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強い人事が強い会社を作る

こんにちは、しがサラです。

私は、人事職としてキャリアの道を歩んでいますが、永遠のテーマとして「強い会社を作る」ということを掲げています。

ここで言う【強い】とは、外的な環境にも影響されず、生産性高く、価値を生み出せることです。

この視点で人事の仕事をしていることは、前職も現職でも同じです。

日々、どうしたら会社はもっと良くなるか、と考えています。

そこで今日は、中小企業と大企業における人事の立ち位置とそこから考える、強い会社を作る方法を書いていきます。

ご興味ある方は、どうぞ最後までお付き合いいただければと思います。


大企業人事はトップダウン的

大手企業においては、人事のあり方は往々にしてトップダウン的なアプローチを採用しています。

経営陣が方針を決定し、それが下層部門に徹底的に伝達されることで、全体の統一感が生まれやすくなります。

ただし、この情報伝達のプロセスには歪みが生じる可能性があり、従業員の理解不足やモチベーション低下が懸念されます。

このため、効果的なコミュニケーション戦略の必要性が高まっています。

懸念点に対する、具体的な打ち手は以下の通りです。

(打ち手)
・定期的なオープンなコミュニケーションチャネルを設ける
・定例会議やフィードバックセッションを通じて、従業員の質問や疑念に対応し、透明性を確保する
・トレーニングプログラムを通じて従業員のスキル向上を促進し、モチベーションを向上させる

大手企業では、いわゆるインナーコミュニケーションをいかに上手くやるかがポイントです。

中小企業は馴れ合ってしまう

一方で、中小企業の人事は、組織の規模が小さいために馴れ合いや個人的な関係が際立つことがあります。

これは、コミュニケーションの取りやすさや柔軟性が中小企業の強みである反面、プロフェッショナリズムの欠如や組織の成熟度の低さにつながるリスクがあります。

私もこれは前職で苦労しました。

普段からお世話になっている先輩や上司からの頼み事を聞きたくなる気持ちと、そこはミュートにした状態で会社としてやらなければならない板挟みがありました。

人間ですから、なかなか割り切れないものもありました。

中小企業においては、バランスを取りつつ、信頼と尊重を基にした人事戦略の構築が求められます。
ある意味、中小企業での人事は大企業人事より難易度が高いです。

特に個人的な関係性で人事の仕事をしてしまうと、中小企業では終わります。
気を付けなければなりません。

双方で大切なところ

大手企業も中小企業も、どちらも最も重要なのは従業員の発展と幸福感を中心に据えることです。

とにかく、人事は従業員の方を向くことです。

従業員が成長し、働きがいを感じる環境が整備されれば、企業は自ずと強固な地位を築くことができます。

トレーニングプログラムやキャリアパスの提供、働きやすい環境づくりが、企業の未来を切り拓く鍵となります。

大手でも中小でも、人材の育成とワークライフバランスの重視が、企業の持続的な成功につながります。


大企業人事と中小企業人事はそれぞれで立ち位置が違う半面、やりがいも異なってきます。

しかし、会社を強くするベースには【従業員目線】という共通の思想を持たなければなりません。

その手段として、コミュニケーションの可視化やトレーニングプログラムがあります。

それらはあくまで、手段です。

ぜひ、強い人事を作って強い会社を作りたいものです。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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