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トリツカレタワタシ

おはようございます。ちこです。
昨日、あたたかいイラストを描かれるnoterさん、あすずさんの記事を読んで、無性にある本をみたくなりました。
あすずさんの記事はこちら↓

自分の気持ちに正直になってチャレンジしてみたい

お金がかかることでも、時間は取り戻せないから、
やりたいことはどんどんチャレンジしてみる

あすずさんの記事より

あすずさんは、なつめももこさんの本を紹介しているんですが、私が読みたくなったのは全く別な本。
だけど、好きなことは諦めちゃいけない。続けていくことで見えてくるものがあるかもしれないよ、というメッセージは共通してるような気がして、今、私にはそれが必要なんだ!と思い、本棚から取り出したのが、『トリツカレ男』。


いしいしんじさんの世界観がたまらなく好き。明るいファンタジーというよりは、どことなく気味の悪さがあって(良い意味で)、どの作品も絵本を読んでいるような感覚に陥る。

さて、この本。
『トリツカレ男』というだけあって、主人公がいろんなことにハマっていくお話なんです。ハマるきっかけはよくわからない。お金儲けや自分の利益なんてものは微塵も考えてなくて、見たり聞いたりしたものに純粋に惹かれていく。
周りに何を言われても、自分を貫き通していく主人公が最初は「なんて変わった人なんだ…。生きにくそう」、と思っていたのですが、後半はがんばれ!と応援してしまう。
何度読んでも主人公の純真さに胸を打たれ、周りの人物から見た世界(別の視点)にも胸が熱くなって、この世界にトリツカレてしまう。

「なにかに本気でとりつかれるってことはさ、みんなが考えてるほど、ばかげたことじゃあないと思うよ」

「そりゃもちろん、だいたいが時間のむだ、物笑いのため、役立たずのごみでおわっちまうだろうけれど、でも、きみが本気でつづけるなら、いずれなにかちょっとしたことで、むくわれることはあるんだと思う」 

トリツカレ男より

私も今、「こんなことやっても…」「何してるんだろ、私」と思うこともあって。そんな時、いろんなnoterさんの記事にハッとさせられます。
自分が必要な言葉を、その時時々でnoteの中から見つけられる不思議。
あすずさんもその一人で、言葉も絵もすごく柔らかくて、まっすぐで、包み込まれるような感覚…。
もやもやを抱えているとお話しする記事もありましたが、私はあすずさんに元気をもらっています。それって、『本気で続けたことが報われている』ということなのかなって。

私が相手を見つける、ということは相手に見つけられるということで、私がもらえたということは、相手に与えることもできるはず。誰かが誰かを必要としている時は、お互いに必要としているということなのかな。
そう思えたら、私にも報われることがあるかもしれない(今までも報われることがあったしね)、これからも好きなことを続けて、挑戦していこうとまた前を向けました。


最後まで読んでくれてありがとうございます。
今日はこの曲でお別れです。大橋トリオさんの声癒されるなあ…。
noterのみなさん、いつもありがとうございます。スキもフォローもし忘れる時がありますが、見ています(それ、伝わらないやつ!)。

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