることがわかりました。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつあるなかで、ロシアのウクライナ侵攻や物価高の影響により、不安が残る年となりました。その一方で来年にはこのような状況が改善してほしいという期待や新しく始めることなどポジティブな回答も見受けられました。久々に行動制限のない今年の年末年始は楽しく過ごせるといいですね。

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【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国 13歳以上の男女
実施時期:2022年11月28日~11月30日
有効回収数:555,074サンプル
集計対象:有効回収数の中からランダム抽出した男女13歳以上の46,048サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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