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メリット25個以上!?心、体、美容、健康……etc よく嚙むことの破壊力の大きさ

現代人はSNSの発達やスマホの普及で、
注意力散漫になりやすくなったと言われていたり、

うつ病者、自殺者の増加、不登校の増加……。

社会のシステムに疑問を抱くようになった……という要因も
あるとは思うのですが、

個人的には、「一回の食事で噛む回数が減った」ことも、
それらの減少を底上げしてしまっているのではないか?

と考えています。

最近の子供は歯の治療がしやすい?

さて唐突ですが、
最近の歯医者さんは、ひと昔前(昭和あたり)
と比べ、
子どもの歯の治療がやりやすくなったそうです。


それはなぜかというと、
「唾液の分泌量が減ったから」。

歯を削ったりする時に、
水分や唾液を細い管みたいなもので吸いながら、
口の中がひたひたにならないようにしているのですが、

最近の子供たちは唾液の分泌量が少ない

治療は楽でいいのですが、
唾液には

  1. 食材を噛みやすくまとめる

  2. 水分に溶かし飲み込みやすくする

  3. 口の中を洗う

  4. でんぷんの分解、発がん性物質を抑える

  5. 歯や粘膜の保護

  6. 緩衝作用(衝撃を抑える)

  7. 抗菌、殺菌、免疫としての作用

  8. 歯の再石灰化作用(虫歯や歯周病の予防)

などといった8つの役割があるため、
唾液の分泌量が減ったことに対して、心配しているそうです。

唾液の役目

そして、唾液の分泌量が減ったということは、

  • 唾液は良く噛むほど出る
    →現代人の噛む回数が減っている

  • 口の中が乾燥している
    →口呼吸の子が増えている

ということになります。

これは子供のことについて話していますが、
野菜ジュースやプロテイン、カロリーメイトやゼリーなど、
噛む回数が少なくとも栄養が取れるものがあったり、

ファストフード、インスタント、早食い……。
時間に追われ、回数多く噛むことを意識する方は
子ども大人含め、
だいぶ減ったように思います。

朝ご飯を食べることの大事さや、良く噛むことの大事さは
学校でも習った人は多いと思うのですが、

改めて

  • 時間をかけて(20分~30分が理想)

  • 回数多く嚙む

ことの大事さを提唱することが大事に思います。

回数多く噛むことには大きく分けて8つ、
細かく見て30以上のメリットがあり、
美容や成績アップにつながるような嬉しいものもあります。

このメリットも見ていきましょう。


回数多く嚙むことの32個のメリット一覧


1「ひ」肥満防止

 回数多く噛む
→脳が「たくさん食べれている」と勘違いしてくれる
  少ない食事で満腹感を得る
  ➡・食費が抑えられる(9)
   ・無理のないダイエットに

2「み」味覚の発達


  食材本来の味を楽しめる
  ➡・味覚の発達
   ・唾液の「アミラーゼ」→でんぷんをブドウ糖に分解
    ➡・いつものお米、パンがより甘く感じられる(12)
     ・薄味で薄味で満足できる
    →ソースやマヨネーズなどの調味料も抑えられる
     (ダイエットにもつながる、洗い物も楽に)(10)
   ・味わう癖がつく
    →幸福感up、感謝して食事できるようになる(11)

3「こ」言葉の発達


  表情筋の発達
  ➡・小顔効果(13)
   ・シワの改善、予防(14)
   ・表情豊かに(15)
   ・言葉の発音がはっきりする
   ・口周りも鍛えられていびきの予防になる(16)
    →睡眠の質の改善

  ➡すべての相乗効果で、
   ・思いっきり会話を楽しめる(17)
   ・幸福感up

4「の」脳の発達


  こめかみ付近の筋の活用
   ➡脳への血流増加
    →・集中力(18)
     ・認知力(19)
     ・記憶力(20)
     ・判断力(21)
     ・反射神経(22)
          の向上
     ➡・IQ上昇(23)
      ・認知症、ボケ予防(24)
      ・成績アップ(25)


5「は」歯の病気予防


  
しっかり噛む→唾液量の増加
   ➡・虫歯、歯周病予防
    ・口臭予防
    ・免疫力up(唾液の殺菌効果)(26)


6「が」がん予防


  唾液の「ペルオキシダーゼ」
   →・発がん性物質の抑制

 

7「い」胃腸の働きの改善


 よく嚙み砕いて飲みこむ
  ➡胃腸への負担⤵
   ・胃もたれ防止
   ・食後の眠気減少
   ・余分に消化に使っていたエネルギーを
     脳や体に回せる
  
  ・血糖値がゆっくりあがる
    ➡・冷え性予防(27)
     ・眠気予防(28)

  ・交感神経から副交感神経へゆっくり切り替わる
    ➡・疲労感の減少(29)
     ・睡眠の質の向上


8「ぜ」全身の体力向上

  ・噛む力(咬合力)が上がる
  →咬合力と身体能力は比例する
  脳機能のアップや今までのメリットの相乗効果
   ➡・運動神経活性化(30)
    ・体力、活力の増加(31)(疲れにくく、取れやすく)

  しっかり我慢強く、回数多く噛む
   ➡・忍耐力を養う(32)
    ・習慣化する力も養える(33)

毎日の食事が、
2週間ぶりに食べた食事なみに美味しく、
感謝して食べれて、
そのうえで30個以上のメリットの恩恵を受けられたら最高ですよね。


補足、唾液の殺菌効果

「虫歯予防はまだ分かっても、なんで免疫アップになるんだ?」

と思った方もいるかもしれないですが、

それは唾液が強力な殺菌能力を持っ故です。


たとえば、「口の中の傷は回復が早い」と思ったことはありませんか?

じつはそれも唾液のおかげです。

我々はケガをしたら、何かしらの処置を施すか、病院に行きますね。

転んですりむくくらいなら絆創膏をはるか、
大きさによっては放置しても治りますよね。


しかし、骨まで達する傷ができたら、
骨が見えるレベルの傷ができたら……、

よっぽど特殊な事情でもないかぎり医者に行くと思います。
(傷口に菌やうじが入るのを防止する、出血を止めるため)

しかし、「歯が抜ける」というのは実は、
骨まで達する傷ができることです。

歯医者さんで消毒してもらうことはあっても、
ほとんどが、放置していても全然問題なく
血が止まります。

それだけ唾液は殺菌効果が高いということです。

つまり、良く噛む→消毒効果も高まる……ということになります。



よく噛むことの注意点

”より回数多く”噛むのであって、”力任せに噛む”のではない


「よーし、そんなにメリットがあるってんなら、
いっちょ気合い入れて噛んでやるぜー!!!」

という方、ちょっとお待ちください。

あくまでもここで言う”良く噛む” は、
”回数多く噛む” ことですので、そこだけ気をつけてください。

あまりに噛む力が強すぎると歯が削れたりと、
逆効果になることもございますので、気をつけてください。

いくら体によくても、極端なやり方だと逆効果


「の」の部分でも書きましたが、

いくら良く噛むことが体に良いとて、

「一日中噛み続ける」のような極端な方法だと、

かえってアゴを痛めたり、歯が削れたししますので、

やり方には気を付ける必要があります。

回数多く嚙める食べ物選び

食物繊維(野菜)を多くしてみよう


どうしても柔らかい食材ばかりだと、たくさん噛むのは大変です。

そんな時は、食材を工夫すると良いです。

野菜は野菜でも、生野菜ならば噛む回数はその分増えますし、
ごぼうやれんこんといった、噛み応えのある食材を選ぶと良いですね。


特におススメなのは雑穀玄米です。

白米と比べて栄養も多いのに加えて、
しっかり食べ応えがあります。

GABAも含まれていますので、睡眠の質の改善にもよいです。

ただ、私の家族は玄米はあまり好きではないようなのですが、
雑穀を加えるととても食べやすそうにしていました。

ただ純粋な玄米が苦手という方は、ぜひ雑穀玄米を試してみてください。


具材を大きめに切ろう

具材を大きめに切れば、その分噛む回数は増えます。


よく噛むための食べ方

「ありがとうございます」を三回唱えて30回噛む

ちょうど「ありがとうございます」を唱えると
10回になります。

心で唱えながら噛むと、30回がとても分かりやすいです。


口の中に食べ物がある間は水分を取らない
(水分で流し込まない)

早食いの人に多いのが、食事しながら水分で流し込むパターン。

これだと、

  • 回数多く噛む前に呑み込めてしまう
    →噛む回数の減少

  • 水分が唾液の代替となるため、
    唾液の分泌量が減ってしまう

といったことが起きてしまいます。

なので、
「口の中に食べ物がある間は水分を取らない」
ことを意識していくと、回数多く噛みやすいです。


時間に余裕を持って食べる


どうしても時間に追われる、気持ちに焦りがあると
早食いになってしまうものです。

実際忙しければ、余裕を持ってご飯を食べるのも難しいものですが、

ゆっくりとした食事は、

  • 交感神経からゆっくり副交感神経に変わる
    →疲れにくくなる

  • 生きている という実感

  • 心に余裕ができる

といったメリットもありますので、

何かしらの工夫をしてでも時間を作って、
ゆっくり食事をするのはアリだと思います。

心が休まる食事の時間がたった20分あるだけでも、
大きな余力になっていきます。

暇な時間はあるのでなく、作るものです。

朝いつもより10分早起きしてみたり、
ながら食べをやめるだけでも、違うかもしれません。


”ながら食べ”をできるだけ控える

先程もちらっと書きましたが、

何かを読みながら、スマホをみながら、作業をしながらだと、
どうしてもそちらに注意が向くので、噛む回数も少なくなりがちです。

作業は3時間を一度にやるより、
55分ごとに5分立ち上がってぶらぶらする時間を取り入れるだけでも、
少し休みを取り入れた方がかえってパフォーマンスは高くなります。

食事の時間は”休憩”と割り切って、
作業やスマホを我慢してみるのもアリだと思います。

一番おススメの「一二三食べ」という食べ方

「一口あたり30回噛むと良い」

と良く言われると思うのですが、
個人的にもっとおススメなのが、

一二三食べ」という食べ方です。


  • 一口47回噛む

  • 一二三祝詞を心で唱えながら噛む

といった食べ方になります。

(より手間はかかるので、
一口30回噛むことに慣れてきたらでいいと思います。)

気になった方は是非是非調べてみてください。

一二三祝詞についてはこちらのブログで解説しています。


回数多く噛むことを習慣づけて、
心も体も養おう


少しの意識とひと手間で、さまざまな健康効果が得られるのが
今回紹介した「一口30回以上噛むこと」です。

ぜひ実践してみてください!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!


それでは良い一日を!
弥栄!

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