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転機

関東に来てから、4ヶ月経った頃・・・

知り合いがいなかったことも寂しかったし、時間もあるし、なんか新しいこと始めたいなぁって思った。

そんな時に、私がずっと好きでインスタをフォローしている方が、

「スポーツやろうよ」というコミュニティ・サークル探しのサイトを紹介していた。

この方も、3年前に福岡に移住して、人間関係も仕事も一から構築していて

新しい土地で3年経った今、とても生き生きと暮らしている姿が素敵だった。

そんな姿に憧れて、私も何か新しい趣味を探してみよう!と思った。


何がしたいかなって考えた時、学生時代にやっておきたかったことを思い出した。

「ダンス習いたかったなぁ」

よくそんなことを思っていた。

学生時代の私にとって、「ダンスをする」ということはハードルがあった。

ダンスをやっている人のイケイケなノリについていけるかな?とか

ダンス下手くそって思われそう・・・とか

ダンスに対してのハードルだけでない。

学生時代に部活をやったのは、中学生を最後に何もしていなかったし、

サークルにも入っていなかったのでコミュニティに馴染めるかどうか不安があった。

今思えばそれは、勝手に自分が築き上げてきた先入観でしかなかった。

そういう自分の先入観も取っ払いたくて、探してみた。


検索をかけていたら、家から15分の地区センターで、ダンスサークルが!!

早速、サイトを通じてサークルの管理者と連絡を取ってみた。

ウェルカムな雰囲気で連絡を取ってくれたこともあって、参加へのハードルが少し下がった。


そして体験当日、Google Mapを頼りに入り組んだ道の先にある地区センターへ・・・

入った瞬間、超かっこいいお姉さんやお兄さんがダンスの練習をしている・・・

あ、間違えたかも・・??

そんなふうに思った。

早めに到着してしまった私は、かっこいい人たちとお話しする勇気もなく、教室の隅っこでずーっと同じストレッチをしながら始まるのを待っていた。

開始5分前になって、小さいお子さんを連れたママさんや、主婦の方、留学生や高校生がバタバタと教室に入ってきた。

その瞬間、「あれ?私が描いていたイケイケのノリと違うかも」と感じた。

その直感は当たっていた。


年齢国籍関係なく、みんなで楽しく踊って、汗かいて

全然踊れなかったけど、結局ダンスしてる時ってみんな自分のことしか見てないから、全然恥ずかしくなかった。

なにより楽しかった!

踊れないけど、自分の体で表現することの楽しさを実感した。

あんな風に踊れるようになりたいなぁとか、

もっと上手くなりたいなぁって

いろんな思いが湧き上がってきた。


この日が関東に来てからの私の転機で、コンプレックスを解消した日だった。

•コミュニティに属すること

•思い切って新しいことにチャレンジすること

•自己表現すること

どれも自分の苦手なことだったけど、

ダンスを始めたことで少しの自信と勇気を得ることができた。

意外と私できるやんって。


初めての参加から四ヶ月たった今も月2回参加している。とっても楽しい。

TWICEを踊ったときには私はTWICEのメンバーなんじゃないかって勘違いしてしまう笑

徐々にメンバーの人にも自分のこと認知してもらえるようになったのも嬉しい。


コロナ禍で人との繋がれる機会が減って

新しい環境で知り合いを作るのも難しい。

だけど

行動すれば人と繋がれること、自分の楽しいと思えるコミュニティを見つけられることを体感した。

この経験がまた新しいことを始める原動力になった。(これに関しては次回書きたいなあ)


この記事を読んでくれた人や同じような境遇の人が、私も探してみようかなって背中を押すきっかけになればすごく嬉しい。




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