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塩竈に呼ばれた話 後編


後編へようこそ!


書くのが遅くなりました笑

ここからは先日実際に塩竈に行ったお話です。




静岡で用事があり、
予定が終わった後は特に予定がなかったわたし。
滞在先だった新富士駅は新幹線が走ってる。

よし。

お天気いいなら仙台まで行って、塩竈に行けばいいな!そんな感じでゆるっと決定!
天気予報は晴れ!わ〜い!
これはもう行きますね。行くしかない。
フッ軽万歳です笑



仙台の宿も、新幹線も当日の夕方予約で問題なく完了!素晴らしい!
すでにツイテルなと思ったわけです。


夜に仙台に入りし、一泊していざ塩竈さまへ〜




仙台は2回目。
もう何となくは把握できたわたしは、JRで神社のある
本塩竈駅を目指します。

乗車時間は30分くらいだったかな。
道中ずっと本を読んでました。


くもをさがす/西加奈子


カナダでがん宣告をされた作家西加奈子さんのノンフィクション本です。

ずっと気になっていた本です。
元気になって、日常が戻ってる今の私が、
辛くて哀しみに溢れてたあのころのわたしをこれでもか!と思い出す、そんな内容です。

わかる〜
わかる〜
わかりすぎる...

もう記憶の遠く遠くへ追いやっていた感情がまたぐわっと蘇ってきて、
気がつけば、涙がポロポロと流れてました。


西さんの紡ぎ出す言葉に心が、解けていく感覚、
言語化できていなかっただけで、沢山感じていた感情に気づいてしまっていた私がそこに居まして。

本を読んでいる時、
間違いなく、あの時のわたしに久しぶりに会ったそんな車内だったんです。



やばいな。
泣けてくる〜
今から塩竈さんいくのに..大丈夫かしら


私の心の中はこんなでした笑
電車内でそんな人
情緒不安定な人にうつったに違いないですよね。




最後までは読まずに、
本塩竈へ到着。

タイミングよくバスが来るじゃありませぬか!
これまたラッキー


バスに揺られて神社へ。

と、
ここで私のお腹が鳴りました。
そうだ、お寿司を食べよう!
塩竈はとってもお寿司が美味しいのです。

そしていただいたマグロが人生で一番美味しかったマグロとなり、
満たされた身体でいざ参拝に向かいました。




神社の本殿までは、
とてつもなく長い階段があるのですが、
まぁ、予想よりも急勾配。
42歳頑張りました。

一段、一段、
ありがとうございます

そう口にしながら登ったんですよね。
ここに来られたありがたさ、
美味しく食べられるありがたさ、
元気に階段を登ることができてるこの身体、
もう全部がありがたくて。
それを噛み締めて登ったわけです。

ありがたさと同じくらい、しんどさもありましたが笑
そして、振り返られない高所恐怖症のわたし。


上りきると、気がいいのがわかる、そんな本殿でした。緑が沢山で、綺麗に整えられてます。


やっと来れた〜
そんな安堵感でしたね。



それから御祈祷をしていただくべく待機場へ。


そこでも、本の続きをと思い読むのですが、
何だがもう、感情がバグってるのか、
何を見ても泣けてくるという不思議現象。

もはや全ては浄化なのでしょう。

そして、御祈祷へ。

わたしともう1組、車のお祓いの方。
静かに御祈祷していただきました。


入ってすぐ、
柔らかな風がフワーッと吹いて
その風が顔に当たった瞬間に、またほろり。
御祈祷中もずっとなぜだか右目から涙。
とにかくちょっと説明がつかないのですが、
出てくる出てくる涙が出てくる。

これでもかというくらいに涙が流れて、
頭で考えたところで、分からない、そんな時間が流れたわけです。


去年行った宮崎高千穂の天岩戸神社と同じ感覚でした。


神様は優しい。

きっと御礼が遅くなってしまったわたしに優しく語りかけてくれてたのだろうと思います。




とにかく、
御礼を伝えられてよかった。
私を助けてくださってありがとうございます。

ただただそれだけをずっと心の中でつぶやいてました。


帰り道もとにかくずっと涙腺がバグってたわたし。
うまく言語化できないけれど、
スーっと何かが解けていくそんな感じでした。


あの時も、いまも確実にわたしは生きていて、
どんな状況でも、とにかく生きていて、
それが全部繋がっている、全部繋がっているから今のわたしがいるんだなと改めて感じた日、

わたし、頑張ったよなぁ、頑張って生きたよなぁ
と改めて自分の事を愛おしくなりました。
あの本を読む機会と、塩竈のタイミングがあったのには意味がある気がしてならなくて。


忘れたくないけれど、どうしても記憶は薄れていくし
元気であればあるだけ、
あの時の
つらい、しんどい記憶はどこか他人事に思えてしまうわけです。
それがむしろ良い事なんだって思えたりもしてたのですが、

今回塩竈に行った事で
過去と今が繋がって自分がひとつになった感じがしたんです。
本当の意味で一緒になった。

全部大切なわたしや。


改めて、自分と繋がったわたしになった、そんな塩竈の旅でした。




何をどう感じるのか、は自分次第です。

この一連の塩竈のお話も、偶然と言えば偶然なのかもしれない。

けれども
わたしには必然でした。


そして、そういうふうにわたしが選んでるのです。
感じたいから、そう感じる。
とにもかくにも、
塩竈に呼ばれたわたしは、
また一つレベルアップした感じでございます。





仙台から
東京に向かって、早速面白いことがあったんですよ..
神様は優しい、

神様采配に感謝感謝です。





不思議な話はまだまだ続く...









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