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TPOの概念の活用はなにもビジネスマナーだけに限ったことではない

TPOとは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)それぞれの頭文字をからできた和製英語で、よくビジネスマナー研修やビジネスマナーに関する書籍等でお目にかかる、社会人としておさえておくべき(おくとよい)概念の一つですよね。

具体的な行動へと置き換えた場合は
『社会人として、時と場所・場面に合わせた行動や言動を取りなさい(取るべきか)』
ということかと思います。

この
TPOの概念の活用って、何もビジネスマナーだけに限ったことではない
と思います。
さらに言えばビジネスだけではなく、プライベートでも活用できる優れものじゃないのかな?とも感じております。

理由としてTPOは
●●●として、時と場所・場面に合わせた行動や言動を取りなさい
と教えてくれているわけで、これは
自分の行動や言動を客観的にみる
ために非常に優れた概念なのではないのか?と思います。

さらに、●●●としての部分を、目標や目的に置き換えることで
より正確にPDCAをサイクルさせる
ことができるツールとなるのではないのかとも思っております。

ではなぜ、自分の行動や言動を客観的にみれるのか?について私なりに考えてみたところ、それは
●●としての部分がキーであると思います。

例えば、あたなはあるチームのリーダーで、本来であれば本日中にある商品を納品しなければなりませんが、ある理由で遅れています。この時あなたはどう行動しますか?

といった状況で、TPOがしっかりしている場合には、
このチーム(場所)のリーダーとして(●●として)、納期が遅れている(場面・場合)状況で今(時)どのような行動を取るべきか?そしてどのような指示をするべきか?
と細分化しリーダーとして行動すると思います。

逆にTPOがぶれている状態では、どうしても納期が遅れている(場面・場合)を優先的に捉えてしまい、今(時)すべきことを、自分だけの考えで解決方法を見つけようといった行動をとってしまいがちになります。※リーダーとして(●●として)が抜けているといった状態。
これではリーダーとしてチームを動かすことができず、役割を十分に果たせないでしょう。

本来、チームリーダーの立場でこのような状況下には、チームメンバーの力をフル活かせる解決策とメンバーの意見を募り、短時間でそれらをまとめたうえで、納期が遅れている問題を解決に対し、最大の効果を得られる手段は何があるのか?を考え行動すべきではないでしょうか。

しかし、この問題(場面・場合)が大きい場合には、問題にばかり意識が向いてしまい本来の役割をこなせていないといったケースは、普段から相応にあるのではないでしょうか。


また、TPOの概念は個人の目標達成にも活用できるものではないのかと思います。
活用方法としては、
●●●として、時と場所・場面に合わせた行動や言動を取りなさい』を『●●●するなら・したいなら(等)、時と場所・場面に合わせ行動や言動を取りなさい(変えなさい)』に置き換えます。

具体的には
禁煙を目標にしているなら『禁煙をするなら』に変換し、
『禁煙を目指すため、飲み会の席で喫煙をしたくなったらトイレに行って顔を洗う』や『禁煙を目指すため、仕事の昼休みでは食事後に昼寝をすることにする』等ですかね。

ちょっと無理やり感は否めないかもしれませんが、結局のところ目標の達成をするためには、
別の行動を習慣化するか、悪しき習慣を変えることが一番の近道
だと思います。
それには、『TPOを意識した行動』すなわち時と場所・場面にあわせた(て)行動がおこせる(変化させれる)ように、普段より考えておくことでしょう。

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