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【2022年版】高校生の好きなミュージシャンランキング

高校生はふだんどのくらい音楽を聴いているのでしょうか。高校生に人気のある音楽番組やミュージシャンなど、高校生の音楽事情について、昨年(2021年)に引き続き、今年もリサーチしました。


1.8割超の高校生が「週に4日以上」音楽を聴いている

高校生にふだんどのくらい音楽を聴いているかを聞きました。「音楽はまったく聴かない」と回答した人の割合はわずか1%で、昨年と変わらず高校生はふだんよく音楽を聴いていることがわかります。
「ほぼ毎日聴く」という人の割合は全体で7割超となり、男女で比較するとDKよりもJKの割合が高くなりました。学年別にみると、特に2年生で「ほぼ毎日聴く」という人の割合が高い傾向にありました。
さらに「週に4日以上」(「ほぼ毎日聴く」「週4~5日聴く」の合計)音楽を聴くという高校生は全体の85%で、高校生にとって音楽は生活に欠かせないもののようです。

2.好きな音楽番組の全体TOPは「CDTVライブ!ライブ!」

音楽祭などの特別番組は除き、定期的にテレビで放送されている音楽番組をふだん見るかどうかを聞きました。また、見るという方には首都圏の地上波テレビ番組表(2022年4月時点)からピックアップした番組の中で、好きな音楽番組を聞きました。録画や見逃し配信、DVDやインターネットで見る場合も含めて回答してもらっています。
※なお、2022年4月より「シブヤノオト」がリニューアルされ「Venue101」(ベニューワンオーワン)になっており、調査時点では、「Venue101」は選択肢として設置していません。

「まったく見ない」と回答した人は全体の35%で、6割超の高校生は何らかの音楽番組を見ていることがわかりました。男女別にみると「まったく見ない」という人は、JKで3割弱、DKで4割超となり、JKのほうが音楽番組をよく見ていることがわかります。また、学年が上がるにつれて「まったく見ない」の割合が高くなり、3年生では4割でした。

見ている音楽番組の全体TOPは「CDTVライブ!ライブ!」で4割強でした。全体2位は「ミュージックステーション」で3割超。どちらも生放送で音楽パフォーマンスを楽しめる番組で、男女ともに高い割合でTOP2に並んでいます。
全体の3位以降は「関ジャム完全燃SHOW」「バズリズム02」「シブヤノオト」が1割前後で続き、男女別ではいずれもJKのほうが高い割合となっています。

3.高校生が音楽番組を見る理由は「好きなアーティストがよく出ているから」

ふだん音楽番組を見る高校生に音楽番組を見る理由を聞きました。全体1位は「好きなアーティストがよく出ているから」で4割超。男女ともにTOPですが、DKよりもJKの割合が高く5割超となっています。
全体2位以降には、「生演奏やライブが楽しめるから」「新曲が聞けるから」が3割台で続きます。

男女別でみると、どの項目もJKの割合が高く、音楽番組を好きな理由が色々あるようです。「振り付けやダンスが見られるから」の割合もJKでは高く5位にランクイン過去に行った調査でも、DKよりJKのほうがダンスをすることが好きという人の割合が高く、音楽番組を見て振り付けをまねしたり、参考にしたりしているJKが多いのかもしれません。

一方、DKのほうが高い割合なのは「名曲が聴けるから」「音楽の知識が深まるから」で、それぞれ1位と6位にランクイン。好きなアーティストを見る以外にも、音楽の知識や歴史を知れることも理由の一つとなっているようです。

4.高校生が好きなミュージシャンTOPは男女ともに「YOASOBI」

J-POP/K-POPアーティストを中心に、国内の音楽チャートからピックアップしたアーティストの中から、好きなミュージシャンやアーティストを聞きました(2022年5月時点)。

全体のTOPは「YOASOBI」2位と3位は僅差で「Official髭男dism」「米津玄師」という結果に。
男女年代別でも、直木賞作家4人とのコラボ企画が始動した「YOASOBI」やアニメ『SPY×FAMILY』のオープニング曲が大ヒットの「Official髭男dism」、さらに『シン・ウルトラマン』の主題歌が話題の「米津玄師」がTOP3にランクインしています。

DKよりもJKのほうが各項目の割合が高い傾向で、特に「back number」「あいみょん」「まふまふ」「天月-あまつき-」はJKの割合が高くなっています。
「Ado」「Eve」「まふまふ」「天月-あまつき-」「ずっと真夜中でいいのに。」といった、動画配信などのインターネットを中心に活動するミュージシャンも多くランクインしています。「Ado」「まふまふ」「天月-あまつき-」「ずっと真夜中でいいのに。」は、特に高1JKで高い割合でした。

また、「back number」「Mrs.GREEN APPLE」「RADWIMPS」といったバンド系も男女ともにランクインしています。JKでは「マカロニえんぴつ」、DKでは「緑黄色社会」もランクイン「ヨルシカ」はDKよりもJKの割合が高くなっています。

そのほかにも、男女ともに「優里」が11位にランクイン。SNSを通じてヒットした「かくれんぼ」、さらにそのアンサーソングとしてリリースされた「ドライフラワー」もBillboard JAPAN 2021年の年間総合ソング・チャートで1位を獲得しました。
「King Gnu」は、JKで13位、DKで9位。「カメレオン」はフジテレビ系月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」の主題歌にもなりました。
また、JKの13位には「TWICE」がランクイン。このランキングにはのっていませんが「BTS」「IVE」「BLACKPINK」「ITZY」「Kep1er」といったK-POPアーティストもJKのほうが高い割合でした。「TWICE」は特に高1JKで割合が高くなりました。
同じくランキングには入っていないものの、「King & Prince」「なにわ男子」「Snow Man」「SixTONES」といったジャニーズ系もJKのほうが高い割合で、いずれも1割台でした。


昨年に続き、高校生にとって音楽は欠かせない存在ということがわかりました。好きなミュージシャン・アーティストの顔ぶれは昨年から大きく変わり、特にJKではTOP3もすべて入れ替わっています。今後も高校生の音楽のトレンドがどのように変わっていくのか注目ですね。

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【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2022年月5月11日~2022年5月12日
有効回収数:993サンプル
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります

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