😮「老化は44歳頃と60歳頃に劇的に進む」の研究報告をまとめました❗
ここ数日、TVで話題となっている「老化は44歳頃と60歳頃で劇的に進む」とした研究報告をまとめてみました。
この研究報告は、スタンフォード大学(医)が専門誌「ネイチャー老化:Nature Aging」に報告したものです。
🟡試験の概要
🔹試験対象 ➡ 25~75歳のボランティア108名
🔹試験方法 ➡ 108名を1~7年に渡り追跡調査を実施、3~6ケ月毎に鼻咽頭ぬぐい液と血液と便のサンプルを採取し、各種遺伝子(腸内・皮膚に生息
する細菌や真菌類、ウイルス、RNA、タンパク質)を分子レベルで分析調査したものです。
🔹試験結果
検査した細菌・RNA・タンパク質は、加齢と共に徐々に変化するのでは
なく、40歳頃と60歳頃に、劇的に変化をみられたとしています。
44歳頃には ➡ 心血管疾患(心臓、血管などの病気)のほか、アルコールや
脂質の代謝に関係する遺伝子が変化。ストレスや飲酒量の増加が関係。
60歳頃には ➡ 免疫調節、腎臓機能や炭水化物の代謝に関係する遺伝子が変化。
44歳と60歳頃の両方では ➡ 肌や筋肉の老化が加速されるとし、研究者は、健康な時に生活方式を変えなければならないとアドバイスしています。
🟢この研究報告とは別ですが、 44歳頃と言えば厄年や会社勤めの方は管理職の年齢かも。この頃に飲み会が増える・アルコールが多くなる年代です。また 60歳頃は、定年前で色々なストレスがかかってくる年代です。
44歳を前に老化対策として、🍺アルコール摂取量、🍤揚げ物・脂っこい加工食品などのコレステロール摂取量を控えて、野菜中心の食生活に変えることも有効です。
60歳と言えば還暦の年、老化が進む酸化を抑えるポリフェノールを多く含んだ食べ物、抗酸化力が強い野菜を積極的に食べることが望ましいと言うことになります。老化スピードには個人差があります。その原因には長寿遺伝子が関係しています。
🔵長寿遺伝子を活性化させるには
Ⅰ.食事は腹八分目で摂取カロリーを抑える
1日の推定エネルギー必要量を25%減らすと長寿遺伝子が活性化することがわかっています。推定エネルギー必要量は性別や年齢によって異なりますが、男性1800kcal/日、女性1500kcal/日が目安になります。
腹八分目で摂取カロリーを減らし、長寿遺伝子が活性化しましょう。
Ⅱ.食べる順番に気をつける
先ず、🍚ご飯を食べるでは血糖値が急上昇します。
食べる順番に意識した食生活を心がけましょう。
最初に食物繊維の多い野菜を食べて、タンパク質のある肉や魚を食べます。その後に炭水化物のご飯という順番で食べるようにしましょう。
過度な糖質制限や炭水化物ダイエットをするのではなく、栄養素を取り
込む順番を少し変えていくだけでも、血糖値の上昇を抑えることができます。よく嚙んでゆっくり食べることで、食べ過ぎの防止・消化促進・活性酸素の発生を減らせる効果があります。
Ⅲ.アンチエイジングには「抗酸化作用」がある栄養素を意識
抗酸化作用のある栄養素は、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類、ミネラル類が挙げられます。
・ビタミンC ➡ 緑黄色野菜(🫑パプリカ・パセリ・🥦ブロッコリー・青菜類)、フルーツ(🥝キウイフルーツ・いちご・🍋かんきつ類)。
・ビタミンE ➡ 植物油(ひまわり油・やし油・べに花油)、種実類(ごま・アーモンド・🥜ピーナッツなど)。
緑黄色野菜を炒めて食べると、他のビタミンも同時に摂れて効果的です。
・ポリフェノール類 ➡ プルーン・🍎りんご・🍷赤ワイン・コーヒー・
🍵緑茶・紅茶など。
・ミネラル類 ➡ 海藻類(わかめ・のり・昆布)、魚介類(🦐桜えび・うるめいわし)、納豆など。