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能面師と東京国際工科専門職大学が共同制作 ー仮想空間の能面映像で現代アート作品ー

能面師・麻生りり子(47)と東京国際工科専門職大学情報工学科(監修:鈴木雅実教授 制作実行:栁谷諒太)は、「能面×時間」をテーマにCG技術による仮想空間の能面映像を共同制作。3つの能面と映像を組み合わせた現代アート作品として、東京駅八重洲北口・徒歩3分の田中八重洲画廊にて、11月15日(火)~21日(月)の7日間、能面展『中村光江と四人の弟子展』で展示します。入場無料。

【企画意図】

(1)日本の伝統文化の能面とテクノロジーを組み合わせ、現代アート作品として新しい表現の試み。
(2)若者世代をはじめ広く一般に向けて発信し、伝統、アート、テクノロジーの可能性を提示。


【作品概要】

作品タイトル:『ベクトル』 

3つの能面と、CG映像による仮想空間の能面を用いた、3つのベクトルの時間経過を表す現代アート作品。

若い女の面を起点とし、老女の面で生物としての「老化」、経年変化した面で物質としての「劣化」、仮想空間の中のデータ化されイメージとなった面でテクノロジーによる「進化」を表現。
仮想世界に転位しイメージだけとなった能面が、見る者に様々な問題を想起させることを意図した作品。


【制作】

■麻生りり子
1974年生まれ。愛知県出身。2018年より、能面師・中村光江に師事。2021年島熊山能面公募入選、2021年文化庁主催文化芸術による子供育成推進事業公演、2022年大槻能楽堂学生鑑賞能で使用されるなど伝統的な能面を打ちながら、創作面や能面を用いたコンテンポラリーアートを展開。また、脚本家として、ミュージカル、ドラマ、舞台、イベントのシナリオを手掛ける。第4回科学ドラマ大賞(JST)で大賞を受賞、受賞作『ママはロボット』はTVドラマ化。日本顔学会に所属し、顔の表情について研究。教育機関等でゲスト講師を務める。
Instagram: @lilicoaso 
Twitter: @LilicoAso   
https://lilicoaso.wixsite.com/home

■東京国際工科専門職大学
2020年4月に日本初の「AI・IoT・ロボット」「ゲーム・CG」の専門職大学として開学。
“Designer in Society (社会とともにあるデザイナー)”を教育理念とし、テクノロジーを駆使して社会課題を解決するため、プロダクトやサービスにとどまらず組織やビジネスモデルなどの仕組みをも新しく設計(デザイン)できる「デジタル人材」を育成する。
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-7-3 総合校舎コクーンタワー
TEL.03-3344-5555


【展覧会概要】

『中村光江と四人の弟子展』
能面師・中村光江(75)と20代~40代の四人の姉妹弟子が「美しい日本の伝統を次世代へ」というコンセプトのもと、およそ150点の能面を“五人五様”の新しい形で展示する能面展。
日 時: 2022年11月15日(火)~21日(月)
     10:30~19:00(最終日は16:00まで)
     入場無料

会 場: 田中八重洲画廊
     東京都中央区八重洲1-5-15 
     田中八重洲ビル1F

アクセス:JR「東京駅」八重洲北口より徒歩3分
  地下鉄「日本橋駅」B1・B3出口より徒歩3分



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