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パーソナルスタイリストにおける必要なことはドラマが全て教えてくれた

私はメディア系のスタイリングがメインです。特にドラマなどのストーリー系の動画です。そうした中で、時々パーソナルスタイリストをお願いされることもあります。企業の社長、会社役員、バリバリ働くキャリアウーマン、など、理由は様々です。

簡単なアドバイスから、一緒に選びに行くことまで、その内容は様々。
パーソナルスタイリストをやる上での要素はドラマにおける役作りと類似する部分があったりします。
それは、個人個人のプロファイリングです。

以前の記事、『ドラマのファッションスタイリストの面白さ』でも書きましたが、ドラマのコーディネートとスタイリングにおいて重要なことは服を通して役の具現化をしていくことです。

ドラマを通して、弁護士、刑事、編集長、OL、アーティスト、主婦など多種多様な役のスタイリングにたずさわってきました。
役者さんがいて、役がある。同じ役だとしても、役の設定において、体型、年齢、キャリアの長さ、性格などを構築していくので毎回スタイリングは変わります。

これはパーソナルスタイリストにおいても通ずるものがあります。
会社の役職、どんな企業なのか、部署、年齢、性格、住んでいる場所、キャリアの長さ、など様々な情報があります。
そうした全ての情報があればあるほど、その人に合うコーディネートとスタイリングはより具体的に描かれていく。

おしゃれに仕上げることはとても簡単なことです。
ただ、その人に合ったものを選び、着こなしを伝えることはプロファイリングが重要になります。
そして、一回で終わるよりも回数をこなしていくことが大事です。
私の場合は、最終的にその人自身が自分で服を選んだり、着こなしたりして、着ることの楽しさを知ってもらえるのが一番嬉しいことです。

バイビー

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