これを知ると恋愛観の全てが変わる─・・・アナタの愛情表現はどのタイプ?
みなさんこんにちは、Linda°です。
ずいぶんと大袈裟なタイトルだと思いましたか?
でも私がこのことを初めて知った時、本当に「目から鱗って落ちるんだ・・・!」と思ったんです。
あまりの衝撃、あまりの興奮に、
恋人、友人、家族、職場の人・・・みんなにこのことを教えてまわりました。
今でこそ、何だか偉そうにこうやって恋愛についてのメッセージや記事を書いていますが
それまでは私も全くもって恋愛下手・・・というか
何故か楽しいはずの恋愛をすると苦しくて辛い状態に追い込まれ・・・
でもお相手のちょっとした行動で今までの苦しさが吹っ飛び、あっという間に嬉しくなっては
またズドンと地獄に落ちるような精神状態が繰り返し続いていて、
なかなかこのパターンから抜け出すことができなかったんです。
そして、これが"問題"だなんて自分では全く気がつくことがありませんでした。
本当に大好きなのに、距離を詰められると心を閉ざしたくなって、
「どこに行くの?」「今日何してたの?」なんていうなんでもない質問が尋問に感じられたり、
でも、向こうから連絡がないとソワソワしてしまって、他のことが手につかなくなったりする・・・。
ただ忙しいだけなのに、勝手に「嫌われた?」「もう好きじゃないのかな・・・?」
と自分の首を絞めて、
この寂しい気持ちが募って溢れ出してしまうと、勝手に腹をたてて冷たくしてしまったりする・・・・・。
改めて書き起こしてみると、我ながらお恥ずかしい限りなのですが、本当に、本当に、"恋愛下手"だったんです・・・・・・。
これを読んでくださっているみなさんは、どうでしょうか?
「自分も同じ!わかる!!」と思われた方、
「全くもって理解できない」と思われた方、
もちろんそれぞれあると思います。
この私の恋愛の癖は「愛着障害」と呼ばれる恋愛パターン、4つのうちの1つの例になります。
私の恋愛話に全く理解ができなかった方も、この記事を最後まで読んでいて損はないはずです。
何故なら、アナタ方「安定型」以外の残りの50%は何かしら、私と同じような少し厄介で世話の焼けるパターンを持ち合わせているからです。
愛情表現(愛着障害)のパターン
「愛着障害」とは、自分の経験(主に幼少期)によって形成されるもので、
恋愛関係や対人関係における自分の対応や反応のパターンのことです。
(「愛着障害」と言ってしまうとなんだか聞こえが悪いので、この記事ではあえて「愛情表現のパターン」と表現するようにします。)
このパターンは大きく4つに分けられていて
「安定型」「不安型」「回避型」そして不安型と回避型があわさった「不安-回避型」になります。
一般的には、幼い頃に両親や保護者と呼べる存在から充分な愛情を注いでもらい、
家族と言う場所がアナタの「安心」できる場所・・・
そして「愛されている」と一点の曇りもなく自然と思える場所であればアナタの愛着スタイルは「安定型」になると言われています。
「安定型」は全体の50%ほどを占めており、
「好きな人から愛されているのは当たり前」とナチュラルに思えることができるので、
特に恋愛や対人関係に問題を重大な問題を抱え込むことなく、先ほどの私の話に共感できない人たちですね。
このタイプが恋人の人は、本当にラッキーです。
当たり前のように恋愛関係にまっすぐ向き合ってくれ、アナタのことをしっかりとみてくれる人が多いからです。
私も実は、このタイプの鏡のような人とお付き合いをしてから内省を重ね、大きく成長を成し遂げ、
今こうやって「みなさんの背中を押したい」「同じように苦しんでほしくない」と言う思いでnoteを始めることができたのですから。
そして残りの20%が「不安型」、25%が「回避型」、3〜5%が「不安-回避型」となり、
など、様々な点で考え方が異なります。
私が自分の愛着障害のパターン、「不安-回避型」と言うことを理解した時は衝撃でした。
今までうまくいかなかった恋愛全て「自分の所為だ」「私には価値がないから・・・」と卑屈になっていたので
私の恋愛のやり方が「ただの1つのパターンにすぎなかった」と知ったことで
他にも同じようなパターンを持っている人はたくさんいるし
何だか自分が認められたような・・・否定されていない気持ちになったのです。
自分の愛情表現パターンを知ることで、自分で地雷を踏むことを避けることができるし、
相手の愛情表現パターンを知ることで、恋人とどこで摩擦が起きていたのかを知ることができます。
愛情表現のパターンを理解することは本当にこれまでの恋愛観をまるっきり変えて、
どんな恋愛指南書よりもアナタの恋愛をうまく活かせることにつながります。
私自身、せっかく「安定型」の恋人に恵まれ、「不安型」と「回避型」のふたつのパターンを色濃く併せ持っていたのだから
言ってしまえば、愛情表現の4パターン全てを網羅している女です(笑)。
愛情表現のパターンを把握し尽くした私が、この記事を書かない手はないと、
他の人たちにもインタビューをとり、この記事を作成することに成功しました。
さて、みなさん自分がどんな愛情表現のパターンを持っているかドキドキしていることでしょう(笑)
でも安心してください。
どの愛情表現のパターンが正しいとか、良いとか悪いではありません。
また、どの愛情表現のパターンも変えることができます。
自分が持っているパターンが嫌だと感じるのであれば、その時に理想とするパターンを目指せばいいだけのことです。
では早速どんなパターンを持っているのか確認してみましょう。
アナタはどの愛情表現パターン? 《愛着障害チェック》
まずはアナタが、どんなパターンを持っているのか確認してみましょう。
メモなどを用意して、次の質問に当てはまるかどうかをチェックしてください。
さぁどうでしたか?
となります。
不安型の特徴と恋愛アドバイス
1〜5にチェックが多かった人は「不安型」となります。
このタイプの特徴は、
このようなものが挙げられます。
主に幼少期に親の"飴と鞭"が極端だった場合など___親の機嫌で状況がガラリと変わってしまう環境に身を置いていたり、
常に周りの顔を伺って、「自分の行動で相手の対応や反応が大きく変わる」____例えば自分がお父さんがビールを飲み終わる頃にタイミングよくビールを運んでいればお父さんは機嫌がいいが、それをしなければお母さんに嫌味を言い始めてエスカレートしてしまう環境など____
このような経験を過ごした人がなりやすい愛情表現のパターンになります。
もちろん、幼少期のことだけでなく学生生活でイジメにあっていたり、自分がイジメられないように身を守るための行動、
あるいはいわゆるDVやモラハラタイプの恋人と出会ってから身を守るために身につく場合もあります。
そしてこの「不安型」は仕事ができる人が多いのも特徴です。
インタビューを取った人たちは起業していたり、バリバリの仕事できる人の割合が高く、
おそらく「相手の顔色を伺うこと」と「場の空気をあり得ないくらい読める」という術が身に染みているからではと考察します。
相手の気持ちを慮る才能というのは、アナタへの立派なギフトです。
それが身についた環境は苦しいものだったかもしれませんが、これからの人生を歩む上で持っておいて損はないもののハズ。
ただ少し、恋愛関係となってしまうと、そこに自分の立ち位置を当てはめて自ら様々なパターンを思考したりして、不安になってしまう傾向にあります・・・。
そして不安が募って「もういい」と、相手が怒るようなことをわざとしてみたり、浮気をするそぶりを見せてみたり、と何故か問題を起こすようなことをしたりするかもしれません。
実は、これはアナタの「不安スイッチ」が押されているから当然のごとくアナタが自分を守るために反応しているだけなのです。
「不安型」のもう一つの大きな特徴は、「不安スイッチ」がオンになった時にとる「自己防衛」があります。
相手から連絡がなかなか来なかったり、体の関係が持てなかったり、イチャイチャしてもらえなかったりすると「不安スイッチ」がオンになります。
要するに寂しい気持ちにさせるとこのスイッチが入るんですね。かわいいかまってちゃんです。
でもここで誤解してほしくないのは、これただ単なる「かまってちゃん」ではないんですよね。
この時の「不安」というのは、「不安型」ではない人たちには分かり得ないほどの「底なしの不安」の場合があるんです。
恐怖に近いものを覚える人もいます。
このパターンに当てはまらない方は、近所の悪ガキから常に豆鉄砲で顔を狙われているぐらいの不安のレベルから自分たちの足元にサメがいていつ食べられるか分からない状態の不安のレベルを抱えていると考えてください。
少し冗談めいて言いましたが、「不安型が寂しい時に抱える不安」というのは本当に「たったそれだけのこと」ではないのです。
では、寂しさが募りこの不安スイッチが入るとどういう自己防衛が働くのかというと
こういったものが挙げられます。
ここまで「不安型」の特徴を書いて気づいている方が多いと思いますが
「不安型」は身体的な近さをとても重要視する人が多いのも特徴です。
私は普段、秘密の恋愛や不倫についての記事を書いているように、そのような相談を多く受けていますが
不安型が婚外恋愛のパートナーさんである場合、やはりお相手の結婚相手と自分、「どちらと肉体関係を多く結んでいるのか」「どちらに満足しているのか」を気にしている方が多く
どのような関係性であれ全体的に「肉体関係を結べない=飽きられている、嫌われているのでは」という考えに至る人が多いです。
お相手の行動に自分の感情が振り回されているように感じる人は、自分が不安になるポイントを抑えたり、不安になった時にとりがちな行動を把握しましょう。
連絡が取れないなどの行為は、お相手が「わざと」でアナタにしてしまっているわけではないことを理解することも大切です。
一度、自分が「どういうことで不安を感じるのか」「不安に思うことでどのような行動をとってしまうのか」ということをしっかりと把握しお相手に伝えることができれば
お相手もまた、お相手のどのような行動がアナタを不安にさせているのかを理解することができます。
アナタが不安にならないために「少なくとも朝晩の挨拶は必ずする」などを話し合って決めることができたり、
連絡が取れない時のお相手の状況などを理解することでアナタ自身も不安になる要素を減らすことができるはずです。
これは自分の行動を正当化しているのではなく、アナタが「不安型」という「愛情表現のパターン」を持っているからとれる対策です。
アナタ一人が都合のいい言い訳をしているわけではありません。
ただ、アナタは自分は相手の要求ならなんでも応えると意気込んでいるかもしれませんが、
相手も一人の人間で、アナタのクローンではありませんので、全てアナタの要求に答えることができないのも事実です。
このこともしっかりと頭に入れておいてください。「要求を認めてもらえない=愛されていない」というわけではありません。
また、お相手はアナタのことを大事にしているのだと安心することも必要です。
アナタの望む行動を与えていなくても、アナタが例え何を言ったとしても、お相手はアナタが好きだからまだお付き合いしているのでないのでしょうか。
だから、お相手は自分から離れないという安心を一度感じてみましょう。
本当の気持ちを話すことが怖いと感じるかもしれませんが、少しずつでもいいので「こうして欲しい」「この靴はアナタに似合わないよ」など思っていることを伝える練習をしてみませんか?
「愛されること」に人一倍敏感なアナタだからこそ
2人でお互いを想いやり、1つの関係を築き上げる素敵な恋愛をしましょうね。
パートナーの理解がもらえないようであれば、愛着障害について調べてもらいましょう。
一緒にテストを受けるのもいいかもしれませんね。
そしてパートナーがまさにこの「不安型」である方は
何が不安に繋がるのか、この要素をしっかりと洗い出してください。
例えば連絡が取れないことが不安に繋がるとするのであれば
こまめに連絡をするように気に掛けたり
連絡をこまめに取るのが難しいのであれば「できる時には連絡をしているよ」と伝えてあげたり「仕事で忙しい時は連絡が少なくなる」と教えてあげたりしてください。
「誰かのために行動を起こす=愛」と直接的に捉えやすい愛情表現のパターンですので、
行動がものをいうことが多いです。
だからこそ、できないことがある時は「行動しない(できない)=愛していない」ではないということをきちんと相手に伝えることが大切です。
当然、アナタもパートナーが不安にならないように全ての要求を飲まなくていいので、
話し合って譲歩し、お互いにお互いがストレスを与え合う関係から
お互いがお互いを想いやる関係にしていきましょう。
回避型の特徴と恋愛アドバイス
11〜15にチェックが多かった人は「回避型」となります。
このタイプの特徴は、
などになります。
「回避型」を持つ人は、良くも悪くも「自立」することに重きをおいており「自分本意」の考え方をする人が多くいるように感じます。
例えば、基本的なパートナーシップは"ふたり"で1つの関係を築き上げるものに対して、
「回避型」はそれぞれが独立して混ざり合うことのない関係を築くことを理想としている感じです。
私は"青"、アナタは"赤"だとすると、2人で"ムラサキ"を創るのではなく
私は"青"なんだから、アナタの"赤"を混ぜないでよ。
私に何かしたいなら、"青"を持ってきて。私は"赤"に染まる気はない。
こんな感じの感覚を持っています。
これは幼少期に、親から誰かを頼ることを否定された____泣くことは弱さで人に頼るのは恥ずかしいことと言われたり、
あるいは泣いている時も助けが必要な時も、親から無視されて育ち「泣くことや助けを求めることは無意味」「結局自分を救えるのは自分しかいない
」という考えで生きざるを得ない環境に身をおいていると
「回避型」の愛情表現パターンを身につけやすいです。
「自分」は「自分」という考えで生きているので、どうして「自分」が「相手」の面倒を見なければいけないのか、少し疑問に思うような方が多く
「相手」も「相手自身」が自分の面倒を見ればいい。私が何かを相手にしてあげる必要があるのか?
不思議に思われる方も多いのかもしれませんね。
この愛情表現パターンをお持ちの方で、少し面白いなと私が感じるのは
「ここが嫌いだ」「あいつは本当にわかってない」とアレだけ文句を言っていた昔の恋人が
別れた途端に「なんていい人だったんだろう」「自分に理想の相手だった」と思えてくるところです。
もちろん、「回避型」を持つ全員がこのような考えに至らないとは思いますが
私の例を出すと、昔の恋人が私は恥ずかしくて自分の恋人だと言えずにいたんです。
一緒に歩く時も「なんで私はこの人の隣を歩かなきゃいけないんだろう」「自分にはもっと相応しい理想の相手がいるはず」と思ってしまうと歩きながら距離を置いたり、
ファッションや髪型が本当に好きになれなくて、嫌だと思いながら
もし恋人がいると話をした時は、どれだけ私が嫌な思いをしているのか惜しげもなく不満をぶちまけていました。
付き合って2年目ぐらいの時に友人が「なんでそんなに文句を言って、嫌いだ!嫌いだ!って言ってるのに別れないの?」と私に聞いた時、
私は答えることができなかったんです。本音では自分は相手のことが大好きだってわかっていたし、別に別れたいわけじゃなかったから。
「不安-回避型」のところでもう少し詳しく書きますが
私はこの時「不安-回避型」でも主に「回避型」が強い時期でしたが、
不安型の要素もしっかりと持ち合わせていたので、本音で自分が相手のことを好きなんだということを素直に認めることができていたということも大きかったと思います。
しかし「回避型」がしっかりと強い方はこの自分の本音を認める・・・というよりも本音に気が付いている人が少ない傾向にあるようです。
自分の本当の要求に気がつきにくいのが「回避型」愛情表現パターンの大きな特徴です。
というのも、
困難な状況にあった
↓
助けが欲しい・頼りたい
↓
この期待を破られる
(助けてもらえない。頼ることができない。)
↓
非常に落ち込む
↓
困難な状況にあう
↓
助けてもらえない
↓
一人でなんとかするしかない。
(本当は助けてもらいたい)
↓
一人で生きていかなければ。
(誰かに頼るのは弱さだ。)
↓
頼れるのは自分だけ。一人が楽だ。
↓
困難にあう
↓
一人で解決しよう
(本当は助けてもらいたかったことはすでに押し殺している)
(誰かに頼るのは弱さ)
(自分は強いから一人で平気)
このような流れが出来上がっているので、本当は自分は寂しくて恋人が欲しいと思っていても
いざ恋人ができてしまうと、近い存在ができて、自分が今まで必死に作り上げた防壁が崩れて"弱く"なるのを恐れているのです。
だって一度誰かに頼ることを許してしまうと、次に何かあって頼りたいのに助けてもらえなかったりしたら、期待して傷つくのは自分ですから。
だから「回避型」は近い存在をつくることを極端に嫌がります。
そして、恋人と別れた途端
もう別れてしまったら近い存在になりようがないので、「あ〜〜なんていい人だったんだろう」と今まで言っていた文句や嫌な要素は全部嘘みたいに忘れて
前の恋人がしてくれたいいことだけを思い出して「あの人は本当にいい恋人だった」「自分にとって完璧だった」と理想化してしまうのです。
私自身も今でもこの時の恋人が理想の相手だと思う気持ちがあります(笑)
「回避型」にも自己防衛に入る「回避スイッチ」が備わっていて
など、一言で言えば「距離を詰められる」ことに反応します。
でも、本当の本当の本音は、独りで寂しいと思っているんです。
違いますか?本当は「本当の自分をわかってくれる人」を求めていませんか??
生き抜くために、自分の感情を押し殺して、押し殺して独りで生きることを決めたので、もう心を開いてまた傷つくことを恐れているんだと私は思います。
一人で解決したがるので「不安型」と違って「回避型」のこの防壁(自己防衛)は本人の意識がどう変わるかが大きな鍵です。
これに関しては愛情表現パターンだけでなく、全てのことに共通ではありますが
特に「回避型」の場合は「自分で変わる」という強い意志がなければ何もスタートしません。
もしアナタが自分が「回避型」と認識をしていて、いい恋愛関係を築きたいと感じているのであれば
「人は独りで生きていかなくてもいい。」
このことを心に刻んで欲しいのです。
必要な時に助けてもらえなかった頃のトラウマは、アナタが認識していようとしてなかろうと、確かに大きく心の傷として残っています。
いきなり心の扉を100%全開にして人を向き合う必要はありません。
アナタのことを本当に大事にしていると感じられる人がパートナーにいるのであれば、
また、そう言った関係を築きたいのであれば
少しずつ、少しずつ、扉を開いて見てください。
まず初めに「自分は以下に自分自身のことを話すのが苦手なのか」ということを相手に伝えるのもとっても有効な手段です。
そうすることで「話さない」という自己防衛が明確になり、相手への理解に繋がります。
この一歩が、アナタの心の扉を開く鍵の役割をしてくれます。
あとは話せると思う時に少しずつ、言わないと思っていた本音をこぼすだけです。
ペースは人それぞれ、ゆっくり、自分のできるスピードでトライしてみてください。
また、「回避型」は自分を守っていた防壁が崩れると「不安型」になり安い傾向があるようです。
(実際に私自身もそうだと感じています。詳しくは「不安-回避型」の特徴で述べています。)
(そしてこの防壁は、自分の身を守るために100%集中できない時、
例えば身近な人の「死」や大きなショックがあったときに崩れやすいです。)
ある程度お相手に話すことができるようになったらもう一度、愛情表現(愛着障害)のパターンをチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
そしてパートナーが「回避型」かもしれない方は、決して本音や自分のことを話すようにプレッシャーをかけないでください。
忍耐強く、相手が話し始めるのを待っていて欲しいのです。
そして「何を聞いても自分から離れない」「いつでも話を聞いてくれる存在」という安心感を与えてくれるだけで、本当に救われるんです。
アナタのパートナーがアナタが求めるレベルで気持ちや出来事を話すことができなくても、アナタに感謝の気持ちを伝えることができなくても、
そばにいて、話を聞いてくれる存在としてデーンっと構えてくれるだけで、与えられる安心感に非常にありがたく思っているはずですよ。
不安-回避型の特徴と恋愛アドバイス
1〜5、11〜15のチェックの数が等しいぐらいにあった人は「不安-回避型」です。
「不安型」と「回避型」の両方の特徴を併せ持つので、詳しい特徴はぜひの「不安型」と「回避型」項目をそれぞれ読んでみてください。
この記事を書いている私Linda°自身が長年付き合ってきた愛情表現のパターンである「不安-回避型」。
実はこれ、私はある仮説を立てています。
もちろん全てに当てはまらないかもしれませんが
この「不安-回避型」って「回避型」が「回避型」から「不安型」あるいは「安定型」になるためのプロセスなのではないかと。
というのも「回避型」は本来「(本音では)誰かに頼りたい、寂しい気持ち」などを押し殺して辿り着いた最終形態ですので、
この感情を押し殺す防壁がなくなって「人に頼りたい"弱い"気持ち」が表面に出てくると、今まで無視していた「本当の気持ち」の存在に気がついて
「本当のことをいうのが怖い」と感じる「不安型」のような傾向になりやすいのだと思います。
私も20歳までは「なんで誰かと付き合う必要あるの?」「体の関係だけで良くない?めんどくさくない?」「結局人生、自分ひとりで生きていかなきゃなのに」というバリバリの「回避型」でした。
そこから3年間お付き合いした昔の彼氏と出会って
この時の彼も「安定型」で本当に一緒にいて安心できたんですね。
自然に笑わせてくれる人で、彼と一緒にいて肩の力が入るようなことがなかったんです。
だから「回避型」だった私が、少しずつ自分のことを話すようになった・・・・。
きっと時期的なものもあったと思います。
「回避型」のところで軽く触れましたが、「回避型」は自分の周りで何か大きなショックを受ける出来事が起きると、自己防衛の防壁が意図せずに崩れるので、
それを考えると、彼と出会ったのは大切な人を2人も続けて亡くしたばかりで、私の防壁もまさにちょうど崩れていた時期でしたから。
ここで私は少し回避型の強い「不安-回避型」になり
多分、最後の半年くらいは非常に「安定型」に近かったと思います。
だからこの「不安-回避型」の項目に当てはまった方、ふたつの要素を持ち合わせているので自分が変わるのはより多くのステップが必要そうだとか、他よりも難しいのではないかなんて思わないでください。
ふたつの項目を読んで、自分がどちらの要素が多く含まれているのかを確認してみるのも面白いかもしれません。
ふたつの要素をきちんと自分で理解することで、
「今自分は不安型からこの反応をしたな」「今、自分は回避型のモードだな」と自分を観察することができます。
また、このパターンを持っている人がパートナーの場合、初めは理解するのが難しいかもしれません。
寂しくても平気な時と、全くそうではない時が気分によって違ってくるかもしれないからです。
普段は寂しいと言えないから平気な素振りをしている可能性もありますし、本当に平気だから気にしていない場合もありますが
寂しいと言っている時は、精一杯の甘えを見せている可能性が高いです。
思い切って相手をしてあげてください・・・。
愛情表現(愛着障害)のパターンは変えられる?
冒頭でもお伝えした通り、結論は「変えることができます」。
どの愛情表現が正解というわけではありませんが、一般的にあまり自分に負担がかからない「安定型」を目指される方が多いので
「安定型」を目標をするとすれば、一番手っ取り早いのは「安定型」のタイプとお付き合いをすることです。
幸いにも「安定型」は50%もいますので、出会う確率も2人に1人ですね。
安定型とお付き合いをしてみて、実際「どのように問題に対して対処をするのか」「どうやって自分の気持ちを話しているのか」を観察するんです。
あとは自分も真似をしてしてみる。・・・・これが一番勇気がいるのですが。
やっぱり「自分の気持ちを話す」「自分の要求を述べる」ことで相手が傷つかないか、相手の気持ちが離れてしまわないかと考えてしまうと難しいと感じることが多いかもしれません。
でも一番大切なのは「変わりたい」と思う自分の気持ちです。
少しずつでもいいので、トライしてみてください。
本音を話すときに怖くて不安で、思わず泣いてしまうかもしれません。
私は実際、勝手に涙が流れてきます。
自分が勇気を出して、今までしてこなかったこと、本音で話すことを泣きながら挑戦したにもかかわらず、何かが原因で今お付き合いしている相手と結局は別れてしまうかもしれません。
私も何度も別れ話をしました。その度に「初めてこんなに心を開いたのにまたひとりになるの?!」と余計なトラウマを抱えそうな気持ちになります。
でも、
でも、確かなことは
きっと次また恋愛をするときは、私は今までの恋愛よりも絶対上手にできるという自信があることです。
これは、私が絶対に「安定型」として鎮座すると心に決めているからというのもあるかもしれません。
そしてお相手が「安定型」ではなかったとしても、
アナタ自身が「安定型」のような振る舞いをすることを目指すことができます。
この時のコツは、まさに自分は「安定型」だから。と安定型になり切ることです。
「不安型」の人は本音で話す勇気を身につけることが大きな鍵になると思いますし、
「回避型」や「不安-回避型」の人は
「安定型」を目指したいのであればいきなり「安定型」を目指してもいいし、
まずはどちらかというとより人と関わろうとする「不安型」に落ち着いてもいいと思います。
そこから少しずつ「安定型」に近づくようにステップを踏めばいいのです。
では、最後に「安定型」の特徴をみてみましょう。
安定型の特徴
「安定型」の特徴は一言で言えば
「相手もハッピー、自分もハッピー」の「win-win」な関係を築くのがとっても上手です。
このようなものが挙げられます。
もちろん、全てが完璧でこの「安定型」のいうことが全部正しい。と言っているわけではありませんが
「相手に対して自分を隠さず誠実に向かい合う」ことが自然とできている人が多いと思います。
だから相手が怒っていても「自分のせいだ。嫌われた。」と短絡的にならず
「何をしたらいいんだろう。相手は何がして欲しいんだろう。」と
自分のニーズと相手のニーズをすり合わせるのが、我々「安定型以外のパターン」よりも上手です。
そこから一人で解決するのではなく、ふたりで解決することを選ぶのも大きな特徴ではないでしょうか。
「(本当はこうして欲しいけど)自分が我慢すれば解決」「(これされるの嫌だから)この場から少し距離を取ろう」とはならずに「(一緒に話し合いをして)どうしようか?」となるんですね。
もちろん「安定型」が誠実でなんでも話し合うことが上手だから嘘つきではないと保証しているわけではありませんよ。
全ての家庭が、サザエさんやちびまる子ちゃんのような環境というわけではないように、
家庭環境というのは、もちろん似たような環境もあるとは思いまずがそれぞれの家庭で異なります。
人格形成には家庭環境だけでなく、その後の学生生活などの集団生活も大きく関わっていますから、
それぞれの環境ごとに形成される人格もまた、それぞれです。
パターンごとに基本的な反応や対応の仕方は同じでも、人はそれぞれみんな異なった性格を持ち合わせています。
愛情表現のパターンとして大まかな特徴を押さえてしまえば
残りの細かい部分はふたりの世界です。
アナタとお相手だけの素敵な恋愛をしてくださいね。
p.s.
恋愛表現のパターンがそれぞれの"人種"だとすると
実は恋愛表現の"言語"というのも存在します。
近いうちに記事にしますので
アナタがどの恋愛の"言語"を話すのか、
アナタのお相手はどの"言語"を話しているのか、確かめてみてくださいね。
Linda°