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【初note】現役ラノベ作家がライトノベルの技術を体系化していきます

はじめまして、のべろです。

普段は別のペンネームで、
プロのラノベ作家として
男性向けの文庫レーベルで活動しています。

Web投稿サイトではなく新人賞からデビューしていて、
複数の新人賞を受賞した経験もあります。

のべろという名義ではブログXもやっていて、
主にアマチュア作家さんなどに向けて
面白いライトノベルを創るための思考を発信しています。

また、ココナラでは、
ラノベ新人賞を目指す方に向けて、
個別の作品相談にも乗っています。
(まだ始めたばかりで実績がないので、相場より低く値段を設定しています。
作品作りで困っている方、本気で新人賞を獲りたい方は今のうちに是非)

そして今回、
こうして新たに始めたnoteもその活動の一環です。
ここではブログやXと違い、
ライトノベルに関する創作技術を集め、体系化しようと思っています。

作品作りに直結しやすいノウハウを集めている、
と考えてもらうと良いかもしれません。


何を体系化するのか


何を体系化するのかと言えば、
僕が持っているライトノベルの技術すべてです。
(もちろん、僕がこれから身につける技術も)

今の僕は、プロとして作品を出せる程度には
面白いライトノベルを創る方法を身に付けています。

ストーリー、キャラクター、構成、テーマ、
そしてオリジナリティ……

一つ一つだけでも理解が難しいものを
一冊の物語にまとめるのはそう簡単な作業ではないですが、
何年も、何冊も続けてきた結果、
複数の作品を出版できるような安定感を身に付けることができました。

このnoteではその技術を惜しみなく放出していくつもりなので、
特に新人賞の受賞を狙っている方にとっては、
僕の技術は大いに役立つと思っています。

なぜ体系化するのか


「役立ちそうなのはわかったけど、なんでわざわざそんなことをするの?」
と思われたかもしれません。

その理由=モチベーションは大きく三つあります。


①今ある情報だと物足りない、とアマチュア時代から思っていたから

当たり前ですが、僕にも新人賞受賞を目指していたアマチュア時代があります。

僕は処女作で受賞できるような天才型ではなかったので、
とにかく勉強(インプット)と執筆(アウトプット)を繰り返していきました。

有名な創作指南書を何冊も読んだり、
小説講座のようなものに顔を出してみたり、
チャンスがあれば作家や編集者といった業界人に相談してみたり。
(こうしたことはもちろんプロになってからも続けています)

詳しい過程については↓のブログを読んでもらえればと思うのですが、
僕は学習を重ねることでライトノベル作家になれました。

その過程でお世話になった方々や作品、創作指南書には感謝しています。

こういう経緯があるので、
「今世の中にある情報だけじゃ実力はつけられない」
とは決して思っていません。


ただし、です。

今振り返ってみれば、
「もっと早く上達できたんじゃないか」
とも思っています。


というのも、ネットにある情報は玉石混交で、
いろんな人がバラバラなことを言っているため、
どれを参考にしてみれば良いかわかりにくい状態。

まとまった情報を発信している人が少ないので、
キャラクターについてはこの人から、ストーリーについてはこの人から、
とやらざるを得なかったりしますが、それはそれで混乱してしまったり。

そんなときに役立つのは創作指南書ですが、
映画作りに特化した本はあっても、ラノベ特化の本は層が薄いです。

また、これは特に僕の場合ですが、
基礎的な理論の重要さは大前提として
プロの作家や編集者と直接話して得たラノベ特化の技術が
一番デビューに役立ったような印象もあります。

こうした場に出向いていくのも、
アマチュアにとってはかなりハードルが高いと思います。
(僕も最初はそうでした)


そして、こうした状況は今でも変わっていません。

むしろ加速度的に情報が溢れている現在、
どの情報が有用かを判別するのが難しくなった感すらあります。

「独学で学べるような、
ライトノベルや新人賞のための技術について
広く、そして深く解説してくれる教材があれば良いのに」

そう思っていた過去の僕が求めるものは、まだありません。

だから僕がここに
「ライトノベル技術体系」と称して書き連ねていくものは、
あの頃の僕が知りたかった技術です。

今はまだコンテンツがスカスカですが、最終的には
「ここにある情報さえ読んでおけば大丈夫」
あの頃の僕に自信を持って勧められる、
そんな技術体系に仕上げたいと思っています。

そして一人でも多く、
ラノベ創作において道に迷う人が減ってほしい。
面白い作品を創る作家が増えてほしい。

これが僕のモチベーションの源泉です。

道のりは長いですが、完成が楽しみですね。


②のべろ自身の成長のため

そして、このnoteを書く理由の二つ目は、
他でもない、のべろ自身の成長のためです。


初めに告白していくと、残念ながら僕はまだ
多くの人に知られるような大ヒット作を出せてはいません。

ヒット作というのは運なども絡むのですが、
やはり実力もまだまだ足りないのだろうな、と思っています。
(というか、他責にしてしまうと成長できませんしね)

いろんなヒット作家や編集者の話を聞いていると、
「新人賞を受賞できる実力」「安定して本を書ける実力」
なんてプロ作家のスタートラインでしかなく、
上には上が、果てしない世界が広がっていると感じます。

僕は、その領域にたどり着きたい。

わかりやすいところでいうとアニメ化だってしてみたいですし、
何より、読者を圧倒するような作品を創ってみたい。

そのためにはまだまだ成長しないといけないし、
もちろんできると思っています。

そして、その成長というのは、
何か飛び道具や裏技、裏道があるわけでは決してなく、
今ある技術の延長線上にあるだろう、と考えています。

誰でも使っているような技術をさらに磨くこと、
一つ一つの技術の完成度を上げていくこと、
結局それが一番の近道なのでしょう。

なので僕はその手段として、
自身のライトノベルの理解度をあげていくために、
技術の体系化や言語化を行っていきます。

僕自身が成長しながら、
noteの質もどんどん上げていきたいです。


③新しい収入源にするため

そして理由の三つ目ですが、最後はお金の話。
noteを始めるということで、ここは正直に言っておきます。

noteには記事の途中からを有料で販売する機能があり、
その機能も活用していきます。

とはいえ、無料範囲でも十分まとまった情報として役立つようにするので、
「これは本当に役立ちそうだ、もっと知りたい!」
「本気で成長を加速させたい!」
と思った方だけ買っていただければと思っています。

僕自身、本や講座に何十万とお金を使ってきたので、
情報の価値というのはわかっているつもりです。
(そして結果的にデビューできたので、元は十分取れました)

僕も本気で書きますので、
ついてきてくれる方がいれば嬉しいです。 


これからやっていきたいこと


それでは具体的に、
どんなコンテンツをnoteに書いていくのか。

まだ計画でしかありませんが、
今考えているのは以下のようなものです。


①ライトノベルに特化した技術の集結

上述したとおり、こちらがメインコンテンツです。

すでに世の中に情報はたくさんありますが、
ライトノベルに特化した方法論や、
プロの間で出てくるようなディープな創作談義については、
まだまだ手に届きやすいところにないと感じています。

noteという形で蓄積していき、
いつでも誰でも学べるようにしていきます。


②新人賞攻略のコツ

僕の得意分野です。

僕自身が複数の新人賞を受賞していることもあり、
新人賞攻略という観点だけで言えば
そこらのプロに負けない方法論を持っていると思っています。

といっても、
新人賞にしか使えない裏技みたいなものがあるわけではなく、
技術を磨くことが一番の近道なのですが……。

「面白いライトノベルを創るための技術」
という枠組みから外れない範囲で、
特にどんな面白さが新人賞で求められるのか、といった話もしていきます。


③受賞作やヒット作の分析

作品分析。
僕はこれを、あらゆる学習方法の中で最も重要だと思っています。

というのも、技術論というのはどうしても抽象的になりやすいんです。

例えば脚本術ではよく
「語るな、見せろ」
「物語とは対立である」
などと言われます。

これって、わかる人にはわかるんですが、
初めて聞いた人には「?」だと思うんです。

この記事を読みながら目が点になっている方もいるかもしれません。

それを実際の作品になぞらえて、例えば
「○○という作品では、ヒロインの登場シーンが○○という風に描かれている。これはヒロインの特徴を語らずに見せられている良いシーンです」
「○○という作品では、物語の中で常に対立を作るために○○というシステムにしています。これは真似しやすいです」
といった分析が一緒にあれば、十倍くらい理解しやすくなるはずです。

創作技術は学ぶだけでなく使いこなせなければ意味がありませんが、
具体的にどのように使われているかを学ぶことで、
自分でも使い方がわかるようになります。


ただしそもそもの問題として、
まだ実力が低い段階で作品を分析しても、
その作品のどこが優れているかを見抜くのはけっこう難しい
です。

なので、プロがプロの作品を分析したものを読むのが一番いいのですが、
そんなものを見る機会なんてほとんどないでしょう。

作品の感想とは違って、
失礼かも、という気持ちも働いてしまうので。

ですが、僕はこれを積極的にやっていきます。

なぜこの作品が面白くなっているのか、
あるいは、なぜ受賞できたのか、
そういったことを分析していきます。

これは僕が匿名で活動しているからこそできることだと思います。

おわりに


以上が、僕がこれから始める「ライトノベル技術体系」の全貌です。

執筆の合間を縫って少しずつ構築していきますので、
応援いただければ嬉しいです。

そしてそれ以上に、
僕の情報がお役に立てば、何より嬉しいです。

それではこれから、よろしくお願いします。

「こんな話をしてほしい」といったものがあればコメントも是非お待ちしています。

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