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【防災の備え】 ⑩お金(現金)



《お金の備え》

🔸硬貨(10円、50円、100円、500円玉)
🔸紙幣千円札を多めに。一万円札、五千円札も数枚用意)

🔸テレホンカード(※停電時は使えない)

🔸nanacoやWAON、SuicaやICOCAなどの電子マネーやプリペイドカード

モバイル決済は端末が充電切れだと使えない
→モバイルバッテリーの備えや充電方法の確保

※停電時は使えないが、非常用電源(自家発電)があるお店なら使える場合もある

※自動販売機が釣り銭切れの場合、電子マネー対応機種なら使える場合もある

➡︎現金とキャッシュレスの併用がベスト


《防災メモ》

▪️防災の備えに「現金」が必要な理由

🔹地震など大きな災害が無くても、「停電」や「通信障害」などは日頃から頻繁に起きている。

停電や通信障害時は、クレジットカード決済やコード決済、電子マネーが使えない。
ATMも使えない。
(※非常用電源があるお店であれば、使える場合もある)

🔹過去の災害時は、銀行窓口やATMが稼働していた場合でも、大混雑で長蛇の列だったそう。

また、同時に多くの人が引き出せばATMの中のお金は足りなくなる。

➡︎災害や停電、通信障害などが起きてから行動するのでは遅い!
日頃から手元に現金を備えておくことが大事!

⚠️特に普段キャッシュレス派の方は要注意⚠️


▪️どのくらいの金額を備えておくかの目安

⚠️あくまでも目安です。各家庭の家族構成、経済状況により異なります
※一人暮らし、夫婦二人、子供あり、自営業などによって変わってくる

🔸緊急予備資金(不測の事態に備えるために確保しておくお金)の目安
・普段の生活費の3ヶ月分から一年分

🔸普段使いの財布防災ポーチの中
・最低1日以上過ごせる金額
(飲食代、交通費など)

🔸防災リュックの中
・硬貨と紙幣合わせて1〜2万円分くらいを目安に

🔸自宅
・最低1週間分以上の生活費を現金で保管

🔸普段使いの財布の中、防災ポーチ、防災リュック、自宅にそれぞれに分散して備えておく。
それぞれ少額ずつでも、一つにまとめれば金額も多くなる。

🔸普段の生活で1週間(一ヶ月)でいくら位使っているかを把握しておく。
(特にキャッシュレスで支払いをしていると、何にいくら使ったか不明瞭になりがち。)

🔸釣り銭切れの可能性があるため、硬貨や千円札を多めに用意しておく

🔸過去の災害時は、会計が計算しやすいように均一価格にしたり、キリの良い価格に設定するなど工夫して販売していたお店もあるそう。
(個人的には1円や5円は要らないかなと思い、
10円〜500円玉だけを集めてコインケースに貯めています)

セリアで購入。1円、5円が無いタイプのコインケース

▪️現金を使うことが想定される場面

・食料や日用品、衣料品の購入
・自動販売機
・コインランドリー
・入浴施設
・コインロッカー
・公衆電話
・宿泊費
・交通費
・医療費
・ガソリンや灯油
・家財道具の購入
・家屋の修繕費用

など

※東日本大震災の時には帰宅困難者が歩きやすい靴や自転車を買って帰る姿も多く見られたそう

※入院の経験がある方は、入院時どんなことに現金が必要だったか思い浮かべると参考になると思います。

▪️現金が手元にあっても使えない場合もある

・自動販売機の釣り銭切れ
→電子マネーなら使える場合あり

・公衆電話の料金箱が満杯の場合
→テレホンカードなら使える

・お店自体がどこも開いていない、また開いていたとしても品切れで商品が何もない場合
→食料や日用品は平常時からの備蓄(常備)が大切

・輸入や物流が途絶えた場合
→物々交換や近所の人たちとの助け合いで乗り切る。家庭菜園(ベランダ栽培)や農家さんから直接購入できるようなつながりをもっておく。

▪️貴重品は肌身離さず持ち歩く

防災リュックの中に、サコッシュやウエストポーチなど小さめのバッグも入れておくと良い

▪️レシートや領収書はとっておく
(復旧に要した費用に関するもの全て)

・税金の控除で必要になる場合がある
・公共料金の領収書が居住の証明として必要になることがある



《参考動画》
高岡防災さんのもとに寄せられた実際の災害時の買い物の体験談はとても参考になりました!