「エルマーのぼうけん展」へ行きました
立川のPLAY! MUSEUMにて、7月15日より始まった「エルマーのぼうけん展」に行ってきました。
のらねこから、どうぶつ島にとらわれたりゅうの子の話を聞いた男の子エルマーは、りゅうを助けに行く冒険の旅に出ます。
『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16匹のりゅう』の3冊は、時代を越えて愛され続ける児童文学の傑作です。
今回、数多くの貴重な原画や資料が、日本で初めて公開されました。
今回の展覧会で面白いのは、エルマーの冒険を体験できるような展示になっていることです。
まずは、のらねこに見送られて船出する場面からスタート。
動物たちの声が聞こえてきたりして、気分を盛り上げてくれます。
物語の中では、エルマーがワニに棒つきキャンディをあげながら、背中の上を歩いていって、川を渡りました。
ちなみに、写真奥に微かに見えている、床の上のオレンジ色のものは、エルマーが食べたみかんの皮(笑)
物語の始まりは、
とあり、エルマーの息子が語っている設定なんです。
でも、2作目からはすっかりその設定が忘れられて、息子の存在は消え失せてるんですけどね(笑)
今回の展示でいいなと思ったのは、お話に合わせて、さりげなく飾りがつけられていること。
他にも、棒つきキャンディやチューインガムまで。
お洒落な遊び心が楽しいです。
作者、ルース·S·ガネットさんに関する展示もありました。
新聞社に務めていたガネットさんのお父さんは、絵本『100まんびきのねこ』の作者、ワンダ·ガアグと仲よしだったそうで、遊びに来た時に、ガネットさんが話した物語を書きとめて、挿絵をつけてくれたのだそう。
そのワンダ·ガアグの友だちと、お父さんは再婚したのですが、それがガネットさんと同じ名前で、絵を描く仕事をしていたルースさん。
後に、『エルマーのぼうけん』の挿絵を描くことになります。
ダミー本の展示などもあって、どのように本が作られていったのか、過程が見られる貴重な体験となりました。
また「ぼうけん図書館」として、様々な方がお気に入りの冒険本を紹介。
手に取って読めるようになっているコーナーもありました。
例えば…
展覧会の後はショップへ。
可愛いグッズがたくさんあって、迷います。
ぬいぐるみは、ぶら下げられるようになっていて、飛んでいる姿勢で飾れますよ。
ポストカードも数枚買ってしまいました。
あぁ、幸せな散財。
そして、もう一つのお楽しみはPLAY CAFEでのランチ。
私の中では、すっかり展覧会とセットになって定番化しています。
今回チョイスしたのは…
ちなみにハヤシソースは甘めの味つけ、ライスは味つけなしの白いごはん。
ナゲットが添えられていました。
隣の席に座っていた男子ふたり組。
片方の男子が嬉しそうに豪華なボリスのデザートプレートを食べていて、もう一人に「満足か?」と言われていました(笑)
お茶の時間だったら、私もこれ食べてたなぁ。
最後に…
今回の展覧会をきっかけに、久しぶりに3冊を読み返してみました。
すっかり忘れていたところもあり、新鮮な気持ちで楽しめました。
なにより、自分が生まれる前に出版されたとは思えないくらい、今読んでも生き生きとして、古臭さを感じさせない、ワクワクをくれる冒険物語です。
時代が変わっても、子どもたちに喜ばれ読み続けられる本は、本物の名作ですね。
大人になってから読み返すと、子どもの時には気づかなかったことを発見したり、違う感情を抱いたりして、新たな世界が広がりますよ。
皆さんもよかったら、エルマーといっしょに冒険してみませんか?
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