【WaaF】優秀な人材が集まる船団の採用戦略とは!?愛媛県 まき網漁業 大祐漁業株式会社の例
今回は人材採用支援サービス「WaaF」をご利用いただいている、愛媛県の大祐漁業さんにお話を伺いました!
同社ではサービスの導入後、1年で10人以上の船員を採用しています。
今回は実際に入社した新人漁師さんと、同社で人事業務を担当する岡島さんにお話をお聞きしました!
これまでの採用活動
LH)大型まき網を3ヵ統もつ大祐漁業さんですが、もともと人材の不足はあったのでしょうか?
岡島)うちは総勢150名ほどいますが、近年は外国人実習生の割合が増えています。
実習生のおかげで船の仕事を回すことはできるんですが、将来を考えると免状を取得し、幹部候補となる日本人の船員を増やさなければいけませんでした。
特に近年はコロナの影響で実習生が入国できなかった時期もあったので、余計に危機感を覚えましたね。
LH)なるほど・・WaaFを導入するまではどんな採用活動を行っていたのですか?
岡島)これまでは海運局の求人票などに掲載はしてたのですが、本当に応募が来なかったですね・・。
就業者フェアなどにも出ていますが、そこで入社した人はすぐに辞めてしまい、コストをかけた割に成果はあまり・・という感じでした。
これからもっとインターネットを活用してしないといけないと思っていた矢先に、WaaFというサービスを知って導入に至った感じです。
WaaF導入後の採用活動
LH)大祐漁業さんでは未経験者を積極的に採用されていますね。
岡島)はい!いろんな業界出身の方が働いてますよ。
海技免状を持った即戦力となるとなかなか出会えないので、未経験でもとにかくやる気のある方を採用し、しっかり育てて免状を取得してもらいたいと考えています。
未経験からでも3年乗船してもらえれば、海技免状5級の試験を受けられますからね!
LH)年齢も幅広く採用されている印象があります。若手はもちろんですが、40〜50歳代も積極的に採用されていますね!
岡島)年齢はそんなに気にしていないです。65歳まで乗ってもらうことを考えたら、50代前半で入社しても軽く10年以上は働けますから。
それに4~50代の方も健康であれば全然身体は動きますし、これまでの豊富な社会経験を生かして働いてくれますね。
漁師が持っていなかった考え方や仕事のやり方をお持ちの方も多いので、年齢だけ見て不採用にしてしまうのはもったいないですよ。
岡島)あと、WaaFで入社した方は特にやる気のある方が多いですね!
仕事を教えてもらうときはしっかりメモを取ったり、自分で業務マニュアルを作成したりと、とても勤務態度が真面目で勉強熱心です。
現場をまとめる漁労長としては、未経験者ばかり乗船してきて不安はあったみたいですが・・今では真面目に仕事に取り組む姿勢を見てちゃんと認めてもらえてるみたいです。やっぱりいちばん大事なのはやる気ですから。
LH)それはとても嬉しいですね!一次面談で船団の情報をしっかりお伝えしているので、実際に働いたときのイメージをしっかり持って選考に進めているのかもしれません。
岡島)これまでは給与条件だけ見てなんとなく来たんだろうなーという人も多かったんですが、WaaFで入った方はみんな「ここで成功する」という覚悟を持って来てくれている印象です。
実際の入社者はこんな人
将来を担う若手漁師
今回は実際に入社した方にもお話を伺ってみました!
まずは未経験から入社した人知さん(19)と西嶋さん(19)。
同学年でほぼ同時期に入社し、よきライバルであり親友でもあるお二人。
前職も出身地も全く異なりますが、二人とも次世代の船団の将来を担う幹部候補です。
LH)お二人はなぜ漁師になろうと思ったのですか?
人知)もともとはパソコン関係仕事をしていたのですが、小さい頃から釣りや魚が好きで、いつか海の仕事に挑戦したいと思ってました。
あと学生時代にずっと野球をやっていたので、漁業の中でもチームで力を合わせて働くまき網に魅力を感じて応募しました。
西嶋)自分はとにかく色々な仕事をやってみたくて、幅広く仕事を探してたんですが・・ネットで探してたらなんとなく漁師って面白そうだなと思って飛び込んでみました!
LH)実際に仕事は楽しいですか?
人知)自分はもともと海や魚が大好きなので、毎日すごく楽しいです!ずっとここで働きたいです!漁師最高です!
西嶋)自分も楽しくやってます!やっぱり魚がいっぱい入った時の高揚感がたまらないですね!厳しい上下関係とかはなく、船員はみんな家族みたいな感じなので働きやすいです。
LH)将来はどんな漁師になりたいですか?
人知)自分はまずは免状を取得して、とりあえず機関長ぐらいは目指したいです。笑
西嶋)もちろん、この会社でてっぺんとりたいっす!漁労長目指して頑張ります!!
LH)おふたりとも生き生きとした表情で仕事をされていますね!
これからどんどんスキルを身に着けていって、将来どんな漁師になるのかとても楽しみです!
50代で他業種から転職
続いては司厨員として活躍する丸樹さん(54)。
20代の頃の漁師乗船経験と、飲食店での業務経験を買われて入社。
まじめな勤務態度と高い調理技術を発揮し、漁労長からも一目置かれている存在です。
LH)入社のきっかけはなんですか?
丸樹)海外で飲食店で働いていたのですが、コロナで厳しくなって帰国して仕事を探していまして・・
もともと旅をするのが好きなので、船で各地を回る働き方に魅力を感じてこの求人に応募してみました。
若いときにまき網船に乗っていたこともあったので、その経験も生かせるのではないかと思ったんです。
インターネットで求人を見つけて応募してから何もかもスムーズに進めてくれたので、迷いなく入社を決めました。
年齢的なところもあって時間がかかるのかと思いましたが、応募してから面談をして、内定をいただいて乗船するまでが本当に早かったですね。段取りを進めてくれた岡島さんに感謝です。
LH)実際に働いてみたらどうですか?
丸樹)自分は司厨員なので漁労の仕事はお手伝い程度ですけど、洋上生活や船の揺れとかは全然問題ないですね。むしろ今こうやって陸にいるほうが酔ってしまいます。笑
調理場の天井が低いのでちょっと腰が痛くなるけど、それ以外はそこまでキツい感じはないです。
まだ一年経ってないですが、自分に合った働き方だと思っています。
LH)丸樹さんはこれまでのキャリアを生かして働けているようですね!
これからも身体に気をつけて頑張ってください!
採用活動における成功の秘訣
LH)今回は船員さんにも実際にお話を伺いましたが、素晴らしいメンバーが入社していますね!
大祐漁業さんとして採用活動を成功させる上で心がけていることはありますか?
岡島)丸樹さんからもお話がありましたが、とにかく内定までの回答を早くすること。そして入社までの段取りをスムーズに行うことですね。
他の業務が忙しいと応募者の対応がつい後回しになってしまうんですが、弊社では採用業務はとにかく最優先で行います。
貴重な人材が連絡が遅れることで不安にさせてしまったり、その間に他社に決まってしまったりしたら大きな損失ですから。
まぁでもこれは秘訣でもなんでもなくて、当たり前のことを当たり前にしているだけなんですけどね。
LH)忙しい方が多いので、その当たり前なかなか難しいと思います・・。素晴らしい心がけですね!
岡島)この一年で10人以上の日本人の方が入社しましたけど、本当にみんな頑張ってくれて助かります。
特に若い子はもう我が子のような気持ちで、港に帰ってくるたびに逞しくなる姿を見るのが嬉しいですね。
設備はお金を出せばどうにでもなりますけど、人が来てくれないことにはどうにもなりませんから。
みんなしっかり稼いでいい暮らしをしてもらえるように、私たちも頑張ってサポートしたいと思います。
大祐漁業の岡島さん、新人漁師の皆さん、ありがとうございました!
WaaFとは
私達ライトハウスは、このような水産業界に特化した人材採用支援サービスを運営しております。
今回のようなまき網だけではなく、船曳網や底曳網、養殖業など、漁業であれば漁法は一切問いません。
また漁業以外にも水産加工業、飲食業、自社営業マンの採用も実績があります。
人手不足でお悩みの船団さま、将来のためにサービス導入にご興味をお持ちのご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にライトハウスまでお問い合わせください!
※サービスに関するお問い合わせの際は、LINEにていただけるとスムーズです。水産業界にまつわる情報や採用に関する情報も配信していますので、ぜひ下のボタンよりご登録お願い致します!
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