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Daisuke Nakamura /海外起業家
2020年9月7日 03:50
<<vol.10の続き>>Y尾を待つ間、僕らは歩いてD君を探しつづけた。商店街の脇の路地裏や暗がりの駐車場など、思いつく場所を片っ端から探した。しかし、D君は見つからない。さらに言えば、もうほとんど商店街周辺には人さえ歩いていない。祭りの後の微かな余韻だけ残して、もう街は眠りにつこうかとしていた。その静寂を切り裂くように、T君の電話が鳴った。僕らは急いで駐車場に戻った。