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【読み書きも対話?】「いいね読み」という冒険に繰り出した話

こんにちは、ijuです。
愛知の帰省話をnoteへ書こうと思っていたはずが、書くことじゃなくて読むことに没頭し気づいたら1週間が経っていました。没頭って怖い。
きっかけはXのタイムラインに流れてきた愛知在住セトさんのポスト。

このXのポストに「いいね」した人のnote感想を書く文化、どうやらnote界隈では「いいね読み」と呼ばれているらしい。知らない街をとぼとぼ歩いていたら、突如賑やかな祭に行きあたったみたい。わくわくする。テンポよくポストされるnote感想に誘われて、気づいたら私は投稿をあちこち回遊しはじめていました。
自分の知らない暮らしや仕事、できごと。その人に起こっている物語。その人が創った物語。あらゆる書き手の視点、思考、感性がにじみ出た豊かなことばたちは実に賑やかで、慣れない土地でちょっと弱気になっていた自分にそっと寄り添ってくれるようだった。
今思えば、縁もゆかりもない愛知に移住するかもしれない、それでも妻だし母だし何とかやっていかなければいけない、と過度に孤独へ浸っていたのだと思う。でも、ちゃんと行く先々で目を開けば世界はこんなに広く、自分がその気になって踏み出せばいくらでも誰かの物語=人生に会いに行くことができるのかもしれない。そう思ったら、脊髄反射で言ってました。

「noteを読んであなたらしさを伝えます」

だってみなさんのnoteはとても多弁で雄弁なのです。めちゃくちゃ語りかけてくるのです。
どんなテーマであれ、文体であれ、分量であれ、そこには書き手のらしさが否応なしににじみ出ている。どれもひとつとして同じものがないし、この瞬間だからこそ味わえる刹那的なうつくしさも感じる。急に見知らぬ自分からこんなコメントを送られてきたら気持ちわるいかも、私の勘違いや解釈(妄想ともいう)だと怒られるかも、小心者で慎重な自分が耳元でアラートを鳴らしていたけど、結局読みたい書きたい欲求に負けた。この感覚はちょっと憶えておきたい、あわよくば伝えたい。
かくして私は「いいね読み」なる方法で、noteを読んで自分に見えたもの、聴こえたもの、感じたものを「あなたらしさ」として伝えることをはじめました。

しかし呼吸するように自然に、あるいは小さな頃のように「わーい!」と公園を駆けまわる無邪気さで、気づくとやっちゃうこの感じはなんだ?

多分、シンプルに好きだからです。

好きでやってきたけど、なんとなく疎遠になっていたものが少し形を変えて目の前に現れたように思えて、嬉しさと懐かしさで年甲斐もなくはしゃいでいるのです。まさに同窓会ではしゃぐ厄介なアラフォー。
この5~6年、ライフイベントでなんとなく疎遠になってしまっていたけど、読み書きは小さなころからずっと一緒に遊んでいた友人だったことを思い出しました。

小学生の頃は毎週図書館に通って本を読んでいた。
中高生の頃は誰に見せるわけでもない文章をたくさん書いた。
雑誌編集を学ぶ専門学校に通いながら、書店と出版社でアルバイトをした。
出版業界に就職して本に囲まれて仕事をしていた。
転職して業界や職域が変わっても、どの職場でも社内報は作っていた。

そして今、新たに深めたい対話:コーチングについて本腰を入れて学び始めたタイミングで縁が重なり、もう一度読み書きや本の世界と出会い直している。あるいは、自分の意識が向いていないだけで本当はずっと傍に在ったんのだと思う。
また、一連の体験の中で「聴くこと話すこと」と「読むこと書くこと」は何でどう表現するかの違いなだけで、どちらも対話なのでは…?という自分なりのひとつの探求テーマも浮かび上がってきました。これを探求するために、ことばそのものや本をも用いていろんな実験をしたいし、引き続き「その人らしさ」をことばや形にして人の変化を後押しする実践を重ねていきたい。読み書きが好きな自分と対話を学び始めた自分が脳内でガッと手を取り合って、様々な企みをテーブルに並べ始めています。

たった1週間、されど濃厚な1週間。この間で自分の感性や表現が少しずつふくよかになってきたような感覚があります。また、あなたらしさを伝えようとするコミュニケーションの中で、自分の輪郭が徐々に形づくられていっているようにも思う。
豊かな営みのなかにいるしあわせと、マラソンや筋トレの類:ある種地道に取り組むしんどさの合間で、明日も私は「あなたらしさ」を伝えます。


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