医学部への入学

はじめまして

現在国公立医学部6年生のKです。

病院の就活が終了し、残すこところは卒業試験と国家試験だけとなったので、少し時間の余裕ができnoteを始めてみようと思いました。

私の人生の中で何か皆さんのためになることがあれば幸いです。

今回は初めての投稿なので、私のこれまでの人生についてお話したいと思います。全てを話すととても長くなるので、今回は医学部に入るまでの経験をお話します。

私は海なし県の、どが付くほどの田舎で生まれ育ち、地元の中学校、公立高校に進学しました。
中学生の頃はテスト前日にテスト範囲の宿題を終わらせ、いわゆる一夜漬けをしていた状態で、まともに勉強もしたことがありませんでした。それでも自頭がある程度は良かったのか、地元の進学校に進学することができました。(今考えると本当に”自称”進学校だったのだなと思います。)

高校に入ると、未経験のバスケットボール部に入り、部活にのめりこんでいました。勉強に関していえば、宿題はまじめにするものの、定期テスト前に1週間勉強を頑張るだけといった感じです。

しかしそんな1年生の2月、体育の柔道で鎖骨を骨折し、運動ができない期間ができてしまいます。それまで筋トレなども頑張っていた自分にとっては大きなショックを受ける出来事でした。1年かけてやっと経験者に少し追いついてきたと思ったのに、また1から努力しなければいけないのかと落胆していました。しかし今考えると医学部にいるのはこの骨折があったからなのかもしれません。

部活に復帰して2,3か月たっても、筋力やボールを扱う技術は骨折前に比べて劣っているのが自分でもわかり、高3の5月にある最後の大会に、自分が主要メンバーとして出場するのはかなり厳しいと自覚し始めました。そこで部活への熱量を今度は勉強に向けようとなりました。私が勉強を頑張ると宣言すると、母もかなり協力的な姿勢で、プロの家庭教師をつけてくれ、英語と数学について、毎週とんでもない量の宿題を出されながら必死に勉強していました。

特に高2の冬は理科も詰めなければいけないと感じ、一日の生活としては7時に起きて朝1時間勉強、18時まで部活をして、22時半までの塾で授業と自習、帰ってご飯や風呂などを済ませ、3時頃まで1~2時間の勉強という生活を続けていました。

夜の睡眠時間が4時間なので、もちろん学校では睡魔が襲ってきて、学校での授業は10分勉強しては5分寝るというリズムを永遠と繰り返していました。

学校での授業はタイムパフォーマンスが悪いと考えていた自分は、参考書を使ってどんどん先に進み、学校での授業は復習がてら問題集で演習を勝手に行うやり方をしていました。

一応優等生みたいな立場で、授業をフル無視できない僕にとってこのやり方は合っていたなと感じます。必然的に2回同じところを学習することになり、自然と覚えられることも多いからです。

多くの公立高校生が理科が苦手ということで私は理科を重点的に学習し、物理化学については模試で常に偏差値70くらいはだせるようになりました。その一方で数学はスランプに陥り、完答できる問題があまりない状態でした。志望校の合格確率は20-30%といったところで、ワンチャン合格できれば良いなと感じていました。浪人も覚悟する意気込みでした。

結局最後まで数学の力はあまり伸びず、二次試験でも数学は完答できたものが1つもなく、完全に足を引っ張る科目となりました。それでも理科で9割以上、英語で8割程度点数をとる事が出来たので、何とかぎりぎりで合格をすることができました。

以上の経緯で国公立大学現役合格を勝ち取ることができたのです。

大学に入ってからの話は次にしたいと思います。



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