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「学校の中の発達障害」本田秀夫

4.5/5      その178

発達障害をもち、生きにくい思いをしている子供達がいる。
「学校とは社会に出るための土台作りをする場である」。
そして「学力とは自発的に学ぶ力である」と言う。
その為にモチベーションが不可欠である。
学校はこれらの役割をすべての子供達に約束しなくてはいけない。
集団生活といえども一人一人を大切にするには、いまある基準、規範が適切なのか、必要なのかを常に検討しなくてはいけない。
どうでもいいきまりはないのか。
本当にその子のことをわかっているのか。
なぜ、登校を渋るのか。
なぜ、逃げ出すのか。
なぜ暴れるのか。
それを大人の、これまでの、基準で判断し、対処していいのか。
「共生社会とは相性最悪な人たちがお互いリスペクトする社会である」と言う。
そういう意識をもって子ども一人一人を見つめ、学校を作っていかなくてはいけない。
様々な具体的対処も含めて、学校の先生、特に若い先生にお勧めの一冊。

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