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顔面骨密度とは❓老け顔と骨密度の関係 & 対策

 加齢と共に全身の🦴骨量は低下してきます。40~70歳の女性を対象に
骨密度を測定し、骨粗しょう症検診を行なう自治体もあります。
 骨量は20代が最も多く、40代半ば頃から減少。女性の場合は更年期によるエストロゲン分泌の減少も重なり、骨の老化を加速させます。
 「骨粗しょう症」と言うと腰椎や大腿部といった体を支える大きな骨への
影響を思い浮かべる方が多いと思いますが、それよりも先に頭蓋骨や顔面骨が加齢と共に減っていきます頭蓋骨や顔面骨は、腰椎や大腿骨よりも骨量減少の影響を受けやすいのです
 私たちの体は骨があって、そこに💪筋肉がつき、その上に皮膚があり、
🦴骨が土台です。40代の頭蓋骨は約650gですが、70代になると約280g
と言われています。
 頭蓋骨や顔面骨が減ると顔やせが進行して「老け顔」になってしまい
ます。骨量や骨密度の減少は、見た目年齢に大きな影響を与えることに
なります。   
 顔面骨と腰椎の骨密度を比較したアメリカの研究では、顔面骨の骨密度
の減少率は腰椎よりも10%も大きく、骨密度が低下し始める年齢で比較すると腰椎は61 歳以上なのに対し、顔面骨はより早い41~60歳で低下し始める
と報告されています。
 また2012年の報告で、年代別に腰椎と顔面骨の骨密度を比較したところ、顔面骨は男性で平均29.9歳、女性で平均27歳という若い年代でも骨密度減少に伴う骨萎縮が起きているとされています。
 顔の骨密度、「顔面骨密度」の低下は、早くから影響を受けるのです。「顔面骨密度」低下により、顔の土台全体が縮み、目や鼻のくぼみが
広がり、頭蓋骨と皮膚をつないでいる靭帯が緩んで顔のたるみとなります
。 
「骨密度が低い方」は老けて見え、「骨密度が高い方」は若く見えるとことになります。

🟢骨は生涯にわたって新陳代謝(骨代謝)をしており、若い時には3~4年で新しいものに生まれ変わります。高齢になると5~10年位かかりますが、骨の作り変えは行われています
 これ以上骨密度を低下させず、骨の代謝を促す生活(食事、運動、行動習慣)が欠かせません。
🔹対策Ⅰ ➡ カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど骨の形成に役立つ栄養素を積極的に摂る。カルシウムとビタミンDを同時に取ることで、カルシウム吸収率がよくなります。
 カルシウムは1日当り650㎎摂るように推奨🔖されています。
牛乳🥛コップ1杯には約200㎎摂取でき、牛乳にはカルシウムの吸収を助けてくれるタンパク質(カゼインホスホペプチド)が含まれています。
 カルシウムを多く含む食品:🐟魚や海藻類、緑黄色野菜、牛乳・乳製品
 (🔖日本人の食事摂取基準2020年版 カルシウム推奨量➡ 18~69歳女性 :650mg、30~74歳男性:700mg)
不足するとしてカルシウムサプリメントを利用する場合には、定期的に購入することになることから、①厚労省が定める一定基準を満たしたもの(栄養機能食品表示)、②継続出来る価格のものが良いと思います。

🔹対策Ⅱ ➡ 日常生活の中で、🏃‍♂️適度な運動をする。骨は衝撃を与えられることで骨細胞が活性化され、強い骨に生まれ変わっていきます。
骨を強くするためには、運動も不可欠です。
 ウォーキングやジョギングや縄跳び、ダンスなどジャンプの動きがある
運動は、骨に適度な負荷により骨代謝が促されます。散歩レベルでも良い
ので身体を動かす様にしましょう。

🔹対策Ⅲ ➡ 適度な日光浴🌤️
紫外線を浴びることで、体内でビタミンDが作られます。
ビタミンDは、食物からのカルシウム吸収を助け、血液中のカルシウム濃度を一定の濃度に保つ働きがあり、骨格の維持に役立ちます。
 日焼けによるシミ・そばかすを気にして、できるだけ浴びないようにしていると、それこそが骨を弱くしてしまう原因になります。
 日光浴といっても夏なら日陰で15分、冬場は30~40分程度で
そこまで時間が取れない方は朝起きて太陽を浴びる、ベランダで日光浴するだけでも違います。
 ビタミンDを多く含む食品:鮭や秋刀魚、ウナギ、🍄‍🟫きのこ類など。

🔹その他
・ビタミンKを摂る ➡ 吸収されたカルシウムを骨に取り込むのを助けます。骨の健康に不可欠なビタミンで、ほうれんそうなどの緑色の濃い野菜や納豆に特に多く含まれます。
  納豆・🥩肉類・🥚鶏卵・乳製品(🥛牛乳、チーズ、ヨーグルト)
・イソフラボンを摂る ➡ 大豆に含まれ骨芽細胞を活発にするエストロゲンと同様な働きをします。
 納豆・豆腐・豆乳・おから・きなこ

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