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夜勤明け

昨日の夜から夜勤をして朝に家に戻ってくる。学生時代の私からしたら考えられない生活リズムだが、それももう8年目になり慣れてきた。
朝から昼にかけてを大好きな家で過ごせるのはとても気持ちが良い。気持ちがよくなると同時に眠気が襲ってくる。そして気がつけば夜、外は薄暗くなって1日の終わりを感じるのだった。(秋が近づいて日暮れが早くなっている…悲しい…)

夜勤明け直後はとてもすがすがしい気分だが、その後眠るだけの昼間を過ごすのはとてももったいなく感じる。だが年々体力も保たず、何かをしようとしても集中力が途切れ眠気に負けてしまうのがオチ。

最近ようやく覚えた夜勤明けの過ごし方は「夜勤明けの美容院」「夜勤明けの睫毛パーマ」「夜勤明けのスーパー」など休みの日にするのにはもったいないような用事を夜勤の後に済ますこと。眠気が強く、思考回路が正常に働かないのは容易に想像がつくため事前準備が必要だ。美容院の前にはなりたい髪型・やりたいカラー、スーパーの時には買わなくてはならないものをメモしておく。(睫毛はお任せでもどうにかなる)
すると思考がゆっくりで眠気と戦う私でもなんとかやらなければならないことは済ますことができるのだ。(虚ろな目で必死に用事を済ます私が見える…)
これが夜勤をする私の暮らしの知恵である。

そして休みの日には思いっきり休みを楽しむ。
たまに「なぜ自宅の用事なのに私だけがここまで体力を削って夜勤明けに用事を済まさなきゃならないの!」と思うこともあるが、仕事の後は自分だけの時間、少しくらい不機嫌だって誰に迷惑をかける訳でもない。その分、休みの日にはとことんご機嫌で過ごせるようにするためだ、と自分に言い聞かせている。

不機嫌といえば、夜勤に出勤する前のこと。
19時30分から23時まで仮眠をとった私の寝起きはとても不機嫌だった。
なぜだろうか、起きてからごはんを食べ準備するまでの間、どうしても家族に優しくなれない時がある。あらかじめ作っておいた夜ご飯を温め直し、私の前に出してくれ、皿洗いまで任せているというのに。食べている間のんびりyoutubeをソファで見ている夫に苛立つことがよくある。今から眠る人と今から仕事に行く人の気持ちに差がありすぎるのが問題だろう。私も眠りたい、仕事に行きたくないという気持ちが苛立ちに変わるのかもしれない。仕事に行くことが回避できないなら何か他で欲を満たしておく必要がある。生理的欲求の食事は満たせているとして、睡眠欲。これは昨日満たせていただろうか。振り返ると夕方の時間をのんびり過ごしすぎて仮眠開始時間が遅くなっていた。

…よし、今日の夜勤前はまず睡眠優先の過ごし方をしよう。

それでも感情の変化がない場合にはまた明日考えてみるとする。小さなことでも毎日考えることで自分への理解を深め、ご機嫌に過ごせる日を増やすことにつながるのだ。

そして今の私に突きつけられている課題は「夜勤明けのお風呂」だ。
眠気に負ける前にやっつけてきます。

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