歯並びを悪くする生活習慣
こんにちは
元歯科医の亀升です
自分の歯の矯正に失敗した後悔から
治る歯科医療の普及に取り組んでいます
子育て中のお母様方が見てくださっているので、お子さんの歯並びを悪くしないために気を付けることをお伝えしようと思います
指しゃぶりや口呼吸がいけないことはよく知られていますが、それ以外にも日常で誰もが何気なくしていて、特に悪いとも思われていない生活習慣があります
寝ているときの姿勢です
歯が埋まっている骨は外側は硬いのですが、内側はスポンジのようにスカスカして柔らかです
持続的な力が働くと、歯は動くようになっていて
それを応用したのが歯の矯正治療ですが、
寝ているときに顔を枕に押しつけるくらいでも、矯正力として働いてしまいます
同じ姿勢で寝ることが習慣化されると、歯並びは悪くなってしまうのです
それが良くないことだと気付かずに、改めないまま歯の矯正治療をうけると
スムーズに歯が動いてくれず、治療期間が長引いたり、治療が終わった後に再び歯が動いて元の悪い状態に戻ってしまうこともあります
寝ているときの姿勢は自分ではなかなか自覚しにくいので、同居するご家族が気付いたら姿勢を直してあげるようにすることをおすすめします
うつ伏せになって、枕にアゴをのせてゲームを長時間するような姿勢も
良くないです
下アゴに持続的な力が加わると、下アゴが後ろに押し込まれてしまいます
上アゴと下アゴがずれてしまい、まるで出っ歯のような状態になってしまうのです
歯並びが悪くなるだけでなく、下アゴまで歪むと治療の難易度は
グッと上がってしまいます
これと同じことをかつて私もしてしまいました…
悪くならないようにすることが何より大切です
そして、矯正治療で高いお金と労力をつぎ込み、辛い思いに耐えても
良くない生活習慣を続けているとせっかくの治療が台無しになります
大げさなんじゃないの?
と半信半疑かもしれませんが、
後悔しないために、
健康で生き生きとした人生を歩めるように、
ちょっとした生活習慣に気を付けてみてください
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました
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