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やってはいけないビジネス②❗️

さ〜、本日はやってはいけないビジネス②という事で紹介いたします。
私は今から25年〜30年前に白タクというものを知りました。
それはバブルが弾けてまもない時代でした。
当時大阪で年末の12月に会社の同僚らと飲みに行った帰りのことでした。
大阪では一番賑わっていた道頓堀です。
電車も無くなりタクシーを乗ろうという事になりタクシー乗り場にいきました。
えっ〜、なんという行列でしょう?ちょっと目を疑いました。


まさに50人以上が御堂筋に溢れていたのです!しかも万札を降りながらです。え~、おかしいやろ!!それでもタクシーは止まってくれません。こんな列に何時間待たされるのか?って、明日仕事やのに!こうして待つこと1時間。後ろから声が聞こえてきたのです。『堺方面、千里中央方面の方はこっちが空いてますよ。』って。え~何?そうすると白いワンボックスカーが来て5、6人が乗っていくではありませんか。そうなんです、彼らが後ろからこっそり声をかけて北方面や南方面そして、西、東方面と次々に5.6人づつ乗せていくのです。これが白タクの正体か?っと思いました。時間は夜中の3時!やっべ〜!って。しかも一律五千円!
俺もとりあえず乗る事にしました。中はぎゅうぎゅうでショック!
今、考えてみたら、そのまま喫茶店とかで時間潰して朝帰りしても良かったじゃん。って思います。
だって一人一人近い人から下ろしていくので家に着いた頃には朝の5時を回っていました。これもショック!


それで私も思い知り合いからワンボックスカーを借りて週末だけ借りて
いざ道頓堀へ!俺も彼らと同じ様に、後ろから声をかけていきました。
ところがそこで、奴らがやってきて『何しとるんや!』って怒鳴ってきたのです。
『ここは俺らの縄張りや!お前らどこの組のもんや!』って脅しにきました。
なるほ、この世界にも縄張りがあることを知りました。
しばらくして彼らがいなくなったことを確認し、後ろから声を掛けていきました。
私は東方面はある程度道を知っていましたので東方面の人に声を掛けて行きました。その当時は当然ナビもないので地図を屈指して悪戦苦闘しながら無事に全員送ることが出来ました。〜っあーしんど!と思いましたが、それ以上に驚いたのが、一回載せて3万円か!っと思うとラッキーかな!って思いました。
それを機に毎週週末は白タクをするため道頓堀に足を運ぶ様になりました。
一回約3万円なので4.5回往復すると14.5万円稼げる事がわかりましたが
少し怖さもありました。それはチンピラという存在と自分に対しての罪悪感でした。
道頓堀の中の方に行ってみると酔って車を運転しようとしている人が数人いるところを目撃しました。ここで私は思ったのです。
そっか、そういう人もいるのか?っと。

私はそこでそこの運転代行には二種免許が必要だという事を聞かされたのです。
しかし、もし事故や人を傷つけた場合などを考えると当然だ!っと思いました。
そして平日も利用して教習所に通うよになりました。
よし、これを取って俺も事業主になれると思っていました。
そして見事免許を取り、いざ南へ出陣!!
しかしこの運転代行も当然許可を取り行ったのですが、ここでも道頓堀に行くと
チンピラみたいな奴がいて中々思うように声を掛けれません。
ようやく奴らが去り、声を掛けれる様になり声を掛けました。


当然ですが運転代行を依頼してくるのは外車が多いです。
ですので左ハンドルのミッションです。ええーっって当たり前か!!
慣れない左ハンドルにミッション、しかし少し走れば感覚が掴んでこれました。
それにしても座席が低い!これもスポーツカーの特徴か!などなど思い、いざ
高速へ。ええっへー、速い速い速すぎる‼️
まさしく「感動」でした。
しかしそれと共に思ったのが「キズを付けたらどうしよう」と言うものでした。
そしていっている間に家に到着。で車庫入れです。
慣れない左ハンドルに車体の低さ、そしてミッションです。さすがに感覚が慣れず戸惑いましたが、何とか無事に車庫入れ成功。

これは運転代行の料金表です。
これが一般的な料金です。
まー、今だったら駐車場に入れて翌日に取りにいったほうが料金的にもいいでしょう。しかし彼ら高級車を乗っている人は、そういう考え方をしません。
一刻でも早く家に帰りたいのです。
それが我々庶民と違うところでもあるのです。
私はこのうんてんだいこうの仕事を他の人も入れて5人くらいでするようになりました。
しかし、やはり恐れていたことが現実となりました。
それが『事故』です。
この時は当てられた事故だったので良かったですが、反対に当てていたら。
と思うと、体が震えました。
しかし仲間の一人が壁にぶつけてしまいました。
当然その損害は4,5百万円かかりました。

今、考えるとこれくらいで済んで良かったと思います。
その仲間もだいぶ凹んでいました。
そういった事も考え、これはリスクが大き過ぎると考えこの運行管理の仕事を断念しました。しかしリスクはこれだけではありません。
時間帯が深夜という事、そして殆どが高級車という事や時間帯で一つの仕事を終わって現場に戻った頃には深夜4時を回っている状態です。
ですから次にお客さんが運転代行を頼まない!
っというケースが多く深夜4時以降は仕事にならないことが多くありました。
という事は時間帯から見ても仕事が出来るのは深夜1時〜4時までで勝負をかけないといけないという事です。
そこで乗せていけるのが、せいぜい一回とか二回です。
まさに商売上がったり!です。



そこで考えるのが個人タクシーというものでした。
しかし、ここにも多くの難問があるのです。
それは、まずタクシー経験者で10年間無事故、無違反そして個人タクシーになるための試験、それと運行管理というのが必要になってくるのです。
それと、もし個人タクシーになれたとしても繁華街周辺では個人タクシー同士の縄張りとお客さんとの交渉があるのです。なんじゃそれ〜って言いたくなります。

これはタクシーの一般的な料金表です。
高い、安いは別として、皆さんもタクシーに乗った時思いませんでしたか?
赤信号で止まっているのにガシャんといって料金が上がっているのです。ショック!これが何故そうなるかというとタクシーの料金は時間とメーターで決まるからです。ですからよくあるのには、道を間違えるとか、黄色信号で止まると!
なんでや!って怒ってくるのです。
当然道を間違えるのは運転手が悪いと思うのですが、黄色信号で止まる事は文句が言えません。まー、当然ですが。


『 まとめ 』運転代行やタクシーは特にリスクが大きいという事です。
個人タクシーでは出来ませんが、運転代行を事業としてやるにもリスクが大きいだけではありません。
もうけられる時間帯が少ないという事です。その時間帯が深夜の1時〜4時です。
ここでせいぜい儲けられても知れているでしょう!?
というのが答えだし、事故した時の損失が圧倒的に不利なことです。
日本はこれからは観光と言ってますが、どのくらい外国人が戻ってくるでしょう?
それと自動運転の技術、または料金的な面でしょうか。
ま〜、いずれにせよこの業界には夢がない!ということになります。
人を乗せる、物を運ぶといった運転する人材は今後自動化で無くなる物だし
なくならないといけないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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