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しつこくて諦められない気持ちを「向いてる」って言うんじゃないか

3月のライオン」最新刊の、ひなちゃんのセリフです。

大好きなんです、3月のライオン。
羽海野チカさんのマンガもイラストも大好きで、「ハチミツとクローバー」も読んでました。「もっと早く読みたかったな」と何度思ったことか。


✨「向いてる」とか「才能」とか


ずっと付きまとう言葉かもしれません。
才能とか、何が向いてるとか。

ごく少数の
天才と称される方は、
周囲から言われることでしょう。

「才能がある」「生まれつき向いてるんだ」。
本人がどう思うかに関わらず、
影で続けた努力の如何いかんに関わらず。


でも、
凡才が
努力と精進を重ね続けて、
天才を越える
ことだってあるわけですよ。

というより、
世の中、
そのほうが多いのじゃないか
、と思います。


✨しつこくも諦められないこと


どんなに無駄だって分かってても、
やめられない。

こんな事、
意味なんかないんじゃないか
って思っても、
手を動かしてしまう。

前を歩いている人の
眩しい才能と感性に
倒れ伏して泣きそうなほど
悔しさを感じても、

どんなに努力を続けても
一生埋まらないのじゃないかと
いうほどの差に絶望しても、

どうしてもまた手を伸ばしてしまう。

でも、そういう何かがある人は、
「生きてる」実感が
強いのではないかなあと
そんな風に思います。


✨素振りを続けたからこそ、1本のヒットが生まれる


芽が出ないと言われ続けても
自分でそれを分かっていても
それでも続ける。

続けた先に、
いつかひと筋の光が見えるかもしれない。
もちろん、見えないかもしれない。

でも、
頂点を取る人は
すべからく続けた人
だけ。

そう思うと、
「しつこくも諦められない」
というのは、

ひとつの「才能」と
呼べるのではないかと
思うのです。


今、現在、
音楽の世界で
華々しい活躍をしているアーティスト。

彼らのうちのどれくらいが、
「生まれて初めて作った曲」で
史上最高の売り上げを
達成したでしょう?
そんな方、いるのでしょうか?

きっと、どんな人も
最初は誰にも
振り向いてもらえなかったんです。

数少ない理解者や
友達に「いいね!」と言われ
それを信じたい気持ちと、

他者の才能や幸運に嫉妬し
劣等感に苛まれる気持ちを、
交互に繰り返しながら進んできた。


でも、その
「繰り返した一歩」の先に、
今がある。

素振りの練習をしてきたからこそ、「その時」に力強く振れたんですよね。


✨才能のあるなし、天才凡才、幸せかどうかに関わらず、人は苦しむもの


才能がある人には
苦しみがないように
見えるかもしれません。

でも、実はそんなことはない。

その人にしか見えない部分で
懸命に悩み、
もがいています。

才能が見いだせない人も、
懸命に悶えて
必死に進んでいます。

何が言いたいかと言うと、
「今立っている場がどこであれ、人はもがく」
ということ。

きっと人は、
「少しでもよくなろう」
と感じる遺伝子を
組み込まれているのでしょう。

それゆえ悩むけれど、
それゆえ成長するのでしょう。


✨才能があるかどうか、悩まなくていい


結局、
才能があってもなくても、
人は悩みます。

天才でも凡才でも、
やることは変わりません。

ただ、しつこく続けること。
生きることをやめないこと。

指を、手を、足を、頭を動かし、
一生懸命進むこと。


だから、もし
「自分には才能なんてないのかも」
そう思う日があったとしても
別にそれでいいんです。

「だとしても、やることは変わらない」
それでいいんです。

自分が満足するまでやったかどうか

もしかしたら、
人生ってそれだけなのかもなあ、と
最近よく思います。



最後までご覧いただき、ありがとうございます!


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