教えてくれれば言うこと聞くのに 昔話01
父さんと妹でバス通り沿いにある近所の床屋さんへ行ったときのこと。
一番古い床屋の記憶。
2歳下の妹が一人で椅子に座って髪を切っていたので、多分妹は3歳。するとモーちゃんは5歳となる。その床屋さん、小学生の時には質屋になっていたので年代はそのくらいのはず。
床屋の大きな椅子の上に子供用の椅子をつけられて座る。
目の前には大きな鏡。
自分が大きく映っているのが面白くていろいろな動きをしてみる。
その都度鏡は完璧にモーちゃんの動きをなぞってくれる。
それが面白くて、いや暇なのが一番